著者の執筆の基本は、「事実に触れた人物に会い、話を聞く」ことが第一である。この姿勢で、4000人以上の昭和史関係者を取材してきた。膨大な作品の中に取り入れたのは、残念ながらその一部に過ぎず、重要な証言や史料が、著者の手元にあふれている。著者はその一端を、自身が主宰する「昭和史を語り継ぐ会」の機関誌「昭和史講座」に掲載してきた。本書は、そこで掲載されたものの中から、昭和史ファン垂涎の7編を選りすぐり、一冊にまとめたものである。内容は、1「機密戦争日誌」はいかに保存されたか 2「昭和天皇独白録」の正体 3学徒出陣壮行会で宣誓した学生代表の戦場(江橋慎四郎取材) 4逆さまに押した判子と上司・東条英機(赤松貞雄取材) 5「日本はすごい」と思っていなかった石原莞爾(高木清寿取材) 6本当のところが知られていない東条英機暗殺計画(牛嶋辰熊取材) 7陸軍省軍務局で見た開戦経緯(石井秋穂取材)の7編。
2022年10月16日、中国共産党第20回党大会が幕を開け、22日に中共中央委員会委員などを選んで閉幕。翌日の23日に、新たな中共中央委員会委員による一中全会(第一回中央委員会全体会議)が開催され、新チャイナ・セブン(中共中央政治局常務委員)が選出された。
この新チャイナ・セブンたちの詳細を調べ始めたところ、とんでもないことを発見したのである。あれ? おかしい……! 丁薛祥の履歴が異常すぎる!
彼は習近平が最初に中共中央総書記に選出された、2012年11月の第18回党大会で、全国代表の「代表」にさえ選出されていない。つまり、党大会に参加する資格さえ持っていなかったのである。それなのに中共中央委員会・候補委員には選ばれている。
しかし、その半年後の2013年5月には、中共中央弁公庁副主任兼中共中央総書記弁公室主任に抜擢され、それ以降は「習近平のいるところ、丁薛祥あり」と言っても過言ではないほど、習近平に影のように寄り添っているではないか。
党大会にも参加できなかったような男が、なぜこんなことになったのか。タイトロープを渡るような謎解きプロセスで、どうやら習近平は丁薛祥を後継者にしようと考えているのではないかという、考えてもみなかった「可能性」にぶつかったのである。
そこで北京にいる元老幹部に電話し、徹夜して挑んだ推理と、そこから出てきた否定できない結論をぶつけてみた。彼の口をついて出たのは、思いもかけない言葉だった。
それは目もくらむような回答だった。ああ、挑んで良かった。この発見は「中国共産党とは何か」を執拗に追いかけてきた、80年間に及ぶ闘いの結実の一つだ。
ならば、書こう。まるで戦場に向かう戦士のようにキーボードに向かって闘い続け、一気に書き上げたのが本書である。
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前代未聞の「三期目」に突入した習近平政権。習近平が三期目を狙った真の狙いを、現代中国研究の第一人者が仔細に解説。
新チャイナ・セブンや中国独自の宇宙ステーションの開発の狙い、不動産価格が中国で高騰している理由など、日本のメディアが伝えない中国の真実を語る。
中国の現在を見定めるために必読の一冊。
時代は変わった。本屋も変わった。だからこそ、面白い! 店頭での新たな取り組みや工夫を知れば、あなたも行って確かめたくなるはず。
髪を切りすぎてどこにも行きたくないって思ったことありませんか? だれもが一度は経験している……そんな出来事を、ユーモアたっぷりに描いた作品です。▼日曜日、お母さんに髪の毛を切ってもらったてこちゃん。おでこをみて「てこちゃんがでこちゃんになった」とみんなに笑われ、おでこが大嫌いになってしまいます。▼ねこのニャゴやお兄ちゃんに、おでこが気にならなくなる方法を教えてもらいますが、どれもうまくいきません。「朝になってもおでこのままだったらどうしよう」と心配するてこちゃん。明日は幼稚園に行く日なのです。▼次の朝、だれよりも早くおきて鏡を見にいったてこちゃんのおでこは……やっぱり昨日のままでした。「こんなおでこじゃ幼稚園に行きたくない!」泣きだすてこちゃんに、お姉ちゃんはいいことを教えてくれました。▼つちだ氏の絵がとにかく魅力的! 表紙にもインパクトのある、楽しくも心温まる一冊です。
筆者は田舎の小さな陶器卸・小売業を年商1億円から50億円にまで成長させるも、負債30億円を抱え経営破綻寸前にまで陥る。
内容証明郵便300通以上、特別送達100通以上、所得不動産の競売9物件、数えきれない差し押さえなど、筆舌に尽くせない艱難辛苦を経験する。
修羅場の中で事業継続に奔走し、組織再編とスポンサーへのM&Aで事業を継続。
筆者はその経験を活かし、20年間で約1100件もの事業再生・変革に成功する。
「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」を旗印に、悩める経営者の救世主として経営権の承継コンサルティングを全国で展開する筆者の人生を描いた、痛快な大逆転人生劇!
《本書の構成》
●第一章 喜びの多い家
●第二章 天国から地獄
●第三章 私はなぜ失敗したのか
●第四章 転んでもただでは起きぬ
●第五章 ブラックジャック事件
●第六章 新産業の夜明け
●第七章 喜多洲山の生きる道
子どもは磨けば、みんな光り輝く! “人育ての名人”松下幸之助の「子どもが伸びる知恵」をあつめた本。▼この本を手に取られた方の中には、「松下幸之助の子育て本?」と思った方もいらっしゃると思います。無理もありません。パナソニック・グループの創業者である松下幸之助が、子育てについて著したものはほとんどなかったからです。しかし、企業家として多くの優秀な人びとを育てた松下幸之助は、“人育ての名人”と称されることもありました。じつは、松下幸之助のリーダー論や人材育成術の中には、子育てに応用できる考え方が、たくさんつまっていたのです。▼本書は、子育てや教育、人材育成、あるいはあるべき生き方について、松下幸之助が語ったり、著作にしたりしたものを厳選し、一冊にまとめたものです。
わずか一代で今日のパナソニック・グループを築きあげた、偉大なる成功者・松下幸之助。しかし、その人生はいつも順風満帆だったわけではない。むしろ、若いころから幾多の困難に見舞われ、辛酸をなめつつ、それらを一つひとつ乗り越え、みずからの力で道を切りひらいてきたのである。▼本書は、その松下氏が自らの支えとしながら、逆境を乗り越えてきた考え方を紹介した講話集である。「運命に従うなかから強さが生まれる」「業即信仰」「現代は芝居の舞台、自分は役者」など、一見ユニークな視点の裏側には、人一倍の苦労を経験してきた松下氏ならではの深い思索が隠されている。▼大きな壁にぶち当たって悩んでいるとき、仕事で行き詰まったとき、先人の言葉は大いに参考になるだろう。見方を変えれば、人生は大きく変わるということを実感させてくれる一冊である。直話全10話を収録したCD付き。
いくつになっても生き生き生きたい、いつまでも元気で楽しくすごしていただきたい…それは超高齢化社会を迎えた今、高齢者自身とその家族や地域の人々の共通の願いではないでしょうか。
本書は、月刊誌『PHP』にご登場いただいた中村メイコさん、外山滋比古さん、堀文子さん、萩本欽一さんをはじめとする各界で活躍されている70〜80代の達人たちのエッセイを書籍化。同時代を生きぬいてこられた体験や、自分の道を貫く努力や喜びのエピソード、歳をとるにつれての生活や考え方の変化、病気への対処法など、老後の参考になるヒントがいっぱいです。
トップバッターの作家の曽野綾子氏は、60歳から健康診断を一切受けていないことを明かし、健康法は自宅の台所に気楽に友人を呼んで、お味噌汁と糠漬けなどいつものおかずで昼から2時までなどと決めておしゃべりを楽しんでいること、と紹介しています。
味わい深い教えがつまった一冊をぜひお手元に。
本発言集は、松下幸之助の発言の記録を整理・編纂したものである。記録は主として、三千本に及ぶ録音テープに残された発言である。テープレコーダーのない時代の発言については現存する速記録や掲載紙誌によった。
本発言集は、松下幸之助の発言の記録を整理・編纂したものである。記録は主として、三千本に及ぶ録音テープに残された発言である。テープレコーダーのない時代の発言については現存する速記録や掲載紙誌によった。