結論から言うと、Palm Desktop 6.2/Hotsync Manager 7.0 + MS Outlook 2002 + IntelliSync Lite の組み合わせで同期可能。
Vista に正式対応した Palm Desktop 6.2 をインストールし、CLIE を載せた USB クレードルを接続して HotSync ボタンを押すと、何のエラーも出ず、HotSync 自体は正常に終了する(これ以前に CLIE 付属の CD-ROM から Palm Desktop をインストールしたりはしていない)。しかし、Palm Desktop に CLIE から転送されたはずのデータは表示されず、Palm Desktop に入力したアイテムも CLIE には入っていない。
次に、Palm Desktop に標準で付属の Outlook コンジットを使って MS Outlook との同期を試してみる。
かつて、PocketPC 2002 や Windows Mobile 2003 を搭載した PDA には、MS Outlook 2000 や 2002 が付属していた。そのため、私の手許には Outlook のライセンスが5本くらいある。今回は Outlook 2002 を Vistaにインストールした。
もちろん SH には光学ドライブが内蔵されていないので、LAN 内の GNU/Linux が走っている PC にディスクを入れて、Samba で共有して SH に引っ張った。
この組み合わせでもやはり HotSync は正常に終了した。今度は、CLIE から転送されたデータが Outlook に表示された。しかし、Outlook に入力したデータは CLIE に表示されない。もう一歩という感じだ。
ここで CLIE と Outlook を同期するもう一つの方法、CLIE 付属の CD-ROM に収録されていた IntelliSync Lite を引っ張り出してみることにした。この組み合わせはうまくいき、情報を同期できた。
なお、ここまでの手順でデータを同期できたかどうかは予定表に入力したアイテムで確認した。どこか別のところで何かあるかもしれないが、確認はしていない。
というわけでまだまだ CLIE が使えることになったのであった。