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みなさんレインボーマーチ札幌ファイナルにご参加いただき、本当にありがとうございました。参加者が1107人と、たくさんの方に、この雨模様の中、参加していただき、本当にうれしく思います。ただいまご紹介にあずかりました、レインボーマーチ札幌ファイナル実行委員長の、福島と申します。よろしくお願いいたします。

私たち、実行委員は、約一年半前に発足し、2013年のレインボーマーチを、最後にしようと決断いたしました。最後の理由には、大きく二つあります。まず一点は、レインボーマーチを引き継いでくれるであろう、若い世代の立候補者が、今後あらわれる見込みがないこと、今後も現れなかった場合、繰越金や、備品などの動産を、いつまで、誰が責任を持って管理をするのか、などの問題が浮上しました。レインボーマーチは、開催するごとに、誰かの犠牲の上に成り立ってまいりました。しかしながら、開催をしない間も、誰かに、犠牲と責任を押し付ける形となってしまうことを避けるためでもあります。

もう一点は、違う側面から判断すると、レインボーマーチの当初からの目的である、ビジビリティの向上、いわゆる視覚的効果が、ある一定の成果をなし得たということです。ぼくらが、ここに、この社会に存在するというアプローチは、この十八年の活動で、達成されたと考えています。次は、この土台を利用し、いかに実利を取っていくのか、という戦いに入るのだと考えました。

今回の実行委員会には、レインボーマーチ初期からのメンバーも参加しております。初期から活動してきた彼らが、残した土台を、今後いかに、有効利用し、ぼくらの諸権利を勝ち得ていくか、その課題を、いつか現れるだろう、次の世代に託したいと思いました。何かを新しく始めるには、何かを終えることも必要です。何かが終わってしまう、反応が、次なるステージへの原動力ともなると、ぼくらは願うことと、レインボーマーチを最後とすることといたしました。

もしかすると、違った名称で、新たなパレードが開催するかもしれません。もしかすると、パレードではない、別な動きが起こるかもしれません。私たちも、このレインボーマーチ札幌を通じて、様々なことを学び、得たと、感じています。レインボーマーチ札幌ファイナルを、歩き終えた今、ちょっぴり、休息をし、ちらかったことを拾い集め、何か導くことの作業をしていきたいと考えています。最後になりましたが、レインボーマーチ札幌に参加され、歩き続けてこられた、約のべ一万人のみなさん、そして、レインボーマーチ札幌を立ち上げていただいたみなさん、この十八年間、支援、応援で、ささえていただいたみなさん、本当にありがとうございました。