freetel FT132A に付属する USB ケーブルは、「特製」であり「市販されている一般的なケーブルは使用できない」と説明されている。しかし、見た限りでは、その形状は Micro USB 規格のものである。

試しに、付属のケーブルを Xperia mini に挿し、PC に接続すると、正常に給電と通信が行えた、ということは前に書いた。では何が「特製」なのかと言うと、本体の端子がやや奥まった位置に在り、それに合わせてケーブル側の端子も先端の金属部がやや長くなっている。

(なお、前の記事で「2ミリ長い」と書いてしまったが、実際に測ってみると1ミリ程度だった。)

それでは、一般的な Micro USB ケーブルであっても、先端部の長ささえ何とかなれば、FT132A に挿して使えるのだろうか。試してみよう。今回用意したのは、京セラが PHS 用として販売しているもので、以前 Willcom Store のポイントを消化するために二本注文したものだ。

このケーブルの Micro B 側の端子の根本を、デザインナイフで1ミリほど剥がした。埋まっていた所が、ちょっと意外な形状をしていた。

(なお、私は電子変態なのでこんなことをやってしまうが、「自分は飽くまでも一般人だ」という人は真似をしない様に。)

この改造ケーブルを FT132A に挿して、PC に接続してみると、やはり正常に給電と通信が行えた。これで確かめられた限りでは、"特製"ケーブルの正体は、「先端が少し長いだけの A ー Micro B ケーブル」だろう、ということになる。

埋まっている所の形状によっては入らない可能性も有るが、もしもの時には一般的なものを削って使うこともできないということはない、ということが分かった。