母国を離れて暮す外国人は、日常どんな壁につき当り、悩んでいるだろうか。異質文化の中で経験するコミュニケーション上のつまずきは、ことばによるものばかりではない。英語圏で日本語を教えるチェコ生まれの言語学者が、今日のいわゆる外国人問題の根をさぐり、国際化時代のコミュニケーション教育はどうあるべきかを考える。
本巻は、Goldschmidtにはじまる古典的地球化学、すなわち結晶化学と熱力学とを基礎とする岩石の世界の地球化学の現状を展望することを基本方針として編集された。
アメリカの代表的なシンクタンク,ワールドウォッチ研究所の年次報告書1985年版。
本書は、文化人類学的アプローチや詳細なケース・スタディによって、『コーポレート・カルチャー』の定義や分析から戦略経営への応用までを紹介した珠玉の論文集である。
本書は、生命現象の全体を学的に基礎づけ、顕微鏡のなかの世界とあるがままの人間の現実感覚とを架橋すべく、生物学と人文諸科学との境界領域を中心に,長年研究をつづけてきた著者最近の論文・対談をあつめたものである。細胞の起源、意識の発生、構造主義を論じながら、オパーリン、ポルトマンから西田幾多郎、ユングまで、数かずの領野を縦横に渉猟し、多様なコンテクストから生命の意味を読みとろうとする著者の姿勢は、刺激にあふれている
進化劇の役者たち!博物学者の鋭い目が、個性豊かな動物たちのくらしぶりから、進化の謎の解き明かす。
サンゴ礁は、かつてないほど豊かな生命のオアシスである。そこでは、太陽、風、波、海水、岩、砂、生きものたちの営みが、一つの大きな生命の網の中に織りこまれている。サンゴ礁は、どのように生まれ、どのように生きているのか。ここに描かれているのは、そうしたサンゴ礁における自然の物語…サンゴ礁の自然誌である。