転換点としてのan・an non・no、「女の子」文化の展開とジェンダー。実用的な家事・洋裁から、おしゃれな衣服・旅行・インテリアへ。アンアン・ノンノに始まるビジュアルな女性誌は、ファッションやライフスタイルを自己表現とする消費「主体」化を、幅広い読者層に広げていった。女性たちの欲望をかきたて、「女の子」のアイデンティティを喚起してきたビジュアル・ファッション誌の系譜を、明治大正から1990年代までたどる。
女性も男性も不幸にし、日本を滅ぼす性別役割分業。その弊害の実態を明らかにし、個人として尊重される公正な社会づくりに向けての国内外の取り組みを紹介。
水田宗子、尾形明子、岡野幸江、姜尚中、田代親世による白熱のシンポジウム。初恋・記憶・喪失のドラマ「冬のソナタ」から浮かび上がる日韓性差文化、家族、そして社会の変化。
コロニアルからポストコロニアルまで。アメリカ文学史を読み直す。本書は、アメリカ文学とその歴史を学ぶ人たちのために編集された定評ある入門テキスト『アメリカ文学史』の新版である。新大陸の発見から現代の文学史的動向まで、各時代の社会・文化・政治などの流れを背景に小説・詩・散文・劇・批評の各ジャンル別作家、作品の特色をコンパクトに解説する。アメリカ文学/文化を多角的に理解できる一冊。
本書は、アメリカ文学とその歴史を学ぶ人たちのために編集されたユニークな入門書である。合衆国の建国=植民地文学から、1980年代=ポストモダンまでを5つに区分し、各時代の社会・文化・政治などの流れを背景に小説・詩・散文・劇・批評の各ジャンル別作家とその作品の特色をコンパクトに浮き彫りにして、アメリカ文学を多角的に理解させてくれる。
「自分は誰?」という、女性自身の問いなおしを縦糸に、現代アメリカ女性作家による作品を、フェミニズムの観点から精致に分析、検証する。
女性の視点で「アメリカ研究」を変える。フェミニズム/ジェンダー研究の立場から合州国の歴史、政治、経済、法律…文化活動を取り上げた、総合的・学際的入門書。
1980年代初めまでの欧米中心のフェミニズムの成果に基づいて女性運動の史実、人物、思想、著作の解説をした事典。女性に関わる歴史、政治経済、文化、セクシュアリティ、ジェンダー、身体などをめぐる概念の大きな変化に伴い、1991年刊の前版に、バックラッシュ、ポストモダン・フェミニズム、ポストコロニアル・フェミニズム、アンジェラ・デイビス、ダナ・ハラウェイ、トリン・T・ミンハ、エンパワーメントなどの項目を追加した新版。配列はアルファベット順。重要事項・フェミニズム運動、フェミニストたち、書名・新聞名・作品名、団体名の四つに分類した重要語項目別索引と見出し語和英索引付き。
社会政策学、政治学、メディア学、コミュニケーション学、英文学、文化人類学…「ジェンダー」が学際的な教育・研究領域となった現在、ジェンダーの視点から個々の研究を再構築する横断的な試み。
メディアは女性の味方なのか。いちじるしく多様化し発展するメディア状況とジェンダーの今日的関係を多角的に描き出す。