人生は毎日がピンチの連続。程度の差はあれども、乗り越えなければいけない困難は誰にでも訪れる。しかし、つらい境遇に直面しても前向きに生きていける人と、落ち込んでしまう人がいる。その差を分ける能力が「レジリエンス」。アメリカで論文が多数発表されるなど注目される心理学理論で、簡約すれば「人生の挫折に対処する能力」。挫折や落ち込みから立ち直り、ポジティブに生きられる人は共通して持っているという。本書はこのレジリエンスを、その実例を通して理解することで、生きづらさを抱えるすべての人が「自ら幸せを得る力」を取り戻すための書である。
150年の事業の歴史を支え続けるDNAはいかにして形成されたかー。波乱の時代、三菱の第四代社長は、自らの宿命に従いつつも、信念を貫き通す人であった。グループ企業としての完成や経営理念の確立において、継承者が、創業者を超えるほどの存在感を示した事例は、日本の経営史上でも稀有であろう。本書はその希代の経営者の事跡を辿る。企業の社会的責任について一貫した姿勢・考え方を維持し、社会のニーズに対応して需要者・消費者の利益に奉仕することを企業目的としたこの事業家から、時代を超えて、現代の経営者が学ぶべきところは多い。
妻と離縁をしたいが、持参金を使い切ったために別れられずにいる乾物屋の主人。食べすぎで出戻ってきた姉を大喰い会に参加させることで、賞金を稼ごうとするが…「福袋」(朝井まかて)、つわりで食べられなくなった年下の義母のために、流行の猪鍋屋を訪れた定町廻り同心の千蔭。評判通りの味に義母の食も進むが、千蔭は猪鍋屋の騒動に関わることになり…「猪鍋」(近藤史恵)他、江戸の美味を描いた傑作五編を収録。
「そうだったのか!」がわかる。気象予報士ならではの新視点。NHK総合サタデーウォッチ9の人気気象キャスターが、天気×城を読み解く!
ここは乗り物王国。迷路をぬけ、かくしえをみつけて、ゴールまで競争だ!
トトロに会えるのはどんな人?なぜ千尋は神隠しにあったのか?「飛行石」とはなんだったのか?アシタカが腕に呪いをかけられた理由。なぜカオナシは千を欲しがったのか?カルシファーは悪魔?流れ星?『崖の上のポニョ』はハッピーエンドなのか?宮崎駿監督の10作品の主要なモチーフである「風」「森」「城」「海」などを哲学し、私達が生きる現実世界の本質を解き明かしていく。作品自体のメッセージに迫りつつ、思考の楽しみを教えてくれる新感覚の哲学入門書。文庫書き下ろし。
決算書の裏に隠された企業の戦略や真の狙いとは?「企業が、あえて利益を出さない理由」「売上高がトップでなくても、市場価値は高いのはなぜ?」「企業を買収する時、決算書のどこを見るのか?」ニュースの表層だけを見てもわからない、企業の本音に数字で迫る「決算書ミステリー」!対話形式で決算書からビジネスモデルを解き明かす「7つの物語」。
「不動産会社マヨイガ」の新入社員である榊は、社員寮に入居して以来、自宅でも職場でも奇妙な出来事に見舞われていた。そんな榊の前に「呪術屋」を名乗る男が現れ、「君は、呪われている」と告げてきて…。下半身のない遺体が見つかった貸し店舗や、物が次々となくなる高層マンションなど、「家」に巣食う怪異の謎を解く「呪術屋」の活躍を描いた、ホラー小説。大人気怪談シリーズ、第三弾!
家族、食事、習慣、装い、眺め、香り…積み重ねてきた、なんでもない暮らしの「かけら」を大切に。ていねいな暮らしと気持ちを綴るフォトエッセイ。
千日回峯行を二度満行した稀代の行者が遺した生きるのがラクになる言葉。
「精神科にいけば、この鬱々とした気分をなんとかしてくれる」なんてことはない。根本的な解決がなされないまま、気分だけ変えても仕方がないのだ。それどころか、依存性が高い薬を長く処方されることになる。どうしたら、まともな精神科医に出会うことができるか。いま服用している薬は本当に安全なものなのか。精神科にかかるすべての人に読んでほしい、大反響を呼んだ告発本。
ディベートの基本を学びます。形式にのっとって進め、判定によって勝敗が決まるといった特徴や、論理的思考、理解力などディベートによってやしなわれる力、実際にあるディベートの種類などを解説。論題の決め方から、メリット/デメリットの立て方、主張のための立論や反ばく、それらの原稿づくり、証拠資料集めまでの必要な準備、メンバー構成や会場の配置、発言する順番や制限時間など、ひとつのケースを参考に学びます。
“私は、自分自身が歩み、86歳に到達して、「これが人生の幸福だ」「これが快い老後=快老だ」と考えるものを、包み隠さず書き記すことにした。私は若いときから『知的生活の方法』をはじめ「生き方」の本を世に問うてきたのだから、それに対するアンサーブックを書くことも務めの一つであろう。読者が各々の「希望」を胸に人生を歩むときの、一つのマイルストーンとなれば幸いに思う”(第1章より抜粋)『知的生活の方法』から40年。歳を重ねてわかった人生の幸福の核心、お金と健康の本質、知的で快い生き方の真髄を語り尽くす。
物語の世界には夢がいっぱい!迷路とかくし絵さがしの旅へ。本屋さんから出発するよ。
3分後、夢の世界でお待ちしています。どうか、すてきな悪夢が見られますように。朝読で大人気!シリーズ第28弾。
あやかしに憑りつかれた少女・咲の心を救った、朝霧夢路と猫又のサクラ。ある日、夢路と咲が通う喫茶店「アイレン」に、二十年以上前に亡くなった店主のかつての恋人、伶花と瓜二つの女性が現れる。伶花の幽霊だと思う夢路と咲だったが、サクラはそれをきっぱりと否定して…。彼女の正体、目的に秘められた切なくも温かい事実とは。人と怪異がひっそりと共存する町で起こる奇跡を描く物語。
“天皇は「神」で「鬼」だった”“天皇の謎を解く鍵を握っていたのは女性?”“祟る神(鬼)を鎮められるのは「童女」と「巫女」”“天照大神を女神にしなければならない理由”“皇極天皇にまとわりつく「鬼」の気配”“秦氏に祀られていた本当の「鬼」”神・天皇・鬼の関係がわかれば、天皇家、存続の理由も見えてくる!
前を向いて生きる!(仮)
事実か意見かを区別する。相手の立場で考える。未来を冷静に予測する、など。クイズをときながら楽しく学べる。