本書は、発展途上国ならびに先進国(主として日本)における人口動態ならびに人口構造のいくつかの側面をとりあげ、それらを性差、性比、ジェンダーの視点から再検討し、日本の人口研究に新しい視点を定着させると同時に、ジェンダー的視点をもった他の研究分野の実証研究の発展にいささかなりとも寄与することを目指したものである。
「ジェンダー」という視点をもつと、学問はどのように変わるのだろうか。ジェンダー概念を組み入れることによって、比較政治学の基本的概念や方法論が組み替えられ、新たな理論構築が可能となることを提起する。
なぜ、女性障害者は地域で自立生活を送りにくいのか。当事者の事例から問題発生の背景をさぐる。
日本的システムは女性にハンディを背負わせて、ジェンダー差別をもたらしてきた。セックス、ジェンダーの研究をつうじて、女性労働のあり方、男女ともにジェンダー的視点から経営を論じた。
第一線の研究者、フィールドワーカー43名による活動・研究の集大成。途上国のジェンダー問題を浮き彫りにする「入門書」であると同時に「研究書」。16件のケーススタディと24のボックス。充実したキーワード、ブックリスト、年表、世界の動向。
「女だから…」「男だから…」その言葉の奥にあるジェンダーバイアス。みんなが当たり前と思っていることも、あきらめていることも、視点を変えたら違う世界が開けてくる。
イェリネク、ヴォルフ、バッハマンの三人の女性が書くことの意味に挑戦している姿を丹念に分析し、その生き方と仕事の方向を鋭く抉る意欲的評論。
本書は、自己のジェンダーの主観的な現在を対象化するとともに、自己と社会との関係の本質を把握することを通し、女と男の関係性を問う。なぜならば、男女関係の有様を認識することが、総ての人びとが自己実現と自己責任を果たすことのできる真の人権尊重社会を構築する土台になる、と考えるからである。
新しい「知」のあり方を求めて、フェミニズム理論の挑戦。
ジェンダー論に新しい命を吹き込む力作!マルクス主義の視点から基本的概念を整理し、ジェンダー・エクィティ(男女平等)への突破口を明示する。
天使のように繊細に、悪魔のように大胆に。男性によって独占されてきた哲学パラダイムへ女性からの挑戦。
忙しく働く母親と、遊びに夢中の子どもが、別の時間を過ごすなかで見つけたことは。幼児・低学年向き。