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21日、米イリノイ州：連邦地方裁判所は、Cook 郡の同性のカップルは、同性間の結婚を法制化する州法が6月に発効するのを待たずに結婚できると判決した。イリノイ州議会は昨年、同性婚法案を可決し、今年6月1日に発効する。その後、数組のカップルは、すぐに結婚する権利があるとして Cook 郡官吏 David Orr を訴えていた。

Sharon Johnson Coleman 連邦地方判事は、「今般の法廷において反対意見が提出されなかった時点で、そして同性愛者は結婚する基本的な権利を否定されたことで既に苦しんでおり、かさねて遅延させる理由はない」と述べた。同判事は昨年12月にも、別の裁判で、片方が末期の病状にある場合は、すぐに緊急の結婚許可書を得ることができると判決していた。

判決は Cook 郡を被告とした訴訟に対するものであるため、同郡にだけ適用される。しかし、Pat Quinn 州知事は、全ての郡で6月より前に同性婚が受け入れられるべきだと述べた。

Orr は、Chicago 都心の郡事務所は、同日から同性間の結婚許可書を交付し、通常より二時間閉所を遅らせると述べた。又、他の事務所は、月曜日から交付を始めるとしている。

21日、米国で長年同性愛者の権利回復に反対してきた二人の活動家は、同性愛者の権利を制限する法律を作ることでロシアの例に続く様に世界中の国に対して求める組織を編成すると発表した。

米ケンタッキー州：5月の上院共和党予備選挙に向けて、同性婚問題が焦点の一つとなっている。