各種 Wiki では文字列の行頭に半角空白を入れると整形済みテキスト(HTML の pre)にしてくれるものが多い。掲示板やメールなどのリッチでないテキストデータを貼り付けるときに便利だが、行数が多くなるといちいち手でカーソル移動、空白挿入、カーソル移動、空白挿入…、と繰り返すのは大変。そこで以下のような簡単なシェルスクリプトを書いた。



for file in "$@"
do
	cat $file | sed -e s/^/\ /g
done

これを適当な名前で保存(ここでは wikipre.sh とする)して、実行属性をつける。処理元の内容は一旦テキストファイルに保存し、このスクリプトに引数として対象のファイル名を渡す。具体的には、$ wikipre.sh failename.txt のように実行する。

すると、処理結果を標準出力に吐き出すので、そのままコピペするなり、ファイルにリダイレクトして保存してから利用するなりすればよい。また、テキストエディタの中には、Kate や Smultron のようにコマンドの出力を利用できるものがあるので、そういうものを使うのも便利。