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7月17日、米フロリダ州第十六管区巡回裁判所は、州の同性婚禁止は法の下の平等を保証した合衆国憲法修正十四条に違反すると判決した。Pam Bondi 州司法長官は、ただちに上訴して、有権者の意志が尊重されなければならないと述べた。結婚を男女間のみの結合と定義する改憲案は、2008年、圧倒的多数に承認された。

Luis M. Garcia 判事は、「法廷は、有権者の多数が同性婚に反対することを察しているが、これは、多数に敢えて叛いても、個々人の権利、無勢の権利と弱者の権利を保護する、我が国の誇れる歴史である」と記した。「ナチ至上主義者がユダヤ人が多く住む地域で行進する権利を獲得したとき、また、バージニアで黒人女性が白人男性との結婚を望んだとき、また、黒人児童が白人だけの学校に行きたいと思ったとき、憲法は彼らの権利に対する行政的干渉から、その市民の全てを保護し保証する」。

フロリダは長く同性愛者の権利の戦場だった。1970年代、歌手の Anita Bryant は、同性愛者への差別を禁じた Dade 郡の条令を覆す運動を成功させた。郡委員会が保護を回復させたのは二十年後だった。1977年、フロリダは全ての同性愛者の養子縁組を禁止する唯一の州になった。州法廷がその禁止に「合理的な根拠はない」として棄却したのは2008年だった。

同性婚の反対者は、木曜日の判決は、ほぼ500万の投票者の公民権を奪うものだと述べた。フロリダ州の結婚規制に対する他の二つの訴訟が進行中である。

7月18日、米コロラド州最高裁判所は、Denver 郡に対して、禁止が有効である間は、同性間の結婚許可書の交付をやめるように命令した。この決定は、他の郡には適用されない。Boulder と Pueblo 両郡は、発行を続けるとしている。他のいくつかの郡は、裁判所に同性婚を承認できるかどうかの指針を求めた。

7月18日、米連邦第十巡回控訴裁判所は、オクラホマ州の同性婚禁止は合衆国憲法に違反すると判決した。三判事による法廷で二対一。判決の実行は上訴の間は保留される。

7月18日、米連邦最高裁判所は、ユタ州で地方裁判決により可能だった期間になされた同性婚について、上告が審理される間は州当局が認知しなくてよいと決定した。

7月16日、米コロラド州のケーキ店経営者 Jack Phillips は、同性カップルのためのウェディングケーキを作ることを宗教的理由で拒否できないとした州市民権委員会の命令について、控訴裁判所に上訴した。