キリスト教インターネット新聞クリスチャントゥデイに『キリスト教団体、英政府の同性婚合法化に反対』という記事が載っています。
英国における同性間の法的婚姻を認めようとする動きに対し、キリスト教系の新団体「コアリション・フォー・マリッジ(C4M)」が反対運動を始めたということについて伝えています。
私見。この記事が伝えるところの宗教指導者らの発言に注目する。
C4Mはこの動きを「重大な反民主主義」と非難している。
「この国の2400万人の既婚者は、結婚に関する憲法の改正をどう思うか尋ねられもしないだろう」
「結婚の高潔な地位は国や教会に先行するものだ。いずれの機関もこのような基本的なことを再定義する権利はもっていない」
「一人の男性と一人の女性の結合は何千年もの間、文化を超えた社会の基盤になってきた。結婚は社会の基本だ。大衆はこの基礎を変えようという試みに反対することだろう」
このように宗教的言辞ではなく「民主主義」や「国や教会に先行するもの」を論拠にすることは、いまや宗教の固陋な部分が社会の中で行き場を失いつつあることを思わせる。これは近年の他の局面でも見てきたことだが、この記事にはそうしたところが端的に現われているようだ。さらに近代的常識的感覚を曲げて用い、ありもしない歴史的事実を持ちだすところになると、まるで日本の或る人々を見るようである。
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刊刻:2012-03-05T20:26JST
分類:一面
執筆:Kodakana