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 9-27 チャット会より(1);冒頭〜FOSS についてより続く。

 25年ほどに及ぶフリーソフトウェア運動は、直接的な成果物であるフリーなコンピュータプログラム群だけでなく、様々な副産物を積み上げてきた。それは一つには様々な人々が地理的隔絶を超えてオンラインで共同作業するための環境、語彙、手本、ノウハウであり、また別の面ではクリエイティブ・コモンズに影響し、あるいは学術分野におけるオープンアクセス運動を惹起した(参考:FOSSコミュニティによく似た、学術分野における「オープンアクセス運動」オープンアクセスとオープンソースを融合させたPublic Knowledge Project)。
 インターネットを利用して運動を発展させた例として様々な面から見るべきところがあるだろう。単に参考にするという程度にとどまらず、分野によってはもっと直接的な協力関係を築いた方が双方にとって利益になるというところもある。しかしそうした試みはまだあまりうまくいっていないようだ。双方に改善すべき面があるということは分かっている(参考:オープンソースソフトウェアが活動家たちに注目されない理由 - SourceForge.JP MagazineFOSSのサポータは消費者運動家となるべきなのか? - SourceForge.JP MagazineFOSSコミュニティーと身体障害者ユーザとの相互理解の必要性 - SourceForge.JP Magazine

 ところで、いまこうして記事を書くためにチャットのログを見返してみて思うのは、「話がかみ合っていないなあ…」ということだ。もちろんその時にもちょっとかみ合い方が悪いとは思ったが、それにしてもかみ合っていなかったという気がする。

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刊刻:2008-10-11T23:53JST
分類:共有 , 人性
執筆:Kodakana

 前掲『09-27 チャット会終了とログ公開のお知らせ』の通り、9月27日のチャット会は無事実行された。これから数回に分けて、同会での話題について取り上げていく。
 今回は、冒頭で語った FOSS の話題を中心に記す。

まず、FOSS の話題に入る前、冒頭の Kodakana の発言から;

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刊刻:2008-10-08T22:09JST
分類:共有 , 人性
執筆:Kodakana

fightback.exblog.jp に8月31日まで存在していたファイトバックの会のブログが破綻に至った経緯などについて、この9月に入ってから山口智美さんが精力的に記事を執筆しておられます。8月末時点での状況から私もひどく勘違いしていたところがあったかもしれませんが、それにしても「ちょっとありえないだろ」と思うような事実が出てきて驚かされております。また一連の記事の中でブログの閉鎖までのいきさつも一通り記述があったと思いますので、ここでは一般論的なことも交えつつ再度そのあたりの問題について考えてみます。

まず、基本的な認識として、ウェブページはウェブに公開されるとき、その発信者がここと定めた場所に置かれることによって、その URL がウェブ上においてその文書を意味付けする最初の文脈になります。

そして、ウェブページは複製されて読まれます。読者がウェブブラウザを操作してページを要求すれば、ウェブサーバから転送されたデータがクライアトマシンのワークメモリ上に複製されます。それと同時に、多くの場合でウェブブラウザが管理する一時的なキャッシュがローカルディスクに保存されます。また、Google のような検索サービスや、Web Archive などはウェブに閲覧可能な形で複製を保存します。サイトがフィードを配信している場合は、フィードリーダも記事の複製を保存します。

早合点しないでもらいたいのですが、「複製されて読まれる」のは新聞紙や雑誌・書籍などの印刷物も同じです。ただ、印刷物の場合、一度出版されて読者の手に渡った記事そのものを修正したり、そこに謝罪文を加えることは困難です。定期刊行物の新しい号に訂正を入れても、もとの記事はそのまま残ります。ウェブページの場合、記事そのものを訂正できるのは利点として捉えて欲しいと思います。

ところで、木簡や竹簡の時代に、文字の誤りを小刀で削って修正することを「刊謬」と言ったそうです。木簡は厚みの限り直すことができたように、ウェブページも「刊謬」することができます。かつて本を読むためにそれが置いてある場所へ出かけたのに似て、いま私たちはウェブページを読もうとする度に原本の新しい複製をそれが置いてあるサーバに要求します。書を著すということの在り方が時の流れの中で大きく一回りしたのかもしれません。

そこで、ブログに掲載した記事に問題があった場合の対処として、私が想定してきた「刊謬」の考え方を、以下にまとめてみます。

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刊刻:2008-09-25T02:50JST
分類:共有 , 人性
執筆:Kodakana
テレビ塔めがけて

いつもは開催中から記事の準備にかかる「ブログで見る〜」ですが、今回は Kodakana が現場に行っていたのと、月火とやや忙しかったため遅くなりました。だがしかしそんな事情も脇に置いてはりきっていってみようと思います。ブログで見る第12回レインボーマーチ札幌、ウェブも虹色に!

いや、正直言って現場に行ってしまったのでブログをあさる動機がなんぼか低くなっておりますが。しかし実際に行けるのは札幌くらいだし、現に行ってからまたいろんな人の見る目を借りるとちょっと感慨がありますね。運営の人、協力してくれた警察の人、歩いた皆さん、乙彼様でした。そしてありがとう! 来年はブロガーとしての名刺作って持って行こうかなあ。

関連リンク

今までのブログで見るレインボーマーチ札幌

刊刻:2008-09-17T23:56JST
分類:共有 , 人性
執筆:Kodakana

2008年9月14日、今年で12回目を迎えるレインボーマーチ札幌が行われました。天気は快晴、気温は24度前後で、北西よりの涼やかな風が吹き、日に当たるとやや暑いものの、街の中では建物の影に入ると爽やかで、歩きやすい午後でした。

行進の列は13時過ぎに大通公園西六丁目広場を出発しました。途中、信号機の都合で列が分断される場面もあったものの、全体的にはスタッフと警察の手際もよく、順調に進み、駅前通南一条付近での風船飛ばしを経て、予定より大分早く、14時5分頃に帰着しました。

私はほぼ全行程を沿道でパレードについて行きました。沿道では、「あれは何だろう」というような声を何度か聞きました。札幌中心部の歩道は地下鉄の入口や何らかの設置物、自転車などのために狭まっているところも多く、普通に歩いている人も少なくないため、沿道を行くのは注意を要するところもありました。最後の方で少しだけ、行進に混じって歩いてみました。列の中はとても安全な空間だったと思います。

行進後のプライド集会は、パレードが早く終わったため、予定を前倒しして14時50分頃から始められました。政界からは上田文雄札幌市長、紙智子参議院議員、山口たか社民党次期衆議院議員候補の三名が舞台に上がりました。実行委員会からの表彰、ブース出店者の挨拶などが行われ、16時過ぎに終了しました。

今回 Kodakana は、はてなハイクでレインボーマーチの模様を速報してみる実験を行いました。第12回レインボーマーチ札幌でひとこと - はてなハイクをご覧下さい。また、多くの写真をフォト蔵にてクリエイティブ・コモンズ(表示-継承)条件下で公開しています。第12回レインボーマーチ札幌 - 写真共有サイト「フォト蔵」をご利用下さい。今回初めてレインボーマーチを実際に見て、なんだかいいもんだな〜と思いました。みなさん乙彼様でした。愛してます!

刊刻:2008-09-14T23:22JST
分類:共有 , 人性
執筆:Kodakana

([修正:2008-09-07]この記事の初版のファイトバックの会のブログのキャッシュへリンクした部分について、問題の再生産に繋がるおそれがあるという指摘があり、該当部分を削除するとともに、記事の意図を明確にするために加筆・修正を行い再構成しました。ご指摘に感謝するとともに、ご迷惑をおかけした方へお詫び申し上げます)

ファイトバックの会ブログ・享年三歳(<本名ファイトバックの会(館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会)>=http://fightback.exblog.jp/)8月31日、内部分裂のため終了。同ブログは7月21日付の記事を最後にしばらく更新が行われていなかったが、『ファイトバックの会「分裂」状態の原因をつくった「ニュー世話人会ML」事件の顛末 - ふぇみにすとの論考』、『ファイトバックの会からの反発 - *minx* [macska dot org in exile]』などが伝えるところによると、同ブログに掲載された事実誤認に基づく記事への対応で揉め、慣性の法則で存続していたが、8月30日付で『ブログ閉鎖のお知らせ』が掲載され(参考:はてなブックマーク - ファイトバックの会(館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会) : ブログ閉鎖のお知らせ)、翌31日にブログ自体が消去された模様です。

同ブログは2004年12月に開設され、「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」非常勤館長だった三井マリ子さんが解雇を不当として提訴した裁判に関する情報や意見などの記事を複数人で執筆し、公判などがある際には多くの記事が短時間に投稿されていました。

ファイトバックの会の会員でもあったという山口智美さんの記事(ファイトバックの会ブログ謝罪問題の顛末と、便利に使われる「バックラッシュ」 - ふぇみにすとの論考)によると、分裂の原因になったのは同ブログに掲載された、桂容子さん(とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ前館長)への誹謗中傷を含む記事についての謝罪問題であったようです。謝罪すべきかどうか、問題の記事をどう扱うかなどについて揉めたあげく、中途半端な謝罪文の掲載と、当該記事の削除、ブログ自体の消去という結果に至ったもようです。

しかし、この結果は問題の性質を考えたときに非常にまずいものだと思われます。なぜなら、ウェブ上に掲載された記事は様々なところでキャッシュされ、どこかしらに残ってしまうからです。代表的なものではウェブの国会図書館的なサービスであるいわゆる Web Archive(Internet Archive Wayback Machine)があり、また同ブログはフィードで記事の全文を配信していたため、Google Reader その他のウェブ上のフィードリーダや、フィードを読み込むローカルのアプリケーションにもそれが残っている可能性があります。

記事がアーカイブされているということは、必ずしも元の URL に記事がそのまま残っていることと同じ意味を持つものではありません。しかしながら、元のブログに詳細な謝罪文を載せたり、問題の記事があった URL にその記事のどこが悪かったのか分かるような文章を残しておけば、キャッシュから URL をたどったときに読者は正しい情報を得ることができます。謝罪の意志があるならそうすべきでした。記事の削除とブログ全体を消してしまうことは、この場合とても良くない考えでした。

私は会の内部事情は知るものではありませんが、運動体とその関係者たちが情報技術やインターネットをどうつかめばいいのか、これらを利用して顔の見えない読者とつきあったり、オンラインのコミュニティを維持するための経験をどう積めばいいのか、あるいはこういったものの存在を前提としたときに運動はどう変わって行けばいいのか、などといったことを考える材料を頂いたと思います。故ブログのご冥福をお祈りします。合掌。

なお、ブログでない方の『館長雇止め・バックラッシュ裁判』のウェブサイトは健在で、今後も存続するつもりのようですが、消滅したブログへのリンクがまだ残っているあたり行く末が危ぶまれます。

刊刻:2008-09-07T21:02JST
分類:共有 , 人性
執筆:Kodakana
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