世界インフレ、日本の円安・物価高、ウクライナ危機…経済学者の伊藤元重氏は、これら既存の常識では予測できない現代の社会情勢を「事実は小説より奇なり」と表現する。だが同時に「予測不可能な未来を見通すためには、経済学の力が必要だ」とも語り、本書ではさまざまな経済学の視点から、これら「難問」の解明に挑む。読めば加速・複雑化する社会情勢が理解でき、日本再興の「勝機」が見えてくる!
ディープフェイクとは、人工知能(AI)の技術を用いて合成された、本物と見分けがつかないほどリアルな人物などの画像、音声、映像やそれらを作る技術のことである。大統領が敵国への降伏を呼びかける動画が拡散されたり、ある企業のCEOの偽音声を用いた詐欺事件が発生するといった事例が生まれる一方、画像生成AIを用いて作成された絵画が米国の美術品評会で優勝するなど、アートやエンターテインメントの分野にも大きな変革が生じる可能性がある。ディープフェイクを生み出す原理や社会への影響などを平易に解説し、共存せざるを得ない未来に向けて知っておくべきことを語る。
全部、全部「ウソ」だった。周囲が作り上げた「かっこいい女子」を演じ続けてきた玉川つばさは、かわいいものや、きれいなものを身につける男子・雨宮凪良と出会い、少しずつ「自分の本当の気持ち」を見つけていく。
3分後、夢の世界でお待ちしています。どうか、すてきな悪夢が見られますように。朝読で大人気!シリーズ第28弾。
1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程で「未完の大作」を巡る陰謀に巻き込まれていき…。
夫婦で挑んだ「日本初の洋食屋」誕生物語。幕末の長崎で洋食屋を始め、明治の大阪でレストランとホテルを開いた料理人・草野丈吉と妻ゆき。日本の外交を支えた“自由亭”夫婦の奮闘を描く傑作長編。
シカクが、怖い。1話5分で読める、まったく新しいホラー短編集。「開かずの金庫」を無理やり開けた強盗が見たものは…『すべてを失う夜』。恋人とケンカ別れをした青年の耳に届いた音の正体は…『コ、コ、コン』。小学校でかくれんぼをしていた少女が見つけたその部屋は…『おいでおいで』など全15話を収録。
穏やかでお菓子作りが上手な母・茜と、法律事務所に勤めるしっかり者の娘・七。ある日、茜は夫から離婚を言い渡されてしまう。突然のことに傷つき、離婚後も落ち込む茜。茜の生き甲斐を取り戻そうと、七と商店街の友人たちは手作りケーキの販売を持ちかけ…人生へのリベンジをかけ、母娘二人の洋菓子店が開店する!奮闘する母と娘の絆を、スイーツと共に温かく描く感動作。
常識を変えた男がいた!フジタヨーシュウ堂に入社した大木将史は視察先のアメリカで、コンビニエンスストアとの衝撃的な出会いを果たす。誰もがコンビニ事業への参入を反対するなか、将史は社長の藤田を説得しようとするがー。イトーヨーカ堂、セブン&アイを牽引した伊藤雅俊氏、鈴木敏文氏をモデルに、流通業界の変遷と経営者の責務を描いた、ビジネスパーソン必読の長編小説。
時代を変えた男がいた!戦後の日本を「一商人」として生き抜いた男、藤田俊雄。商人でもあった母の教えを胸に、復員後、東京・北千住で義兄とともに洋品店を営むことに。儲けを最低限に抑え、客を第一に考えたその店は、食料品等も扱うなど業容を広げ、「スーパーマーケット」という新たな形態へと変貌を遂げていく。イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏をモデルに描いた傑作ビジネス小説。
同じ中学の受験に、“合格した”奈鶴と、“落ちた”律。バスの中で交差するふたりの視点で描かれる青春成長ストーリー。バスを降りたふたりは、新たな一歩を踏み出す。
あれ、さかなかにゃ?あれ、ボールかにゃ?あれ、ちょうちょうかにゃ?いっしょに指さし語りかけ!親子で楽しむ絵さがし絵本。
経済視点で歴史に迫ると現代との類似点が見えてくる!国家の盛衰を決める徴税と財政政策。ローマ帝国で起こったハイパーインフレ。国家財政の魔法の杖ー徴兵制。ブロック経済で日本を締め出したイギリス。リーマンショックを招いたソ連の崩壊。経済が国家の命運を決める、元国税調査官が歴史上の人物をガサ入れ!