本書は、主要各国における人事労務管理制度の実態を明らかにし、その国における企業の労務管理を具体的なデータをもとに検討・分析する。各国の主要企業において、ジャパナイゼーションはいったい、どのような点が評価され、機能しているのか?企業を取り巻く社会経済システムまでも含めて検証し、制度の共通点・相違点を析出、新たな動向を探求する。日本的労務管理の現状とこれからを把握するために最適の一書。
服薬サポートの落とし穴はそこにあった。日常診療に新たな視点を開こう。
本書は、自国の経済成長を最優先しつつ福祉給付を実施する「生産主義的福祉」として共通している東アジア11カ国の福祉レジームが、雇用者と被用者の「自助努力」に福祉給付を委ねる「市場型」/国家財源からの福祉給付受給者を徐々に拡大する「包摂型」/両者を混在させた「二元型」の3つに分岐してきていることを解明している。そして、この分岐をもたらした要因として、国際市場との関わりや経済危機等の経済的要因と民主化の進展という政治的要因とを、統計的手法を用いて析出するとともに、事例研究として、包摂型の韓国、市場型のシンガポール、二元型の中国の福祉制度の実態を詳細に分析している。東アジアにおける福祉レジームの近年における変化を、初めて体系的に明らかにした実証研究である。
生命の歴史についてはよく語られてきたが、死の歴史についてはこれまでほとんど語られてこなかった。生き残りをかけた生命の進化は、同時に死の機構をも進化させてきたのだー。なぜ老化がおこるのか、死は生命にとってどのような役割を果たすのか?死の本質に迫る。
生きものの家系図である「系統樹マンダラ」をはじめ、著者みずから撮影した写真をふんだんに掲載。進化にまつわる信頼できる最新情報満載の一冊。
名勝・京都大覚寺大沢池を舞台に、生物の多様性と複雑な相互作要によって次々と生み出される謎。ドロンコになりながら生き物たちと向き合い続けそして池に奇跡は起きた!
動物・植物を福祉・医療・環境・教育分野に積極的に活かし、生活の質の向上をめざす21世紀の福祉農学“バイオセラピー学”。
これまで主流であったガーデンの植栽から草地の管理などを中心にSDGsの概念が入った多様な植栽・運営管理手法について概観し、実際の管理運営を含めた事例を紹介。
植物学の殿堂ー世界遺産英王立植物園250年の歴史。植物学者とプラントハンターが世界中から集めた700万の標本と知識がここに蓄えられている。市民、植物学、環境保護、生薬研究を結ぶネットワークとしての植物園とは。英国BBCラジオで好評を博した上質な植物譚をここに紹介。カラーを含む図版多数。
本書は開業を目指す獣医師やリニューアルを考えている開業獣医師が病院に導入する機器や器材を検討する際、参考となる情報をまとめたものです。対話を重視した院内レイアウトやニーズに合わせた診療機器の設置など、工夫やこだわりが感じられる動物病院をリポートした「Chapter1/院長インタビュー」。病院で使用されている機器をわかりやすく分類した「Chapter2/機器・器材・什器ガイド」。2つの章を通して、病院経営や機器選定のヒントを探ります。
よく知られた「かんばん方式」の背後にあるものを徹底的に探ることからはじめ、顧客ニーズへの対応や、海外展開まで、トヨタの巨大な生産システムを支える、一貫した「情報」への取り組みを明らかにし、その独自性とは何かを問いかける。
金属錯体は磁性や光物性、伝導性など固体物性の宝庫である。本書は最初に配位子場理論と金属錯体の光学的性質を紹介し、2章ではこれらの磁気的性質を具体的な例を豊富に紹介しながら解説。3章では伝導性の金属錯体について歴史も含めて詳しく解説し、4章では金属錯体の特徴でもある多重機能性に関して具体的な例を挙げながら解説。終わりにつけた付録では、SI単位系とCGS単位系について解説した後、これらの単位系の間の換算についてまとめている。
日本の各地で起きてきたこと、これからのこと。今こそ見つめ直してみませんか。