解放は女が創り出し、学ぶものである。フェミニズムの高揚を背景に活発な展開を見せるイギリスの女性教育の現状と問題点を報告。
ニューエイジとは、地球規模の模索する潮流の総称である。この潮流は西欧近代の行き詰まりを乗り越えようと、包括的な視点にたって人類史的なレベルにまでおよぶ根源的な転換を提案し、かつ実践している。そして、現在、各分野でポスト・モダンの本流として、この姿をあらわしはじめている。
特集テーマは「都市・建築・コスモロジー」である。敗戦の焼跡を彷徨しつつ、今日の東京を想像し得たものがいたであろうか。人間の想像力はいかに貧困なことか。しかし、今、東京という都市を動かしているデモンは何か。まさに想像を絶した異形の怪物が裏面の舞台を跳梁しているドラマがそこに展開されているのかも知れない。記号論の出番である。
急成長した若い集団。そのパワーの源泉はミーイズムであった。事件を生んだ企業人意識のインサイド・レポートと変わりつつある日本社会。
時代を読み解き、文化を識る珠玉の英文16編。
星野流“流行予知科学”が展望する最新マーケティングのためのニュートレンド20!
本書では、世界の一線の科学者たちが現代社会における科学の位置について考察している。
身体・性と密接に結び付いている宗教。さまざまな現象を分析し、種々の角度から宗教の本質に関連する大胆な考察を試みる。
自然のなかの「性」、文化のなかの「性」。ヒトとサルはどう違うのかー霊長類学と人類学がフィールドの成果をぶつけあい、「性」と繁殖の現象をめぐる複雑な謎に挑む。
本書は20世紀最後の10年間に行き渡った、環境の危機に対する深刻な問題意識への応答である。この面白く読めて、刺激にとんだ研究書の中で、キャロリン・マーチャントは環境問題の主要な哲学的、倫理的、科学的そして経済的な根を調べ、ラディカルなエコロジストはどのようにしたら地球上の生命の維持・存続のために科学と社会を作り変えることができるかを研究する。
家庭を守りながら、企業や政府を出し抜いて「もうひとつの経済と社会」のあり方を、未来先取り的に呈示する女性たちの姿を克明に描く。
未来社会に向かうグローバルな環境哲学像に挑戦した意欲的試み。
本書は、進化論の失敗を含めた歴史的背景を振り返り、差別思想、倫理観、宗教観、フェミニズム、心理学などの既存の領域を進化論的側面から掘り返す。その上で、新たな思想の足場となる生物学的な人間観を提示した、画期的な書。