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明治に普通にあつた物のことを語る

小説を書く猫がをつた。人類の文明が進歩すれば猫まで進化する物乎と感心した物であるが、彼の猫君が不慮の水難で溺死し、後に続く猫が出ないのは些か残念な心持ちがする。

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明治に普通にあつた物のことを語る


諷刺画が盛んで諷刺画専門紙も出てゐた。

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明治に普通にあつた物のことを語る

隣の家のおやぢが毎朝新聞を音読してゐた。御陰様でうちでは新聞を取らなくても良かつた。

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明治に普通にあつた物のことを語る

横浜の外国人居留地ではチャールズ・ワーグマンなる者がジャパン・パンチという諷刺画の雑誌を出してをつた。是れはイギリスのパンチと申す諷刺週刊誌に範を取り、日本に居留する英人の娯楽の為に発行した物で、いわゆる「ポンチ絵」の語源是れである。

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明治に普通にあつた物のことを語る

今のやうな歯ブラシが普及する前は房楊枝と云ふ物を使つてゐた。指に布を巻いて歯を擦る事もあつた。

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明治に普通にあつた物のことを語る

明治二十年にもなると云ふのに未だに髷を結つてをる者を偶に見掛けたものである。