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日曜日、サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、シアトルなど米国各地でプライド・パレードが行われた。

第43回となるサンフランシスコの催しに集まった中には、異性の連れ合いや子連れの家族の姿も見えた。最大の拍手は、提案八号に関する訴訟が結婚をもたらした新しい同性婚者のために贈られた。Human Rights Campaign の Chad Griffin 代表（訴訟を組織化した）と、脚本家の Dustin Lance Black（Harvey Milk の映画でアカデミー賞を得た）は群衆とともに行進した。大きい歓声は、Nancy Pelosi 下院議員、Gavin Newsom 州副知事と Kamala Harris 法務長官に向けられた。サンフランシスコの行列は、同性婚に対する支持の大勢はどうなっているかについて示した。Facebook や流通大手の Safeway の様な企業が参加した。警官と保安官の代表も手を握って行進した。「結婚のためのモルモン教」を名乗った集団も参加していた。その日、五年のあいだ待っていた人たちが結婚許可証を早く受け取れる様に、サンフランシスコ市役所は開かれていた。

44年前から行われているニューヨークでのパレードには、相続税も問題に関して連邦結婚防衛法の合憲性を問う訴訟を起こした84歳の未亡人 Edith Windsor のための祝勝の気分が有った。Windsor は五番街を行進する間、4年前に死んだ伴侶の Thea Spyer とかつてテレビでパレードを見ていた時のことを思い出した。「私は、明らかにそれが好きです」「もし、私が84歳になってプライド・パレードの先導役に指名されると、誰かが50年前に言ったとしても、私はそれを決して信じなかったでしょう」。

シアトルでは、昨年に法制化された後、ワシントン州で最初に結婚許可証を交付された二人、Jane Abbot Lighty と Pete-e Petersen が、赤い等号を特徴とする「結婚の平等」旗を、スペース・ニードル塔の上に初めて掲げるのを手伝った。シアトル・マリナーズは、シカゴ・カブスとの試合の間、虹色旗を風に靡かせた。最高裁判決に動かされて、初めてプライド・パレードを見に来た人も多かった。ノースカロライナの John Moehnke と Michael Pence（秋にはニューヨークで結婚する予定）は、教会の一行とともにシカゴのプライド・パレードに参加した。彼らは判決に感動して、同性婚がイリノイや他の州に広がるのを見たいと言った。

イリノイ州で同性婚を法制化する努力は一時停止している。賛成派の代議士は年始から熱心に活動し、大統領や州の政治指導者たちの支持を取り付けた。法案はバレンタインの日に上院を通過したが、下院では充分な賛成を見込めなかったため採決に至らなかった。法案の提出者 Greg Harris 州議員は、日曜日にパレードに参加した政治家の一人だった。彼は秋にはもう一度この懸案に挑むと言い、最高裁判決が下院の同輩に共鳴を呼んだと付け加えた。「私たちが結婚の平等を可決するまで、イリノイ州は本当に二級の状態にあります」と彼は述べた。

6月29日、英ロンドン中心部で行われたプライド・パレードに数千人が参加した。主催者は、今回はこの10年で最大のものになりうると述べた。今年の主題は、議員が平等結婚法案を審議しているのに合わせて、「愛と結婚」というもの。

Pride in London の Michael Salter 会長は、「今年の主題は…、民事連帯、子どものための親の愛、友人と家族への愛を祝福し、また議会を進んでいる平等結婚法案を支えます」と述べた。

David Cameron 首相は、平等結婚法案について、プライド・ガイドに寄稿した。「今、学校では少年少女が、同性愛者であるからといって、不当にされることを心配したり、社会が彼らをどう考えるかを懸念している」「この改正を行うことによって、議会が誰の愛も同じだと考え、平等を認めるのを見ることができるだろう」。

Boris Johnson 市長は、「私たちは、LGBT の人々が公にしていることがありうる場所としてのロンドンの評判を、とても誇りに思わなければならない」と述べた。「私たちの街は、平等に向けた歩みの最前線に立ってきましたが、栄誉の上にあぐらをかくわけにはいきません…、もちろん、偏見や差別に取り組むために、まだ多くのことを行う必要があります。これは、職場、学校、他のどこかで、同性愛に対する圧力に対抗することを意味します」。

30日、米連邦最高裁、カリフォルニア州の同性婚受理再開に対する差し止め請求を却下。