日本産科婦人科学会に『4月18日付け「大気や飲食物の軽度放射性物質汚染について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内 (続報)」(PDF 148KB)』という記事が載っています。
飲食物を通した放射性ヨウ素(I-131)によって見込まれる被曝の影響についての文書です。成人・妊婦の水の飲用、粉ミルクを飲む乳児の場合や、野菜、魚介類を摂取した場合などを解説しています。
放射性物質による軽度汚染の長期化が懸念されています。この場合には特 に軽度汚染飲料水や食物を長期間摂取することによる体内での被曝(内部被曝) が心配されます。この点について比較的よく研究されているヨウ素(I-131)に ついて学会の見解を示します。ただし現在のところ、ヨウ素(I-131)による大 気汚染は減少し続けており、ほんの一部の地域を除いてヨウ素(I-131)による 水道水汚染はありません。ヨウ素(I-131)を一気に噴出するような新たな爆発 が起こらないかぎり、ヨウ素(I-131)を含んだ水道水や野菜による健康被害を 心配する必要はなさそうです。ただし、ヨウ素(I-131)による海洋汚染は現在 も持続しています。今後の海水汚染の動向には注意が必要です。
以下に示す例は、最大危険時等を想定した、連日、比較的高いベクレルを 含んだ飲食物を摂取するとした場合であり、 現実的には 3 月 15 日にあったよう な爆発(放射性ヨウ素を一度に大量噴出した)が繰り返されなければ、起こら ない場面を想定しています。 (最大危険時を想定した食事内容とその時の被曝量を末尾に 表示しています)
日本産科婦人科学会に『大気や飲食物の軽度放射性物質汚染について心配しておられる妊娠・授乳中女性のための Q&A」(PDF 119KB)』という記事が載っています。
内部被曝した場合に考えられる影響や、放射性物質による飲食物の汚染が心配される場合に胎児を守るための注意などについて一問一答形式でまとめています。
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刊刻:2011-04-19T22:11JST
分類:一面
執筆:Kodakana