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Tips:横着して自分に楽な書き方をすると、第三者には「何について」言っているのか分かりにくい文章になるよ。
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『スーパープレミアム 獄門島』
・2016年にBSで放送され、2021年に地上波で放送された録画をやっと鑑賞。喧嘩腰でイライラしっぱなしの金田一耕助を長谷川博己が演じる。
・原作の妙な改変はないが、犯人を追い詰め狂気じみた高笑いをするのは金田一じゃなく長谷川氏の個性に合わせ過ぎ。戦争はそこまで人を狂わせるのはわかるんだが。
・“○ちがい”という表現は原作どおりだが、その後同枠で二作作られてるが吉岡秀隆になったのは仕方ないな。優しく残酷なほうが金田一らしい。

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❲ペテロの葬列❳
・宮部みゆきの杉村三郎シリーズ第3作を2014年に11話でドラマ化。千葉県で起きたバスジャック事件に巻き込まれた杉村と人質のその後。犯人は自殺したが人質には慰謝料が送られてくる。正しくありたいから嘘に耐えられなかった青年が暴発する経緯が原作以上に呑み込めた。
・巧みな弁舌から犯人が企業向けの研修を行うトレーナーだったと判明。廃れたと言ってもブラックな企業研修には残っているだろう。後にその話術がマルチ商法に悪用されるが、ジャパンライフが問題になった2020年頃ならもっと話題になってたのに。
・原作だと杉村の鈍感からどんでん返し…[全文を見る]

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❲名もなき毒❳
・宮部みゆきの小説2作を2013年にドラマ化。小泉孝太郎が大企業会長の娘と結婚したサラリーマンを演じる杉村三郎シリーズ。会社の広報室に持ち込まれる案件の探偵役となる。義実家に頼るつもりはなくても、妻との金銭感覚の違いは隠せない。国仲涼子の無自覚なお嬢様ぶりも自然。
・自転車事故で父親を亡くした姉妹から依頼され、事件の真相と父親の過去を調べる1〜5話の原作は『誰か Somebody』。事件だけでなく姉妹の日常まで探ってしまい、資産家の親族となったことへの罵声を受ける。チャライ南沢奈央と堅実な深田恭子の組み合わせの違和感をそれぞれの罵…[全文を見る]

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❲罠の戦争・第11話❳
・蛯沢君が千葉県警にタレコミ。担当刑事が神保悟志じゃ警察庁の監察官風味。鷹野の鷲津への嫉妬は出世より鶴巻と闘える強さにあった。
・妻の可南子と離婚、自らも政治を志し、息子泰生の勇気が父に理性を取り戻す。最後の罠は動画配信で総理と幹事長の隠蔽を暴露。そして陳情に対応出来なかったことを蛯沢君に謝罪。曇った表情が晴れてゆくつよぽんが凄い。
・可南子が経口中絶薬のことまで考えて市議ではなく国政に挑む。ここで価値観の対立を描くなら無所属が別政党で立候補してほしかった。所属政党が同じなら中国の権力闘争に置き換えても成立してしまう。
・主演草彅で主題歌香取、時には吾郎ちゃんのCM。中居香取の共演を知ったあとに草彅→木村の主演リレーを知ると感慨深い。

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❲罠の戦争・第10話❳
・最初に潰した虻川秘書が鶴巻元幹事長の下で反撃。対抗策での利権追及のため性暴力の被害相談に取り合わない。
・総理と手打ちで鶴巻は引退。この国の人間は気分でしか政治を考えない、ガス抜きに総理を替えると鶴巻。ドラマで出来る世論批判か。
・鷹野議員への八つ当たり、見当違いだが世襲批判は当たり。怪文書は蛯沢君、かつて兄の陳情を潰されたが鷲津の働きを知って見直していた。権力に溺れた鷲津と再び闘おうとする。

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❲罠の戦争・第9話❳
・揉み消した署長が左遷。秘書としての下積みの苦労の共有から告発させる。総理の手打ちがあっても、オフレコ駆使して幹事長にトドメ。
・復讐を遂げたら弱い人の立場で議員の力を使いたい。そう言ったものの総理補佐官に抜擢された途端に支援者の批判記事潰しで見事に権力に染まってゆく。恨む側から恨まれる側へ。
・蛭谷新幹事長は小野了(中園参事官!) 大物の位置付けなのに見事な中間管理職風味。

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❲罠の戦争・第8話❳
・議員の鷲津が言えば学校もいじめの対応に動くが、それは権力の正しい使い方と言えるのか? 同僚鷹野の協力も派閥解消と世代交代で政治の価値観には踏み込まない。
・意識不明の泰生が目を覚ます。女性閣僚である鴨井の息子への告発記事は潰されたが、息子なりに罪の意識と母への思いがある。動機は許されないがが夜勤明けのクレーム対応で疲弊した日にバスの席を譲れと言われれば怒りは湧く。私も腰痛時に優先席譲れと言われたことあります。
・幹事長との罠の張り合いに敗れる間際に鴨井の辞職。五十歩と百歩を見極める違いを見せた。

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❲罠の戦争・第7話❳
・圧力をかけたのは息子を庇う女性閣僚? 可南子をDVシェルターの仕事に繋いだのも囲う面がある。亨と可南子の温度差が気になる。
・自ら揉み消す前に幹事長が手を打っていたが総理を狙うためには内心は同じ。しかし期待の女性閣僚まで同じ描き方をするのは、五十歩と百歩の違いを見る目を養えないのではないか。
・蛯沢君の兄の陳情に対応できなかった反省から部会より個々の陳情に目を通す。

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❲罠の戦争・第6話❳
・黒幕は総理より幹事長。見知らぬ人の葬儀にも出る、党員集め義務。岸部一徳の顎ラインから二◯俊博を思わせる。
・週刊誌のデスクも幹事長にはビビる。尻尾を掴めず選挙中にもらったカネで脅される鷲津。名刺一枚で通る銀行の融資、疑問は感じているが大事の前の小事になってないか?
・可南子の働く場所はDVシェルター。腕力では権力に勝てないと男を斬る女性閣僚だが…

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❲罠の戦争・第5話❳
・対立候補が総理派閥の無所属。総理と親しいジャーナリストて言葉が矛盾。野党不在の発想が中選挙区。選挙事務所で「神棚は正面に」の場面があるが信仰はテーマじゃないからな。
・牛丼奢っても買収になる。市議には政党支部がないため選挙期間中の献金はグレー。息子の事件を暴くには汚いカネも使う。
・警察を動かせる秘書官にトラップ張るとか公安に入れるぞ。公認なので僅差なら比例復活もあるしドラマほど緊張感はない。

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❲罠の戦争・第4話❳
・大臣を失脚させて出馬。後援会長の妻は姑の介護で疲弊、夫は福祉にも頼らせない。愛想が尽きた妻にも、弱さを見せられない夫にも、弱みを握るのではなく弱さの力になって信頼を得る。
・怒るだけ損だと思ってきたが、これ以上踏み付けられないためには怒る。権力に抗う力が欲しい。(亨) 自分たちが踏み付けられるのも、他の誰かが踏み付けられるのも嫌。(可南子)

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❲罠の戦争・第3話❳
・政策秘書に昇格、バカ息子秘書官は使えないと内閣府では悪評。選挙区は千葉15区(実際は14区まで)。
・大学院で博士号取れなかった蛯沢君はハカセの仇名を嫌がる。目指した夢を笑ったら駄目。
・裏帳簿は渡してもコピーは取る。バカ息子の暴行と親父の収賄(現実に寄せて文科省の大学絡み)の両方から詰めて勝負。犯人を知らなくても揉み消しはする大臣は凡庸な悪そのもの。

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❲罠の戦争・第2話❳
・原稿すり替えを疑われたら野党の女性のスキャンダルを売る。受け取らないのも記者の矜持だが野党が蚊帳の外なのはツライ。裏帳簿から「HDをドリルで壊した」と現実の喩え話。
・陳情を無視された秘書、兄が自殺したのに招待状を出す無神経。チェック漏れをちゃんと謝る。
・菜園と農協のバーベキューの手伝い。泥に塗れて仕事をしたら支持者が証拠固めのヒントをくれる。裏帳簿を一旦は大臣に渡して恩を売る。つよぽんの声には迫力はないが、普通の人の精一杯の怒りとしては良いかもしれない。

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❲罠の戦争・第1話❳
・閣僚の女性蔑視発言の火消しに追われる秘書鷲津亨。ジェンダー平等活動家のビールぶっ掛けと与野党女性議員有志の抗議。揶揄で終わるか斬り込むか?
・息子が歩道橋から突き落とされ意識不明なのに仕事。犬飼大臣が事故と揉み消そうとする。断れば息子の賄賂を押し付けられ、20年前に救われた政治家だが夫婦で復讐を誓う。『途方に暮れると動けなくなる』という台詞。考える余裕すらない状態を現す良い表現だった。
・手始めにセクハラパワハラの先輩秘書が標的。間に入り庇うだけじゃ駄目、記者と女性閣僚に見せつける。釈明会見の原稿を逆ギレ内容にすり替え(笑) 本田博太郎だからこその味わい。

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❲探偵ロマンス・第4話❳
・太郎の友人初之助が外交官後工田を殺害。自分の物語を求めた初之助につけこむ貿易商斉良木。
・初之助が巻き込まれても物語の創造が止まらない太郎。白井も斉良木にも共通するが、傷付かずに斜めから見ているか。
・白井の妻の事件は解決したが、中国の内陸にある秘宝の謎は残してるので次回作ありそう。大正から昭和のテロがバックに流れてるので一旦は破滅含みなんだが。

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❲探偵ロマンス・第3話❳
・怪盗から探偵へのロマンス。太郎の文通相手の隆子は白井の妻に似ている。
・女性を演じる男性の踊り子お百。女声を重ねて偽る舞台に納得出来ない。魅了された太郎にもお百を表現する言葉はまだない。ピスケンになり済まさせてお百を唆さしたのは?

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❲探偵ロマンス・第2話❳
・怪盗ピスケンと撃ち合って捕えた白井三郎と太郎。殺人は自分ではないというが脱獄後に…
・白井は10年前の事件で妻を喪い事件も未解決。松本若菜は義妹?
・大卒なので徴兵されなかった太郎に絡むブン屋。しかし彼も将校ではないから出世は出来ずペンに賭けている。

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❲探偵ロマンス・第1話❳
・1〜2月のNHKドラマをやっと見てます。殺人も厭わない怪盗ピス(トルの)ケン。若き日の江戸川乱歩こと平井太郎、作家目指してゴミ拾いの仕事。コミュニケーション苦手。大正期の飯場は江戸時代と変わらんかな。
・ブンヤの文句は耳に入らねど文通相手の女性なら… わかりやすいエンタメより人間の醜い内面を書きたい。
・隠居した名探偵白井三郎と出会う。自分が隠居した当ててみろと挑発? わからないから知りたい。太郎の目に映るものを見たがった白井三郎。

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(承前) (承前)
『鎌倉殿の13人』で小泉孝太郎演じる平宗盛が兄重盛について語る場面に泣いてしまいました。思い出すと10年前の『平清盛』でも、石黒英雄の平宗盛が父清盛に反抗し福原から京への還都を求める場面で号泣していました。
https://17on.site/RASEN-KAIDAN/41009
バカ息子が成長し勇気を出して父に諫言するが、それは福原を宋との貿易の拠点にしたい父の思いと擦れ違う。その時も自ら重盛を引き合いに出していたのが今年との共通点。平宗盛みたいな二世政治家は嫌いですが、平宗盛が嫌いな訳ではないんですよね。

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《恋せぬふたり/第8話》
・やりたい野菜の仕事よりも、単調でも二人の暮らしを選んだ?それくらい大切な存在になったのに、新たな悩みの段階に。それを気付かせる役割のカズと、話せるようになった母の変化が心地よい。
・離れて暮らしても家族(仮)は終わらない、縛られなくていい。出会いによって「あきらめ」の中から飛び出した。
・ホントにいいドラマでした。劇的な恋愛や華々しい演出がなくても、真面目な事柄を心地よく考えさせてくれました。最終回は2日遅れて観てましたが、相棒を後回しにしても後悔はないです。