Xperia mini ST15i(すでにビルド番号が 4.1.B.0.587 になっているもの)の root 権限を取ったので覚え書き。[GUIDE] Rooting Xperia 2011 devices with ICS(4.1.B.0.587) - xda-developers を参考に。今回の必要な手順のうち、Flashtool には Linux と Mac OS X 用のものも有るが、Rooting Toolkit が Windows 用のバッチファイルなので、古い周辺機器のために残している XP のマシンで作業した。

  1. Rooting Toolkit を使うときに ADB ドライバが必要なので、PC Companion をインストールしておく。その直前でも良いが、先にやっておいた方が安心(経験者は語る)。

  2. ST15i で設定→セキュリティを開き、「提供元不明のアプリ」を許可する。同じく開発者向けオプションを開き、「USB デバッグ」を有効にする。また Xperia→接続設定→USB接続モードを「ファイル転送モード(MSC)」にする。

  3. Flashtool をダウンロードし、インストールする。

  4. C:\Flashtool\drivers\Flashtool-drivers.exe を実行し、flashmode 用のドライバをインストールする。

  5. 上記参考ページから st18_4.1.a.0.562_kernel.ftf をダウンロードし、C:\Flashtool\firmwares\ に置く。そのフォルダに元から有ったファイルは削除する。

  6. ST15i の電源キー長押しから「電源を切る」。

  7. ST15i の[音量 -]を押したまま、USB ケーブルで PC に接続する。次の手順の間、[音量 -]は押したままにする(経験者は語る)。

    1. Flashtool を実行し、左上の稲妻形アイコンのボタンを押す。
    2. [Mode Selector]ダイアログで「Flashmode」が選択されていることを確認し、[OK]を押す。
    3. [Firmware Selection]ダイアログで、ST18 の Kernel が選択されていることを確認し、[OK]を押す。
    4. Flashtool の主画面で「Flashing finished.」に続いて「Please unplug and start your phone.」と表示されたら ST15i から USB ケーブルを抜く。
  8. Flashtool を閉じる。

  9. ST15i の電源キーを2〜3秒押して電源を入れる。この時、画面は黒いままで、SONY や XPERIA のロゴも表示されないが、慌ててはいけない(経験者は語る)。そのまま2分くらい待つ。

  10. ST15i に USB ケーブルを差し込む。今度は何も押さない。

  11. 上記参考ページから Rooting Toolkit をダウンロードし、その ZIP を展開する。ST15i が接続されていることを確認し、「runme.bat」を実行する。

    コマンドプロンプトが開いて手順などが表示されるので、その内容を確認し、準備ができたら続行させる。後は自動的に進むので終了を待つ。

  12. ST15i を PC から切り離し、バッテリを抜いて10秒ほど待ち、再びバッテリを挿入する。

  13. 上記参考ページから st15_4.1.b.0.587_kernel.ftf をダウンロードし、C:\Flashtool\firmwares\ に置く。

  14. ST15i の[音量 -]を押したまま、前と同様に Flashtool を開き、今度は ST15 の Kernel を選択して書き込む。

  15. ST15i を再起動すると root 化できているはず。

おしまい。