エボラウイルスの発見者、ピーター・ピオット氏の回顧録。HIV感染症対策の最前線に立ち続け、国際政治に翻弄されながらも、闘い続けた日々。
本書は、エイズウイルスの発見者で、エイズ研究の世界の第一人者が、エイズ最前線の話題を解説し、未来への希望を語った本である。HIV発見の経緯と米国のギャロ博士らとの確執のドラマから説きはじめ、HIV感染と発病のメカニズムの解明、治療の進歩とワクチン開発の動向、エイズの拡大と予防・治療の将来展望までをいきいきと語る。薬害エイズや幼児感染、患者差別のことにも言及し、エイズをとりまく世界の現況がよくわかる本。
中国政府は「二〇一〇年までに直面する十大危機」の一つとして「エイズの脅威」をあげている。「国家の存亡に関わる」とまで表現されるこの脅威のはじまりは、「売血」と「麻薬」による感染の劇的な拡大で、人口の数十%が感染した“エイズ村”さえ続出していた。政府が打開策をとる一方、凄まじい差別・偏見に苦しむ感染者自身も、HIV/エイズへの正しい知識を普及し、「差別を取り除かないかぎり、共生はかなわない」と、自ら劇団をつくって、訴えはじめた。本書はその経緯を取材し、NHKスペシャルとして番組を制作した著者たちによる渾身のドキュメントである。
「心不全」「退屈死」「がん」「交通事故」「薬物乱用」「寄生虫」「傘」などなどー。自分がどんな死に方をするのか、予測はなかなかつけられないが、死は必ず訪れるものだ。世界にはどれだけの死に方があるのか?100通りのシナリオを紹介する。
1998年から2006年に北タイのチェンマイを中心に、エイズについて調査した著者が直面したのは、社会全体に危機をもたらしているエイズの感染爆発と、社会の底層から人々を支援し救済するため生まれた自助グループだった。独自の人類学の視点から、そこに介入する多層的な権力関係や勃興する新たなコミュニテイの動きを浮き彫りにする。
「エイズはゲイの病気だ」と男性同性愛者は差別や偏見にさらされ、行政からも除外されていた。彼らは当初、対抗して独自のコミュニティを築き上げていたが、エイズ政策を通して国家行政に取り込まれ、ときに自ら距離を縮めて「ゲイ」の社会的な地位を確立していった。その歴史的な過程を詳細な聞き書きなどから検証して、「ゲイ」の生と性の今後をさぐる。
HIVに母子感染した孤児たちの生活施設バーンロムサイで子どもたちと分かち合ったこと。
あなたはきっと驚愕する。「悪人」たちの真の姿。カルロス・ゴーン、安部英(薬害エイズ事件)は本当に罪を犯したのか?「悪人」に仕立てられた人たちの知られざる素顔と真実。「無罪請負人」と呼ばれる弁護士が初めて公開する全事件簿。
母と交わした幼い頃の約束ーそれは「長生きの薬」を見つけることだった。「死の病」と恐れられたエイズの治療薬を世界で初めて発見したのが満屋裕明・熊本大学教授だ。満屋は、母との約束を果たすため、医師となり、アメリカでエイズ治療薬の開発に没頭する。死をも恐れぬ壮絶な研究の日々と半生を描いたノンフィクション。
「隠喩は…暴露し、批判し、追究し、使い果たさねばならない」みずからの癌体験をふまえつつ、病いにまといつく言葉の暴力を浮き彫りに。ソンタグ円熟期の透徹した文化批評。
成功率90%のノウハウをやめたい、でも吸いたいあなたに。
「パニック障害」は治らない病気ではなく、飼いならすべき頭の中のペット。自分が陥りやすい考え方のクセを教えてくれ、もっと豊かな人生をくれるのです。世界中で読まれている処方箋!
本書は、厚生科学研究「エイズ拠点病院の機能評価に関する研究」の一環として行われた13人の模擬患者による調査報告書から、全国の多くの病院に共通すると思われる報告を抜粋し、さらに読みやすいよう編集整理したものである。
今あなたには「人生で最高の決断を下す」という選択肢があります。今その選択肢を選べば、あなたの残りの人生を、誇りをもっていきていくことができます。最高の選択とは…何もしない。ただ次の1本に火をつけないだけでいいのです。