本書は、日本と中国との大学間友好学術交流の成果の一部をまとめたものである。具体的には、日中学術交流の実施班「心理・教育グループ」が行なった、日中の大学生を対象とした調査研究「日本・中国の大学生における性意識・恋愛観等に関する研究」の結果を報告するものである。併せて、日中学術交流の過程で作成し、研究紀要等で発表してきた性意識・性教育・性問題等に関連する論文4編、及び関係の文献リストを収録する。
本書はずばり書名のごとく、まさに性教育をどう考えるか、そして、その教育観に基づいてどのように実践的に進めたらよいか、を事細かに説述している。わが国における性教育を集大成し、さらに今日的課題に対応すべく竿頭一歩をすすめたものといえる。
幼稚園(保育所)・小学校・中学校・高校の先生方から寄せられた、性教育に関連する疑問や悩み279問に専門家がわかりやすく答えた。前半は性教育の目標や内容、指導上の悩みや問題点を中心に構成。後半は性に関する知識や考え方について、生理的・心理的・社会的な角度から解答。人間教育としての性教育に役立つヒントや助言を満載。
東京都小・中・高校生の性意識・性行動に関する調査報告。
成長する男女の体の変化と、初経、月経のしくみ、受精などを、イラスト図説でわかりやすく説明してあります。
「過激」、「極めて不適切な教材」として、障害のある子どもたちの性教育に加えられた政治家の攻撃。学校を守らなかった東京都教育委員会。メディアによるバッシング。全国的にも注目された裁判(東京地裁2005年5月提訴〜2009年3月判決)で、何が裁かれたのか。「教育の自由」をめぐる必読書。
多様性が尊重され自由化が進む社会は、自由に翻弄される人々を生み出した。成熟近代に宿命的な社会基盤の流動とその修復を論じる。
子どもたち・青年層に拡がる「性の貧困」状況、それを生み出す貧困なマスコミ性情報ー“メディア・リテラシー”の視点から性教育の新たな課題にチャレンジする。
電話相談員歴30年の著者が明快に語る生と性のしくみ。出産時や小学校低学年、青年期など、子どもの成長に合わせた伝え方を手ほどき。ロングセラーの入門書に性教育バッシングをめぐる動きを加筆した決定版。「こころとからだの学習」裁判(東京都立七生養護学校)判決要旨収録。