傷つきやすい私を大事にしてほしい。日本独自の「メンヘラ」が生まれた背景を社会学者が解説。
「よく分からないけど、なんとなく」で保険料や年金を支払っていませんか?あいまいな知識では、損をしてしまうことも…。本書では、人気FPである著者が「貯金だけでなく投資もすべき?」「無料保険診断所はどこまで信用できる?」など、誰も教えてくれなかったお金の疑問に分かりやすく回答。新社会人から老後を迎えた人まで、あらゆる年代のお金の不安を解消します。
そもそも憲法9条、96条は改正できるのか?集団的自衛権から非嫡子相続まで。憲法論議を正しく楽しむための一冊。
読むだけでお寺に行ったように心が晴れていく。講話が大人気の現役住職が書いた、お守りのような物語。
日本人のほとんどが、田舎ではクルマなしには生きていけないと考えている。ゆえに、日本の地方都市は「クルマ」が前提になってできあがっている。しかし、今地方が「疲弊」している最大の原因は、まさにこの、地方社会が「クルマに依存しきっている」という点にある、という「真実」は、ほとんど知られていない。本書では、そうした「クルマ依存」がもたらす弊害を理論的に明らかにした上で、富山市のLRT(ライト・レイル・トランジット)導入を中心とした「交通まちづくり」の例や、川越の歩行者天国、京都市の「歩くまち京都」の取り組み事例などを参考に、「脱クルマ」を通して地方を活性化していく驚くべき手法を紹介する。
やせる、疲れをとる、酸化・糖化をふせぐ。葉野菜とフルーツの健康効果がひと目でわかるレシピ75。
「うつ」のサラリーマンを職場に復帰されるのも、自傷行為を繰り返してきた女性が安定を取り戻していくのも、十年以上引きこもっていた若者が就職して働き出すのも、その変化を媒介するのは対話である。相手の心を動かし、行動を変化させるには、どういう対話の仕方が効果的か?どんなに心を砕いても相手に通じないときはどうすればいいのか?ロジャーズ、コフートからリネハンまで、解決志向アプローチなど奇跡とも言える変化を引き起こす、選りすぐりの対話的アプローチ七種を豊富な具体例で解説する。
「拘る」とは「自分はこれだと決め込む」「一度決めたことに固執する」という意味である。趣味、健康、社会のしがらみ、生き甲斐など、人間は生きているとさまざまなものに拘りたがる。否、拘らないと生きていけないと思い込んでいる。しかし、拘ることは生を不自由にし、新しい発想を妨げる要因になる。座右の銘を「なにものにも拘らない」と決めてから20年以上経つ人気小説家・工学博士の珠玉の名作、待望の文庫化!
無邪気でセクシーな20世紀の大スター、マリリン・モンロー。「世界の恋人」と謳われた彼女は、ただの可愛い人形ではなく、誰からも認められる「人間」になりたいと願っていたー。本書では、モンローが残した60の言葉から、世界を魅了することを誰よりも真剣にめざした彼女の新たな側面を描き出す。女として、人として愛されるために努力する大切さを教えてくれる1冊。
“インターネット的”とは何か、社会はどう変わるのかー。本書は『ほぼ日刊イトイ新聞』を始めた当時の糸井重里が、インターネット登場後の世界について考察したもの。パソコンすらいらない、「消費者」なんていない、自分を他人にするゲーム、寝返り理論、消費のクリエイティブ、妥協の素晴らしさ…。綴られる言葉は、普遍的価値を持つ。巻末に書き下ろし「続・インターネット的」を収録。
現存する国家のなかで世界最古の歴史をもつ日本。なぜ日本だけが、二千年以上も存続し、繁栄することができたのか?それは国体(国のかたち)を守りつづけることができたからである。では日本の国体とは何か?-本書は、未来を担う若者たちに向けた、天皇、憲法、歴史についての特別講義に加筆修正を加えたもの。読後、日本人の誰もがこの国に生まれてよかったと思うこと必至の白熱授業が展開される。
『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などの膨大な作品群によって、人間とは何か、日本とは、日本人とは何かを問い続けた国民作家・司馬遼太郎。本書は、数ある名作・名随想のなかから、混迷の現代社会を生きる上での道標とすべき珠玉の言葉を、テーマ別によりすぐったアフォリズム集である。歴史・文明への透徹した洞察、人間への温かなまなざしー司馬文学の魅力を濃密に凝縮したファン垂涎の一冊。
あなたの心の温度は、いま何度ですか?些細なことでイライラしたり、他人に優しくできなかったりするのは、心が冷えてしまっているからかもしれません。本書では、ベストセラー『空の上で本当にあった心温まる物語』の著者が実際に見聞きした、心癒される26の実話を紹介。読み終えた後、「人っていいな、人生って捨てたもんじゃない!」と一歩踏み出す勇気をくれる一冊。
著者は、クリスティーズに入社後、長らくオークションを担当したのち、6年前からプライベートセール(売り手と買い手が市場を介さず直接、話を進める)専門となった。その分野の査定ができるスペシャリストであるとともに、自分で買い手を探すため、人脈を持っていないとできない仕事である。世界中のコレクターや美術館とつながりを持ち、超一級品にじかに触れ、作品が収まる歴史的な瞬間を見守ってきた。なかでも奇想の作品を中心に収集してきたプライス・コレクションから、若冲作品190点が2019年に日本へ里帰りを果たした。本書では、納入に至るまでの知られざるエピソードも振り返る。
仕事のさまざまな場面でコミュニケーション能力は求められる。基本であるにもかかわらず、意外と難しい。相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたり…。「伝える」には、「話す」「書く」そして「聞く」能力が必須。それらによって、業績が左右されることも往々にしてある。現代のビジネスパーソンに不可欠な能力といえる「伝える力」をどうやって磨き、高めていったらよいのか。その極意を紹介する。
核兵器が二度と使われないように。原爆症のため12歳で亡くなった佐々木禎子の悲しみが、折り鶴とともに世界の人々の心に伝わった。「おりづる」が世界にはばたいていった道すじを、平和への祈りをこめて描くノンフィクション絵本。
みずからの人生を切りひらこうという熱意を生涯もち続けた松下幸之助。自作の座右の銘「青春とは心の若さである」から始まる本書は、これから世に出る若者はもちろん、“若者ならではの心のもちよう”を忘れかけている世代にも、多くの気づきを与えてくれる。
隅田川で見つかった死体は、韓国の麻薬王・インチェルだった。彼の組織に兄を殺されたエリート女刑事・ジヒョンは、インチェルの日本での目的を解明すべく、七日間の期限付で訪日する。一方、警視庁の新人刑事・陽平は、韓国側に日本の捜査の邪魔をさせるなとの、上層部からの“特命”を受け、空港で彼女を出迎えた。初対面から衝突する二人だったが、事件の背後に潜む陰謀に気づき…。
文禄・慶長の役ー。日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人である金宦。日本軍が破竹の進撃を続ける中、他国を侵す戦いに疑問を抱き始めていた嘉兵衛と、都を落ちのびて咸鏡道にきていた王子を守る金宦があいまみえる。嘉兵衛と金宦、二人の人生が交錯する時、戦場に奇跡が…。日本と朝鮮、戦う男たちの間に何があったのか。著者渾身の戦国大河小説。