11月13日未明、プラスワン・マーケティングが freetel ブランドで提供する MVNO「freetel mobile(フリモバ)」のサービスが開始された。私はその日の午前二時頃に突撃(笑)しました。やっちまったなあ。「freetel mobile ネットし放題1GB 電話プラス」1270円/月(税別)で契約です。

さて回線交換網による音声通話付きの MVNO サービスというと、最近まで各社月額1600円程度からでほぼ横並びだったが、10月末に楽天モバイルが1250円からというプランを打ち出し、フリモバも同価格帯での開始となった。フリモバと楽天モバイルの主な違いは、フリモバは最低価格のプランでも1GBの高速通信容量が付くこと、楽天モバイルは本人確認書類に運転免許証しか受け付けないのに対して、フリモバは健康保険証なども使用できるといったあたりか。あと最も大きな違いは会社の規模だろうか(汗)。

注文したフリモバの SIM は13日に発送され、15日に北海道の我が家に到着した。封筒で来るかと思ったら薄い箱だった。Priori に挿入し、早速177に電話をかけてみると、ちゃんと通じた(当たり前だ)。内容物を確認すると、APN は umobile.jp で設定は U-mobile と全く同じ。freetel priori では U-mobile の設定が予め組み込まれているので、それを選択するだけでネットワークに接続できた。


U-mobile は U-NEXT がフリービットの MVNO 導入支援パッケージを利用して提供しており、両社は共同で MVNE 事業を行っているので、フリモバは MVNO 事業としては「フリービット系」ということになるだろう。

参考資料
フリービットのASP型MVNO導入支援パッケージ「YourNet MVNO Pack」、日本最大級の映像配信サービス事業者U-NEXT社の独自ブランドとして展開する「U-mobile*d」に採用のご報告
業界最安値!月額680 円の LTE対応モバイルデータ 通信サービス 「U-mobile*d」販売開始(PDF)

フリモバの概要は以下の通り。

  • データ通信専用は670円/月から。通話付きは1270円/月から。
  • データ通信専用プランには+150円で SMS を付けられる(通話付きでは標準)。
  • 通話料金は20円/30秒。
  • 高速通信容量超過後は月末まで最大128kbpsに制限される。
  • 利用開始月の基本使用料は日割り計算。
  • SIM の交換/再発行は手数料2000円。
  • 高速通信容量の追加購入は今後開始する予定
  • 最低利用期間/解約金なし。
  • MNP 転出手数料は一ヶ月目15000円から段階的に減額され、12ヶ月目で4000円、13ヶ月目以降は2000円になる。

契約にあたって気になったのは、住所など契約情報の変更に郵送が必要、解約は電話で申し込み、また SIM の交換やプラン変更などもカスタマーサポートにお問い合わせくださいとなっている点。つまり「ウェブ上でできるのは契約だけ」と言った方が早い。このあたりは今後整備するつもりなのかもしれないが、特に解約はオンラインで処理できるようにして欲しいところ。契約と解約は同じ方法でできるべきだし、解約しやすい方が契約もしやすいと思うので。