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日本産科婦人科学会に『水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内（PDF 103KB）』という記事が載っています。

去る3月23日、金町浄水場の水から1kgあたり210ベクレルの放射性物質が検出されたことから、24日付でこれについての見解を発表したものです。内容を要約すると次のような感じです。

• この水を妊娠期間中毎日1リットル飲んでも、総被曝量は1232マイクロシーベルト（計算式を示す）。
• 胎児に悪影響が出るのは、胎児の被曝量が50000マイクロシーベルト以上と考えられている。胎児の被曝量は、母体に比べて少なくなる。
• 母乳に含まれる放射能活性を持つヨウ素は母体が接種した量の4分の1程度になると推測されている。
• この水を毎日普通に飲んでも、母体と胎児に悪影響はない、授乳しても乳児に悪影響はない、と推測される。
• ただし被曝は少ない方がいいことは確かなので、この水以外の飲み水がある場合はそれを使った方がよい。
• 妊娠中の人は水分の不足には特に気をつける必要があるので、のどが渇いたら何か飲むことが大事。
• 今後も水道水のベクレル値には注意すること。野菜などからの被曝量も前掲の式で計算できる。

47NEWS（よんななニュース）に『放射性物質に正しい知識と対応を　妊娠女性らの不安高まる』という記事が載っています。

原発事故と妊娠・授乳に関する疑問について放射線医学総合研究所の神田玲子さんに聞いています。