ビブンデは、ペンギンの王子さま。でも、水あびがだいきらい。いつも空をとべたらいいな、とおもっています。ある日、飛行機が不時着しました。ビブンデは水におちたスパナをひろうために、ゆうきをだして水にとびこみます。
警報が鳴ると、消防士たちの出動だ!いそげ、いそげ、火事を消すために、消防車は走る!-1950年の刊行以来、全米で読みつがれてきた、コルデコット・オナー賞受賞作家の傑作絵本!よみきかせは3さいから、ひとりよみは小学校低学年から。
自己実現をあきらめていませんか?なんとなく生きてきたけど、ほんとにこれでいいのかな…そんなあなたに贈る、実践的人生発見マニュアル。
“事件”を追い続けるジャーナリストたちの書いたニュースが時々刻々流れ込む巨大な事実製造工場、ニューヨーク・タイムズ。そこで取材記者をつとめていたゲイ・タリーズが、それまであまり知られることのなかったタイムズの内暮を、膨大なインタビュー・資料を駆使して立体的な描いた傑作ノンフィクション。
コーエン兄弟監督によるスタイリッシュな傑作ギャング・ムービー。禁酒法時代のアメリカを舞台に、二つの組織の間をわたり歩くギャングの運命を奇妙なテイストで描く。名脇役として知られるガブリエル・バーンが主人公を堂々と演じている。
あるばん、ルイはパパとドライブのかえりに、ちゅうしゃじょうにとまることになりました。ところが、パパがねむったあと、どうぶつのこどもがつぎつぎくるまにのってきたとおもったら、くるまがとつぜんうごきだして…ぼく、うんてんなんかできないよ、どうしよう?どうぶつたちといっしょにどきどきドライブがはじまるよ!小さな子どもが、自分で車を運転している気分が味わえる、わくわくどきどき、スリル満点の絵本。3歳から。
ー1925年、アラスカ。人口1400余りの極北の町ノームでジフテリアが発生。この忌わしい疫病の蔓延を防ぐためには、“血清”を入手するしかない。だが、厳寒の悪天候下、港は氷結し空からの救援もままならない。残された唯一の手段、それは、犬橇による血清運搬だった…。-“ノームの住民を絶滅から救え!”20人の男たちの熱い思いが、氷点下50度の氷原を疾走する。犬と人の感動ノンフィクション。文庫訳し下ろし。
何をやっても冴えないチャーリーは、父親の葬儀の日に衝撃の事実を告げられる。「あんたの父さんは神だったからねー」そしてある日、神の血を色濃く受け継ぐ、スパイダーという名のきょうだいが現れて、平凡だったチャーリーの人生は音を立てて崩れはじめた。アフリカ神話の神の血脈に連なる二人の青年。その正反対の生き方がぶつかって巻き起こるとんでもない事件とは…?!ありえない現実と真に迫る幻想が交錯する、ジェットコースター・ストーリー。
フロイトが自らの「ドッペルゲンガー」と呼んだ作家シュニッツラー。深層心理に興味を持ち、性本能をテーマにした作品を世に送り出した作家の作品世界は、また作家自身の生き方を反映したものであった。「ヴィクトリア時代」として束ねあげた西洋ブルジョワ社会の歴史を、世紀転換期ウィーンで活躍したこの小説家・劇作家が遺した膨大な『日記』の解読を通して、中流階級の「伝記」として描き出す。大量の資料を引用しつつ、両義的な側面をもつ生身の人間の姿を浮彫りにし、この「シュニッツラーの世紀」が、偽善に満ちた堅苦しい時代という従来の神話的なイメージに収まらないことを明らかにする。「ヴィクトリア時代」は、さまざまな感情に関わる烈しい矛盾を抱えていた点で現代と通底すると同時に、そのまばゆい豊かさによって現代を凌駕する。精神分析的手法を駆使して複眼的に歴史を分析し、巧みな叙述で読者に「読む悦び」を与える本書は、歴史の描き方をめぐる碩学の到達点を示す労作。
歴史学に精神分析的手法を導入し文化の読み直しを進める歴史家P・ゲイ。本書は、文学作品、とくに小説における叙述のあり方を論じることを通して、文学が歴史をどこまで描けるのか、歴史を描く方法はいかにあるべきかを真正面から論じた刺激的考察。文学技法、社会史、伝記、精神分析等の観点を綜合しつつ数多くのリアリズム作品を読み解き、ディケンズ、フロベール、マンの作品がなぜ歴史の捉え方において、また文学的叙述において優れているのかを明らかに。歴史実証主義とは異なる歴史叙述のありかた、意義を積極的に評価する一方で、歴史の復元という考え方を批判する近年のポストモダン的方法を厳しく批判。「典型」を描くことによって、文学にも歴史を叙述することが可能になるとする自らの方法を提示する。リアリズム小説や歴史小説、評伝などの意味を歴史学の立場から取り上げ、歴史叙述の多様な可能性を論じる優れた問題提起の書。
理論の新たな拡大と深化。文明と宗教の起源への遡行。さまざまな軋轢と離反。激化する戦争と故郷喪失。そして「死」に秘められた真実。驚異の文献解題とともに決定版フロイト伝、待望の完結。
今夜は、たのしい音楽会。動物たちのオーケストラをききたいひとは、だれでもどうぞ!1958年の初版以来、子どもたちに読みつがれてきた傑作絵本。
「ドナウの真珠」世界遺産をよむ。ウィーン、プラハと並んで中欧の核心を成すハンガリーの首都・ブダペスト。その歴史と文化を深い愛情をこめて描く。
21世紀に必要な“雑種のアイデンティティ”とは?カルチュラル・スタディーズの最重要人物、スチュアート・ホールが編纂した“アイデンティティをめぐるアンソロジー”。
歴史叙述のスタイルに焦点をあてる。ギボン、ランケ、マコーレー、ブルクハルトら歴史家の歴史叙述の文体を中心に「歴史は科学か芸術か」という歴史についての基本的な問いに答えようとする。「歴史とは何か」にせまるユニークな歴史=歴史家論。