[クラスノグラート 4日 大火星新報]太陽の周りを惑星が円を描いて回っている。火星の内側の軌道に地球がある。地球は火星より短い距離を走るため、火星が一周する間に地球は二周弱回る。約一年三ヶ月に一度、地球の側から見れば、地球の暦でおよそ二年と二ヶ月に一度、地球が火星を追い越す。これが「地球の接近」という天文現象である。

日中に地球が空に昇るため火星からの観測は難しいが、地球への旅行者は現地の暦で12月14日訂正19日に最も接近した故郷の星を見ることができる。異境の星からの我が大地の眺めを楽しんではいかがだろう。

2003年の火星
写真:地球暦2003年に地球から観測された火星。