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常識と距離を置くことは、環境によっては創造性を育む要因となる。例えばゲイであるという自覚は、そのきっかけになり得るだろう。しかし現在の日本では、そうなりやすいという水準に社会が達していない様に思える。
今日の我々は、19世紀に成立した、古い構造を持つ社会がたどる道の、繰り返し可能な部分を周回している。この命数(ライフサイクル)の中では、構造に関わる様な変化は急激には起きにくい。
しかし社会には必ず変化しやすい時期がやって来る──もし来なければ、それは絶えて消え去るときである。その時期に、変化の形成に、誰が、どの様に関与するかで、新しい構造が決まる。その時期は、そう遠くもないかもしれない。
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刊刻:2012-07-13T20:18JST
分類:一面
執筆:Kodakana