Photographer
Siti Saad
License
Creative Commons (by)

 12月1日は World Aids Day だった。今や、世界各地でこの日を中心とした時期にエイズに関連した催しがあったり、この日に合わせてエイズに対する政策が発表されたりしている。しかしこうして見渡しても日本のエイズ対策は、最悪ではないにしろ、うまく進んではいないように見える。
 かつて92年頃だったか、今よりまだ影響力のあったラジオ局が大々的にエイズ啓発を目的とした特別番組を打ち出したことがあった。それは私にとってもエイズを意識する一つのきっかけにはなったものの、「単発の企画より、毎日10分の箱番組でもいいから続いていくものの方がもっと必要なのではないか」とも感じていた。果たしてどうだったかは知り得ない。
  今はどのような方法が啓発としては良いのだろうか。世界各地の取り組みと日本の状況とを見比べてみることは一助にはなるだろう。