クリティカルな都市計画史へ。来るべき都市計画史の思考と実践。
多国籍企業は本社と海外子会社の間で、また、海外子会社間で知識を移転し共有しながら、新製品、新技術の開発と研究に取り組んでいる。地理的に離れ、文化や経済社会制度の異なる国々の間で共同研究開発を首尾よく行うためには、国内共同研究開発とは異なる人材マネジメント上の課題があるであろう。本書は、多国籍企業内の研究開発組織間の関係をとらえ、さらに、その関係を築いたりそれに制約されたりしながら研究開発を行う研究開発者の行動を分析し、グローバル研究開発に必要な人材の育成と研究開発成果を高める人材マネジメントについて考察している。
固定的な性別役割分業規範、危ういワーク・ライフ・バランス、不安定な雇用、大きな男女間賃金格差…厳しい状況の中で過剰なストレスとメンタルヘルス不調に苦しんでいる多くの働く女性に、いま何が必要なのか。明快な構成で、現状と課題の全容を提示。全30章+4つのコラムで、国内外で研究が進められている重要テーマをカバー。資料として女性労働とメンタルヘルスに関する法政策の動向をまとめた年表を収録。
「北上モデル」を支える工業立市への熱い思いー地方圏の中小都市の中ではほとんど唯一、人口を維持し、活発な産業活動で注目される岩手県北上市。人びとの懸命な思いで出来た産業集積都市の成果と課題に、真の内発的「地方創生」への道筋を学ぶ。訪問企業約70。行政関係者・企業人必携の産業集積研究。
建築構法の権威が語る日本の伝統建築の魅力と、保存への想い。多様性、フレキシビリティーと寿命、戦後の伝統木造の変遷、文化財建造物見て歩き。
本書は、著者が1998年から2011年までの12年余行ってきた医療・福祉事業に携わるすべての協同組織の定量的全国調査と質的調査に基づき、医療・福祉の実態と人権としての医療・福祉の課題を考察し提示することを目的としている。
私たちが暮らす現代産業社会の源流は、古代の食料生産革命から生まれた「アグラリアン社会」(農業社会)にある。すなわち高い農業生産性を誇るが、その生産法は大量の水と肥料を必要とし、しかも環境変動に対して極めて脆弱な単作(モノカルチャー)が卓越する。この「アグラリアン社会」に由来するシステムと思考が、豊かな森林を破壊し地球規模の環境危機を引き起こしている。ではどうすればよいのか。食料生産革命を経験しない「自然社会」として多様で豊かな農と食を育んできたアフリカに学ぶことで、精神のモノカルチャーと化した現代社会の行き詰まりを解決する術を探る。
企業はどのように価値を創造するのか。経営戦略のたて方。組織づくりのメカニズムを多角的に解説。さまざまな環境変化に対応する実践的な理論。
本書は、1996年の発行以来、C++言語の定番書となった書物の新版である。新版の発行にあたり、古くなった情報を見直し、加筆/修正した。CプログラマがC++言語を修得することを念頭におき構成し、つまずきやすい落とし穴やプログラミングのコツを数多く掲載し、C++の基礎をわかりやすく解説。C++プログラミングの基礎を確実かつ素早く習得するための必読の書。また、セミナーや講習等の教材としても好適。
労働経済学、社会保障、労働法、人事管理の気鋭の専門家が、コロナ禍が浮き彫りにした生活や雇用の課題をもとに、今求められるセーフティネットと集団の姿を明らかにする。本当に困っている人に必要な安全網とは?
災害の実態を見据える。危険に対する人間の偏見を知る。そうして事前の警戒力を高め、臨機応変に非常時へ対応できるコミュニティをつくる。従来型の建物を丈夫にし、避難空間や避難経路を確保するだけではなく、日常的にはアメニティを確保するなど環境の質を向上させるハード面での整備はもちろん、人と人のつながりを強めるソフト面での「まちづくり」を考える。防災を総合的に考え、行政と地域住民が協働で防災に取り組むことにより、災害に強い社会を目指す。