■反復後期流・早産の治療
既往早産妊婦の管理
(1)頸管長測定・腟内洗浄の早産予防効果
竹田 純、板倉 敦夫
(2)プロゲステロン療法
原田 寛子、中井 章人
(3)細菌性腟症・持続子宮内感染の診断と治療
塩崎 有宏、齋藤 滋
(4)抗炎症療法
幸村 友季子、向 亜紀、谷口 千津子・他
(5)乳酸菌療法
永松 健、藤井 知行
絨毛膜羊膜炎に対する薬物療法の有効性と限界について
小谷 友美
早産期の前期破水の治療戦略
兵藤 博信
難治性頸管無力症の診断と治療
(1)開腹シロッカー法
明野 慶子、鮫島 浩
(2)経腟的腹膜開放式頸管縫縮術
大槻 克文
腹式広汎性子宮頸部摘出術後妊娠の周産期管理の実際
春日 義史、松本 直、宮越 敬・他
■FGR
重症FGRの娩出時期
千田 英之、金杉 知宣、菊池 昭彦
胎盤・臍帯異常とFGR
仲村 将光、長谷川 潤一、関沢 明彦
small for gestational age児の短期的・長期的問題点
中村 友彦
■胎児機能不全
胎児心電図を用いた胎児状態評価ー胎児心電図装置を用いた
新たな胎児心拍数モニタリングの試み
湊 敬廣、木村 芳孝、伊藤 拓哉・他
胎児機能不全の病態評価における
胎児静脈系血流計測の役割
石井 桂介
内診指接着型胎児オキシメーターの開発
金山 尚裕、内田 季之、庭山 雅嗣
■妊娠高血圧症候群
反復性早期発症重症妊娠高血圧症候群の治療
森川 守
既往常位胎盤早期剥離妊婦の管理
三谷 穣、松田 義雄
●FOCUS
卵子の若返りはどこまで可能か?
井田 守、森本 義晴
●教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
妊娠36週に腟外脱出した巨大子宮頸部筋腫内への大量出血により
胎児心拍数モニタリング異常を呈した症例
多田 克彦、立石 洋子、塚原 紗耶
●Obstetric News
早産の予知と予防(3)
切迫早産の治療
武久 徹
●Estrogen Series
外傷性脳損傷とプロゲステロン(1)
矢沢 珪二郎
●症例
帝王切開術後に持続する頭痛より判明した
慢性硬膜下血腫の1症例
内藤 子来、福岡 実、呉 佳恵・他
*本号は1月・2月合併増大号として発行いたしました。
2016年は本合併・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
大腸癌に対する腹腔鏡手術は近年増加しており、全国調査では直腸癌に対する手術の半数以上で腹腔鏡手術が行われている。一方、大腸癌手術の特徴として、病変の存在部位が盲腸から直腸まで広範囲に及び、部位ごとに解剖学的特徴も異なるため、術式も部位により様々なものが存在する。本特集では、このような多岐にわたる大腸腹腔鏡手術における術式、あるいは血管処理操作や剥離操作などの操作において留意すべきポイントやピットフォールを、初級者でもわかりやすくイラストやシェーマを用いて解説していただいた。確実な手術を行うために有用な特集となれば幸いである。
大腸癌に対する腹腔鏡手術は近年増加しており、全国調査では直腸癌に対する手術の半数以上で腹腔鏡手術が行われている。一方、大腸癌手術の特徴として、病変の存在部位が盲腸から直腸まで広範囲に及び、部位ごとに解剖学的特徴も異なるため、術式も部位により様々なものが存在する。本特集では、このような多岐にわたる大腸腹腔鏡手術における術式、あるいは血管処理操作や剥離操作などの操作において留意すべきポイントやピットフォールを、初級者でもわかりやすくイラストやシェーマを用いて解説していただいた。確実な手術を行うために有用な特集となれば幸いである。編集室より:本特集ではイラスト・図に関連する動画を見ることができます。ぜひ論文と併せてご覧ください。腹腔鏡下右結腸切除術
猪股 雅史・他
腹腔鏡下横行結腸切除術
鶴田 雅士・他
腹腔鏡下左結腸切除術
奥田 準二・他
腹腔鏡下低位前方切除術
吉冨 摩美・他
腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術
清松 知充・他
腹腔鏡下ISR
伊藤 雅昭・他
腹腔鏡下側方郭清
石部 敦士・他
腹腔鏡下全大腸切除・回腸嚢肛門吻合術
荒木 俊光・他
閉塞性大腸癌に対する腹腔鏡下手術
栗原 聰元・他
●FOCUS
日本人女性の乳癌に対するMRI/MDCTガイド乳房部分切除
榊原 雅裕・他
潜在性腹膜転移膵癌治療におけるconversion surgeryの役割
里井 壯平・他
●図解!成人ヘルニア手術・9 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
大腿ヘルニア修復法
執行 友成・他
●病院めぐり
岡山労災病院外科
池田 宏国
●具体的事例から考える 外科手術に関するリスクアセスメント・11
消毒・滅菌にかかわるトラブルをどう防ぐか
石川 雅彦
●臨床報告
腹腔鏡手術で治療しえた十二指腸憩室後腹膜穿孔の1例
西川 泰代・他
傍下行結腸窩ヘルニアの1例
光岡 晋太郎・他
コルセット着用が一因と思われる両側鼠径・大腿ヘルニアに対し
腹腔鏡下に修復した1例
三宅 隆史・他
水腎症、尿路感染症を契機に診断された後腹膜仮性嚢胞の1例
境 雄大・他
ポリスチレンスルホン酸カルシウム(CPS)による回腸狭窄をきたした1例
市川 健・他
●私の工夫
肥満患者の開腹虫垂切除術における皮下の展開法の工夫
石橋 雄次・他
●ひとやすみ・13・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
不妊女性に対する手術療法の位置づけ
長田 尚夫
子宮腔内病変に対する子宮鏡検査・治療
-子宮粘膜下筋腫と子宮内膜ポリープを中心に
齊藤 寿一郎、坂本 愛子、手島 薫
卵管障害に対する卵管鏡
塩谷 雅英、苔口 昭次
良性卵巣嚢腫
三ッ浪 真紀子、藤原 敏博
筋層内子宮筋腫
吉野 修、斎藤 滋
軽度子宮内膜症
泉谷 知明、前田 長正
重度子宮内膜症
明樂 重夫
先天性の子宮形態異常
岡垣 竜吾
子宮腺筋症
藤下 晃、平木 宏一、荒木 裕之
帝王切開瘢痕症候群
谷村 悟、舟本 寛
●FOCUS
婦人科癌リンパ節転移の術中迅速遺伝子診断
新倉 仁
●教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
卵巣腫瘍術後に骨盤内感染性リンパ嚢胞が発生し間欠性跛行を呈した症例
皆川 幸久、上垣 憲雅
●Estrogen Series
外傷性脳損傷とプロゲステロン(2)
矢沢 珪二郎
●Obstetric News
早産の予知と予防(4)
子宮頸管長計測スクリーニングを全例に行うか?
武久 徹
企画にあたって
白石 晃司
■総論
泌尿器科に期待することー不妊診療の現場より
柳田 薫・高見 澤聡・厚木 右介
男性不妊症の診察
福原 慎一郎・宮川 康
■疾患別治療
精索静脈瘤手術ー泌尿器科医がせずして誰がする
菅藤 哲・笹川 五十次
閉塞性無精子症
谷口 久哲・松田 公志
非閉塞性無精子症
石川 智基
特発性乏精子症
岩崎 晧・湯村 寧
低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症
大橋 正和・森田 伸也
尿路性器感染症と男性不妊
慎 武・岡田 弘
男性不妊症における射精障害
小林 秀行・永尾 光一
全身疾患と男性不妊
白石 晃司
●知っていると役立つ泌尿器病理
48。症例:60代・男性
清水 道生・森谷 卓也
●原著
内分泌療法が施行された80歳以上の非転移性前立腺癌の検討
関田 信之・佐藤 広明・河野 弘圭・他
尿細胞診疑陽性例における尿管鏡検査の意義
加藤 秀一・上原 央久・内田 耕介・他
●症例
尿路上皮癌との鑑別が困難であった尿路結核
村上 哲史・金井 邦光・寺西 悠・他
アンチアンドロゲン除去症候群を認めた後
10年以上の長期寛解を得ているstage D2前立腺癌
能中 修
■病気のはなし
血友病
安本 篤史・矢冨 裕
■技術講座
生理
副腎の超音波検査
富田 則明・藤田 昭寿
微生物◆step up編
カプノサイトファーガ感染症の検査法
竹川 啓史
生理◆step up編
リウマチの画像診断ー超音波検査法を用いた関節所見
佐川 昭
■過去問deセルフチェック!
輸血検査
解答と解説
■トピックス
ピロリ菌陰性でも要注意!?
ー広義のハイルマニイ菌(Helicobacter heilmannii )
中村 正彦・Anders Øverby・高橋 哲史・
松井 英則・高橋 信一・村山 宗明
■フォーカス
新しい簡易感覚知覚閾値検査機器の原理と運用
湯浅 薫
糞便中のDNA検査
古賀 宣勝
■教科書には書いていない採血のコツ(12) [最終回]
血管迷走神経反応(VVR)の回避法:「患者を笑顔に!」
杤尾 人司
■疾患と検査値の推移
溶血性尿毒症症候群
池住 洋平
■人の心に寄り添う医療人になる・4
自分を信じる、仲間を信じる・3
佐々木 則夫・山藤 賢
■忘れられない症例から学ぶ超音波検査(8)
椎骨動脈解離
谷口 京子・小谷 敦志
■オピニオン
臓器移植病理診断におけるone-day-pathologyの重要性
羽賀 博典
■臨床検査のピットフォール
セロファン厚層塗抹法(加藤氏法)による虫卵検査のピットフォール
石井 明
■やなさん。[16]
ナマステ♪ 忍耐・ネパール出張!
柳田 絵美衣
■ワンポイントアドバイス
抗HIV薬による尿管結石
鶴見 寿
■読者質問箱
肺活量測定で、腹式呼吸と胸式呼吸では違うのでしょうか
星野 朋子
■今月の表紙
劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症
佐々木 雅一・舘田 一博
■ラボクイズ
一般検査
角坂 照貴
3月号の解答と解説
鈴木 芳武
■今月の特集1 血漿蛋白ーその病態と検査
血漿蛋白の代謝のあらまし、特に肝臓における産生調節
米田 孝司
キャピラリー電気泳動による蛋白分画の実際
東 真理子
血漿蛋白の定量法とその問題点
笹川 吉清
シスタチンCの最近の話題
伊藤 喜久
栄養サポートに役立つ血漿蛋白
大林 光念、他
血漿蛋白沈着病としての全身性アミロイドーシス
山田 俊幸
■今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー -その臨床的意義とは?
プロカルシトニン
佐々木 淳一
プレセプシン
遠藤 重厚、他
炎症増強因子sTREM-1の感染症診断用バイオマーカーとしての有用性と展望
祖母井 庸之、他
プロアドレノメデュリン(proADM)
青木 信将、他
好中球CD64
加藤 成隆
エンドトキシン
金坂 伊須萌、他
(1→3)-β-D-グルカン
吉田 耕一郎
●【新連載】心臓物語・1
心臓はハート形である
島田 達生
●元外科医のつぶやき・16
手術後初めての外来受診
中川 国利
●検査レポート作成指南・8
平衡機能検査編
橘内 健一
●検査説明Q&A・15
レセプトではじかれる検査項目の組み合わせや依頼回数を教えてください[3]
病理検査編
池田 聡
●寄生虫屋が語るよもやま話・4
お隣さん、お裾分けをどうぞ 日本海裂頭条虫症
太田 伸生
■今月の症例
好酸球増多を伴う若年性側頭動脈炎の1例
柴田 夕夏・他
■症例報告
スプロフェンによる光接触皮膚炎の1例ーケトプロフェンとの光交差反応性
福地 健祐・他
ミノサイクリンが奏効した急性痘瘡状苔癬状粃糠疹の1例
高橋 暁子・他
頸部と下顎に生じた硬化性萎縮性苔癬の1例
大日方 夏美・他
関節リウマチに伴った肢端持続型丘疹性ムチン沈着症の1例
野崎 由生・他
乳癌再発発見の契機になった抗TIF-1γ抗体陽性皮膚筋炎の1例
村山 梓・他
戻し植皮を行った臀部慢性膿皮症の2例
安島 さやか・他
陰茎結核疹と思われる1例
小越 達也・他
Cystic eccrine spiradenomaの1例
高木 真知子・他
右側腹部の紅色結節に生じた黒色のaneurysmal fibrous histiocytomaの1例
馬場 裕子・他
5%イミキモド外用が有効であった結節型基底細胞癌の1例
八代 聖・他
部分消退により特異な臨床像を呈した悪性黒色腫
松井 彰伸・他
悪性黒色腫術後経過中、肺組織内に悪性黒色腫の転移と
原発性肺癌を認めた1例
大浪 宏介・他
再発時に下腿に蜂窩織炎様の皮膚浸潤を呈した
脳原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例
今長 慶志・他
KID症候群の1例ー感染コントロールの重要性
角田 梨沙・他
先天性第4趾爪甲前方彎曲症の1例
櫻井 英一・他
●マイオピニオン
少子化社会において医療界の男女平等参画はどう解決すべきか
山本 明美
●Clinical Exercise (104)
影山 葉月
■序説
薬剤関連消化管病変の歴史的変遷
蔵原 晃一
■主題
薬剤関連消化管病変の病理学的特徴と鑑別
池田 圭祐・他
抗凝固薬による食道粘膜傷害の特徴─ダビガトラン起因性食道炎
鳥谷 洋右・他
NSAIDs・LDAによる消化管粘膜傷害─NSAIDs(LDAを含む)
起因性上部消化管粘膜傷害の診断と予防
池澤 和人・他
NSAIDs・LDA起因性下部消化管粘膜傷害の病態と内視鏡診断
鳥巣 剛弘・他
薬剤に関連するcollagenous colitisの病態と診断
山崎 健路・他
抗菌薬関連消化管病変─Clostridium difficile 感染症の診断と治療
上田 渉・他
抗菌薬関連消化管病変─抗菌薬関連出血性大腸炎の臨床的特徴
原田 英・他
■主題研究
腸間膜静脈硬化症における漢方薬中止後の病像変化
清水 誠治・他
プロトンポンプ阻害薬投与に伴う胃粘膜
伊藤 公訓・他
■主題症例
オルメサルタン関連スプルー様腸疾患の1例
福島 政司・他
バルサルタン内服を契機に発症し蛋白漏出性胃腸症を伴った
collagenous gastroenterocolitisの1例
河内 修司・他
●早期胃癌研究会症例
肺非結核性抗酸菌症に合併した消化管アミロイドーシスの1例
上田 渉・他
●今月の症例
超音波内視鏡検査が診断に有用であったリンパ濾胞内浸潤を認めた
0-IIa+IIc型大腸T1癌の1例
田丸 弓弦・他
■病気のはなし
気管支喘息
松倉 聡
■技術講座
一般
尿の外観から着目すべき尿定性検査
太田 惣
生化学
アディポサイトカイン(adipocytokine)
宮崎 滋
生理◆step up編
血管エコーによる穿刺部合併症の鑑別法
三木 俊
■フォーカス
敗血症の起炎菌の迅速検出・同定
仁井見 英樹
新規前立腺癌バイオマーカーの探索
寺田 直樹・小川 修
メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患
中村 直哉
■過去問deセルフチェック!
心電図検査
解答と解説
■疾患と検査値の推移
原発性アルドステロン症(PA)
若山 綾子・臼倉 幹哉
■人の心に寄り添う医療人になる・5
伝統と革新を生きる・1
市川 染五郎・山藤 賢
■忘れられない症例から学ぶ超音波検査(9)
メネトリエ病(Ménétrier's disease)
川地 俊明
■オピニオン
微生物検査における検体採取の重要性
山本 剛
■臨床医からの質問に答える
病理標本(パラフィンブロックやプレパラート)はどれくらいの期間保存されていて、
それを使用することができますか?
田島 秀昭・當銘 良也・稲留 征典・小野 栄夫
■臨床検査のピットフォール
体腔液細胞診塗抹標本・セルブロック作製におけるピットフォール
濱川 真治
■読者質問箱
東南アジア帰りの発熱患者を診たときの感染症について
西條 政幸
■ワンポイントアドバイス
神経伝導検査で、きれいな波形を記録するためには?
片山 雅史
■今月の表紙
流行性髄膜炎
小栗 豊子・吉藤 歩
■やなさん。[17]
Welcome to Kobe, OZzy!!
柳田 絵美衣
■ラボクイズ
生化学検査
福崎 裕子
4月号の解答と解説
角坂 照貴
■第62回臨床検査技師国家試験ー解答速報
本誌編集委員会
認知症の臨床において最も大切なことは、さまざまな原因を持つ認知症の中から「いま治せる」認知症をピックアップすることである。本特集では、認知症の原病となりうる疾患がどの程度の頻度で認知症をきたすかを示したうえで、誤認されやすい他の疾患との鑑別点や確定診断のポイントを紹介する。適切な治療によって認知機能を改善するヒントを探りたい。
特集の意図[PDF]
神経梅毒と認知症
加藤 博子、他
細菌性髄膜炎および脳炎における認知機能障害
亀井 聡
中枢神経系にみられる真菌感染症と認知症
森田 昭彦、他
自己免疫性脳炎と認知症
渡邊 修
神経好中球病と認知症
久永 欣哉
中枢神経系ループスによる神経認知障害
西村 勝治
多発性硬化症と認知症
新野 正明、他
脳悪性リンパ腫と認知症
水谷 真之、他
傍腫瘍性神経症候群における認知症
田中 惠子
内分泌機能異常に伴う認知症
松永 晶子、他
ビタミンB12・葉酸欠乏と認知症
吉澤 利弘
薬物による認知機能障害
篠原 もえ子、他
特発性正常圧水頭症の診断、治療の現況
数井 裕光
血管性認知症は「治せる認知症」か
森 悦朗
非痙攣性てんかん重積状態
溝渕 雅広
アルツハイマー病根本治療薬の開発ー治せる認知症を目指して
秋山 治彦
■総説
記憶を正しく思い出すための脳のしくみ
竹田 真己
●原著
炎症反応を伴った進行性多巣性白質脳症
免疫不全の原因の多様性と病理所見
宍戸ー原 由紀子、他
糖尿病の最近の動向
宮里 舞、和栗 雅子
糖尿病治療は何が変わったか?
弘世 貴久
■糖尿病と思春期・成熟期のヘルスケア
PCOSと卵巣機能
甲村 弘子
インスリン抵抗性をもつ不妊・月経異常の治療
佐久本 哲郎、寺田 陽子、徳永 義光
■糖尿病と中高年期のヘルスケア
閉経が糖尿病に与える影響・糖尿病が閉経に与える影響
寺内 公一
インスリン抵抗性をもつ中高年女性への
ホルモン補充療法の適応とポイント
篠原 康一
■糖尿病と婦人科がん
糖尿病とがんを結ぶメカニズム
佐々木 浩
糖尿病が子宮体がんの病態・予後に与えるリスク
辻 圭太、新倉 仁
糖尿病が卵巣がんの病態・予後に与えるリスク
平田 幸広、矢内原 臨、岡本 愛光
糖尿病患者における周術期管理
血栓症、創傷治癒、感染症の予防管理など
中尾 砂理、加藤 敬、佐藤 豊実
■最近の話題
メトホルミンの抗がん作用
清野 学、太田 剛、永瀬 智
●FOCUS
婦人科腫瘍におけるセンチネルリンパ節生検の可能性
寺井 義人、田中 智人、大道 正英
●教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
腹腔鏡下子宮筋腫核出術後のドレーン挿入部に発生した
ポートサイトヘルニアの1例
村上 勇、倉兼 さとみ、西川 隆太郎
●Obstetric News
妊娠中の抗うつ薬と心奇形リスク
武久 徹
●Estrogen Series
経口避妊薬(ピル)の使用と死亡率の関連
Nurses Health Studyのコホートを36年間前方視的にフォローした結果
矢沢 珪二郎
●原著
術後のヘモグロビン値低下を用いたTVM手術ラーニングカーブの検討
三木 明徳、木村 真智子、新澤 麗・他
■特集 迷走する病院IT改革 置き去りの患者、主体性のない国
PART 1 五里霧中の「医療ICT」構想 患者情報の共有すら進まぬ惨状/Wedge編集部
PART 2 「福祉」から「自立」へ ITで転換を図るオランダ/遊間和子(国際社会経済研究所情報社会研究部主幹研究員)
COLUMN 1 国主導で病院の「見える化」が進む韓国/廉宗淳(イーコーポレーションドットジェーピー社長)
COLUMN 2 ICTが可能にする「予防医療」サービス/Wedge編集部
Part 3 AIの雄・ディープマインドと英国が起こす「診療革命」/木村正人(ジャーナリスト)
Part 4 診療報酬改定で開いた風穴 医療者に実益ある改革を/川渕孝一(東京医科歯科大学大学院医療経済学分野教授)
■WEDGE_OPINION
・歴史が警告する対北朝鮮「宥和」の危険性/秋元千明(英国王立防衛安全保障研究所アジア本部所長)
・中国が進出する南太平洋で日本の「礎」を守れ/黒崎岳大(東海大学現代教養センター講師)
・留学生の高額治療と感染症の対策を急げ/堀 成美(国立国際医療研究センター感染症対策専門職)
■WEDGE_REPORT
・遺伝子治療の最前線 クリスパー・キャス9の衝撃/中西 享(ジャーナリスト)
・「食の安全」の本質を欠いた遺伝子組み換え表示の見直し議論/石井孝明(ジャーナリスト)
■POINT_OF_VIEW
・経済運営こそロシアの「生命線」〝油上の楼閣〟に立つプーチンのジレンマ/杉浦敏廣(環日本海経済研究所共同研究員)
■連載
中国梦のゆくえ(最終回)by富坂 聰 国家主席の任期を撤廃した習近平は「〝脱〟トウ小平」の社会主義を目指す
Global Economy by安井明彦 〝解き放たれた〟トランプ大統領 「貿易戦争」の本当のリスク
漂流ものづくり大国の治し方 by 坂本幸雄 情報システム部はサポート部門ではない 「情報管理」の重要性を再認識せよ
国防の盲点by勝股秀通 「信なくば立たず」の原点に戻れ
米国で挑む闘魂経営 by藤田浩之 米国社交界への扉を開いてくれた「縁」
地域再生のキーワードby 磯山友幸 富山・岩瀬地区の再生 住んでいる人が誇れる町へ
戦国武将のマネー術 by 橋場日月 外注による人件費節約でピンチを招いた前田利家
各駅短歌 by穂村 弘 傘
さらばリーマン by 溝口 敦 宮城の被災地巡るキッチンカー 大判焼きに込めた亡き祖母のあんこ 角田 明さん(角田ちん餅店 店主)
●世界の記述
●拝啓オヤジby相米周二
●新刊クリップby足立倫行
●CINEMA REVIEW by瀬戸川宗太
●読者から/ウェッジから
・2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り70週を切った.世界最大級のマスギャザリング(集団形成)を生むイベントが,地域の救急医療と災害時の医療体制に大きな影響を及ぼす可能性がある.
・近年,特殊災害はChemical(化学),Biological(生物),Radiological(放射性物質),Nuclear(核),Explosive(爆発物)のアクロニムを用いて,“CBRNE(シーバーン)災害”と呼称されている.
・本特集では,“マスギャザリング時の医療対応”計画策定上のリスクとして,テロリズムや感染症による特殊災害の対応と,CBRNE災害時の対応に関する医療従事者教育の現況について解説いただく.
特集 災害時の医療の最前線:オリンピック開催中のCBRNE災害にいかに備えるか
医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及(22)
健康寿命延伸に寄与する体力医学(10)
TOPICS
FORUM
歯科補綴治療を中心に,国内外を問わず第一線で活躍する臨床家の先生方による論文,ケースプレゼンテーションなどをお届けする補綴専門誌,インプラント,審美修復などの治療に加え,ジルコニア,CAD/CAMなどの新材料,新器材に関する情報をビジュアルにお伝えします.
本特集は「緊急寄稿 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策 第三報」です.現在,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の,いわゆる“第二波”が言われ,不安を抱えながらの経済活動が続いています.そうしたなか,COVID-19がいつ発生しても安心した状態で医療を継続できるような診療体制の構築が歯科医院に求められる時代になっています.第三報では「ウィズ・コロナの時代にいかに向き合うか?歯科診療のニューノーマルを考える」をテーマに,歯科医院における具体的な対応法を解説しています.
【目次】
補綴臨床別冊『コバルトコーヌス完全読本』連動座談会 後編 超高齡社会における全顎欠損補綴の新機軸
緊急寄稿 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策 第三報 【COVID-19感染対策用チェックリスト掲載】
特別企画 次世代プレスセラミックスシステムによる審美修復の可能性
口腔内スキャナー 私の臨床活用法 (2)
歯科医院のための内科学講座(34)
ジルコニア修復 あなたの“常識”大丈夫?(11)
抗体医薬の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題について、第一線のエキスパートが最新知見を解説!
●世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
●近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
●このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
【目次】
リード抗体取得・エンジニアリング技術
【可変領域】
1.モノクローナル抗体作製クロニクル─効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
2.ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
3.抗原結合親和性向上のための技術
【IgG型抗体】
4.抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
5.抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題─FcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
6.抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
7.t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
【非IgGモダリティ】
8.低分子抗体─VHH、scFv
9.経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
10.IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
有効性・安全性の予測・評価技術
11.抗体医薬品の体内動態総論
12.抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
13.Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
14.ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
臨床における最新動向
15.免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
16.免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
17.近赤外光線免疫療法─近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
18.炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
19.乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
20.抗体医薬品の血中濃度モニタリング
21.抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
産科婦人科外来で遭遇する代表的疾患64に関して、徳島大学医学部附属病院産科婦人科および関連病院で行われている、薬物治療・処置のための処方集。
正常な胸郭、胸部疾患の検査と診断、異常放射線画像に関する丁寧な概説。各種胸部疾患をX線写真やCT画像など1300点の図版を用いて体系的に詳述。カラー口絵に病理像100点を収録。幅広い知識と情報で呼吸器の基礎から臨床までを網羅。
25分野の到達目標をふまえたQ&A方式によるわかりやすい例題と解説。