「ビジョナリー(予見者)」。本書の著者、ケヴィン・ケリーはしばしばこう称される。著者はこれまで、GAFAなど巨大テック企業の「勝者総取り」現象など、テクノロジーによって起こる数多くの事象を予測し、的中させてきた。では、これからの5000日には何が起きるのだろう?著者はすべてのものがAI(人工知能)に接続されたAR(拡張現実)の世界「ミラーワールド」が訪れると予測する。各国に住む100万人単位の人がバーチャルな世界で協働することが可能になる未来だ。SNSに続く新たな巨大プラットフォームの誕生である。この巨大潮流を知り、変化が加速する時代をサバイブせよ。
ひょんなことから結婚時に「妻の姓」になることを選んだ、ある社会学者。それが波乱の幕開けになるとは、まだ知る由もなかったー。「夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本」で、妻の姓になることを選んだ著者が目の当たりにした、結婚にまつわる日本のふしぎな制度。時には理不尽な出来事を経験しながらも、著者は次第にその「ふしぎさの正体」を探究したくなり、日本の戸籍制度や家族の歴史の研究を始める。その先に見えてきた、日本人の「おどろきの家族観」とは。「選択的夫婦別姓」の実現が叫ばれる今こそ読みたい、著者渾身のルポルタージュ。
元芸妓のもも吉は、わけあって今は祇園で甘味処「もも吉庵」を営んでいる。一見さんお断り、メニューは「麩もちぜんざい」のみの小さな店だ。そんな店を訪れるのは、舞妓になるために十五歳で祇園へやってきた少女、妻を亡くして一人で京都を旅する中年男性ーさまざまな悩みを抱えた人たちへのもも吉の言葉は、ときに辛口だが、彼らの心を解きほぐしていく。京都の四季に彩られた感動の連作短編集。
100年前にアインシュタインによって予言された重力波が、2016年に直接観測された。天文学のめざましい進歩は、神秘のベールに包まれた宇宙の謎を次々と解きつつあるのだ!本書は、宇宙論の第一人者である佐藤先生が、太陽系や星のなりたちといった基本から、ビッグバン理論やインフレーション理論などの最新宇宙論までを図解付きでやさしく説明。宇宙研究の最前線を手軽に体感できる一冊。
本書は、中高年から高齢者によく見られる薬の飲み合わせから来る副作用を実例をあげて紹介します。「年だから」と思われがちな物忘れや認知症、転倒なども、薬の飲みすぎによる弊害かもしれません。本書では薬を減らすために今日からできる具体的方法から、薬のいらない生活習慣のつくり方、さらには医者との上手なつきあい方まで、東大病院の「老年病学」専門医が懇切丁寧に説明。賢い薬の飲み方を伝授します。
「いい性格」が育つお母さんの言葉(仮)
あなたに贈る言葉 須藤暁子
■ 第1特集 心を育む伝え方&フォロー
親の言葉がけが子どもの性格に与える影響、また、子どもの心を豊かに育むための声かけについて専門家が解説します。
・あなたの「目線」をまずは変えよう
・“親の口ぐせ”が子どもの性格を決める!
・<性格別> やる気にさせるほめ方は?
・親子で心が前向きになる 4つの“にこやか言葉”
・「将来こんな子になってほしい」別 この言葉をかければ、子どもは変わる!
・失敗に負けない子になる親のベストフォロー
・7個のNG言葉をミラクル・チェンジ! 他
■第2特集 【感動の実話】 心から、ありがとう
〜「あたたかな日々」ベストセレクション
子どもの言葉、周りの人のやさしさに感動したエピソード、涙が溢れる珠玉の読者投稿作品を集めて掲載します。
<特別企画>
いっしょに作ろう♪ おいしくて元気になる おやつレシピ
*内容は一部変更になる場合がございます。ご了承ください。
南町奉行・鳥居耀蔵に江戸から追放された七代目市川團十郎は、復讐のため鳥居に襲い掛かる寸前で、浪人・鶴松に気絶させられた。目を覚ました團十郎は、鳥居に冤罪をかけられて父を失ったという鶴松とその仲間から、ある計画を聞く。鳥居は富くじの裏で百万両を溜め込んでいるらしく、それを残らず奪おうというのだ。團十郎と鶴松は手を組み、その算段を立てるが…。一気読み必至の傑作時代エンタテインメント!
2022年度の租税負担率と社会保障負担率を合わせた国民負担率は5割近くに上る。「税金が高い」と溜め息をつきたくなるが、そう言いながら、税金のことを会社任せにしてしまっている会社員が多い。そのため、確定申告をすればもらえる還付金を見逃すなど、損をしてしまっていることも。増税時代に大事なお金を守るには、会社員も税金の知識を身につけることが必須だ。投資をする際の税金の節税法や相続・贈与で活用できる特例なども解説。
長時間労働・転勤・直線的キャリア…終身雇用を前提とした日本の働き方の矛盾が、共働き世帯の急増により表出してきている。こうした働き方は同時に、家事育児を一手に担い、出産後退職すると正社員での復帰が難しい専業主婦の苦悩をも生み出してきた。本書では、こうした「共働きも専業も苦しい」理由を、主婦の無償労働を前提とする日本の循環構造から読みといていく。ギグ・エコノミーや多様化する働き方は、循環構造を変える契機になり得るのか。「東洋経済オンラインアワード2018」でジャーナリズム賞を受賞した好評連載に大幅加筆のうえ、書籍化。
ボケる人 VS ボケない人(仮)
社会に出るということは、どういうことか。仕事をするというのはどういうことか。また、職場で良い人間関係を築くにはどうすれば良いのか…。本書は、社会人としてスタートを切った若者たちにぜひ心掛けてほしいことを、松下幸之助の遺した言葉の中から、厳選し、まとめたものである。ビジネスマンとして、また、人間として成功するための要諦の数々を網羅した、若手社員必読の一冊。
「甘えさせる」といい性格が育つ!
写真家の夢を諦めたショーケンは、車夫のアルバイトで暮らす冴えない日々。彼女にも愛想を尽かされ、面倒な新人の教育係を押しつけられた。そんな時に限って乗ってきたのは、仏頂面の令嬢や、忍ぶ恋を抱えた老婦人、人力車での告白を目論む女子と、訳ありのお客様ばかりで…。自らの将来に迷走しつつも、全力でお客様と向き合い都大路を疾走する、ちょっぴりお節介な男の奮闘を描いた青春ラプソディ。文庫オリジナル。
我が職掌はただクロカネの道作りに候ー。幕末、長州に生まれた弥吉(井上勝)は、国禁を犯して伊藤博文、井上馨らと長州ファイブの一人として渡英した。ロンドンで西欧の近代化を目の当たりにし、鉄道こそが国を発展させると確信する。帰国後、伊藤らが中央政界で活躍するなか、勝は立身出世には背を向け、ひたすら鉄道敷設に邁進するが…。技術大国の礎を築いた“魂の技術者”の物語。
「2枚の100円玉を投げたとき、両方とも表が出る確率はいくらでしょう?」この問いに対して、多くの小学生は「三分の一だよね」と答えますが、正解は四分の一。100円玉に区別をつけずに考えると(表表)(表裏)(裏裏)の3通りと思ってしまいますが、区別があると(表表)(表裏)(裏表)(裏裏)の4通りです。確率は、このように自らの解き方の間違いをきちんと把握することが大切。そのためとにかくイメージを丁寧に伝えることを心がけました。一方統計は、「標準偏差」「相関係数」などの基礎知識をしっかり身につけることに主眼を置きました。10代から大人まで楽しめる一冊です。
幕末に和親条約が結ばれて以降、日本とロシア(ソ連)の間では、衝突が繰り返されてきた。日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、そして第二次世界大戦における満洲、樺太、千島での戦い…これらの衝突は、なぜ起こったのか。両国にはどんな思惑があり、いかなる戦いが行なわれ、何が明暗を分けたのか。ターニングポイントにおいて、この国を守るため、日本人としての矜持を示した有名無名の人びとに光を当てつつ、日本とロシアの近現代史を解説。将来の両国関係の在り方を考えるとともに、日本にとって身近な大国である「ロシアの本質」に迫る。
19歳のときにクラシックに覚醒して以来、40年毎日クラシックを聴き続けている小説家が、真の天才たちが命を削って書いた大傑作の凄さを語る。「完璧な音楽」と語る「平均律クラヴィーア曲集(バッハ)」や、「文学は音楽に敵わない」と思わされる瞬間がある「第五交響曲(ベートーヴェン)」、『永遠の0』のエピローグ執筆時に聴いた曲など、初心者もマニアも愉しんでもらいたい名曲案内。
人生100年時代になり、今後40年を「どう生きたらいいのかわからない」。これによって知らない間に精神的に落ち込んでいく人たちがいる。この場合、じつは「栄養が足りていない」ことが多い。先進国の日本が、質的な栄養失調状態であることはあまり知られていないのではないか。「藤川メソッド」による分子栄養療法を行なうと、向精神薬の服用やカウンセリングよりもずっと早く、驚異的なスピードで症状が改善していく。本書では、各症例と改善の経緯、なぜ藤川メソッドを実践することになったのか、生活習慣と回復後の生き方についても論じる。最終章では、藤川徳美先生との対談を収録。
中国の皇帝たちが、不老不死を願って飲んでいた毒とは?美容外科で使われる「ボトックス」は世界最強の毒から開発された。一酸化炭素中毒はなぜ起こる。覚醒剤は生薬「麻黄」の研究過程から生まれた…化学と歴史のぞくぞく話。