FUSION IP-Phone SMART を使っている……というか、99.99%以上は着信を待っているだけなのだが、とにかく公式アプリの SMARTalk は常にプッシュ着信を受けられる状態にしていたい。
さて、freetel FT132A には、RAM の少なさを補うために Memory Booster というアプリがプリインストールされている。Android でアプリの挙動がもたつく主な原因は RAM のやりくりが行き詰まることなので、そこを何とかしようというわけだ。実際、freetel FT132A を使ってみると、一部の重量級のアプリや本格的なゲームを除けば、プロセッサの力はそれほど必要でないことに気付くはずだ。
この Memory Booster は、いわゆる「タスクキラー」的なことをしてメモリの空きを確保している。挙動を観察すると、かなり積極的で、システム系のプロセスでも落とせるものはバッサリ切ってしまっている様だ。これでは或る種のアプリでは問題が出るはずで、何度か試してみた所では、自動タスクキルが働いた後では SMARTalk のプッシュ着信ができなくなる様だった。Memory Booster には指定したアプリをタスクキルの対象から除外する設定もできるのだが、SMARTalk だけをそれに指定してもプッシュ着信ができなくなる場合が有った(厳密に検証したわけではないので、たまたま別の要因が重なった可能性も有る)。
もう一つ気になるのが、この Memory Booster(com.arytan.booster)、最近になって何らかの事情で公開を停止したらしく、Google Play から消えており、開発元のウェブサイトも無くなっている様だ。現状で問題が無ければとりあえず使っていても良いのだが、何か問題が有っても改善は期待できないことが確実だ。
これと同様の機能を持つアプリはいくつも存在している。私は少し前から Yahoo! Japan の「Y!スマホ最適化ツール」を使っていた。これには、挙動が穏健で、信頼性が高い、という印象を持っている。そこで freetel FT132A でも Memory Booster に替えて「スマホ最適化」の方を使うことにした。
まずは、Memory Booster のメニューから Settings を開き、[Notification Icon]と[Auto Boost]などの自動的に働く機能の選択を外す。次に Google Play から「スマホ最適化」をインストールして「おまかせ節電」の機能を有効化する。念のために「おまかせ節電の設定」で「自動終了禁止アプリの設定」を開き、SMARTalk を指定しておく。これをすると、SMARTalk の通知アイコンが「省電力待機中(青)」から「プッシュ登録中(黄)」に変わってしまう問題も起きにくくなり、精神衛生にも良い、らしい(ということについてもう少し考えてみた)。
freetel 増田 曰く、
そのままお使いいただいても設定ができますので問題はほぼないとは思いますが、今度のファームウェアから抜いてしまおうかなと思っています。(できればですが)
RAM512の対策として入れましたが、
実際はアプリをかなりの数動かしてもRAM512が使われることはほぼなく、おもったよりもfreetel上で多くのアプリが快適に動いていますので、メモリブースターの必要性も減ってきたと感じております。