なんでぼくはるすばんやねん!ぼくはたんじょうびにかぞくでドリームランドに行くのを楽しみにしていた。それやのに…。「人生はジェットコースターみたいなもんやっちゅうことや」「ジェットコースター?」「そうや、ええことがつづいて、どんどんのぼっていったと思ったら、きゅうこうかしてどんぞこまでおちたりもする。わるいことがつづいても、またのぼっていくときがくる」小学校低学年から。
統率力、人間力、先見性…。昭和のエリートは何を間違えたのか?
太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、分野を超えて精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではない。指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たちー。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる名指揮官「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。
人生、意気に感ずー。大和国の守護となった筒井家に、織田信長が明智光秀によって本能寺で討たれたとの一報が届く。去就を決しかねる筒井家で、静観を主張する島左近は、偵察に出た先で山伏を捕捉した。その山伏こそ、羽柴秀吉の奏者・石田三成だった…。なぜ、左近は三成に仕えることになったのか。秀吉の死を機に牙を剥き始める徳川家康。再び風雲急を告げる天下に、“いくさ人”島左近の真価が問われる!
奥様は幽霊!?-昭和五年。田舎から東京に出てきた天涯孤独の少女・結月は、次々と女中が辞めてしまうという天方家で雇われることに。主人の怪しい仕事を手伝わされたり、息子の式神に見張られたり、庭の大蝦蟇に話しかけられたり、子犬の霊につきまとわれたりと、結月の日常は奇怪な出来事に大忙し。しかし天方家には、さらに何か大きな秘密があるようで…。感動の傑作和風ファンタジー。
友だちづきあいでなやんだとき。友だちとけんかした、いじわるされてつらい、どうしてもきらいな子がいる。自分の気持ちを大事にできると、相手の気持ちも大事にできる。こころの声に耳をかたむけてみよう。
あなたの心を苦しめ、不安にさせているのは、他ならぬ「あなた」自身だということをご存じでしたか?もし落ちこんでしまったら、試しに本書のことばを口ずさんでみてください。強力な味方を得たあなたの「心」は躍動をはじめ、きっと人生がいきいきと輝いてくるはずです。自分の殻を破りたい人、自分を変えて積極的に生きたい人にぜひおすすめしたい、やすらぎのバイブル。
かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。その一つが武士道である。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。本書はその現代語訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。「日本人とはなにか」を問い、倫理観・道徳観を見直すことができる格好の書である。
戊辰戦争の際、官軍と奥羽列藩同盟の間で武装中立を目指した長岡藩家老・河井継之助は、「英雄」として語られることが多い。しかし、彼は本当にそうだったのかー。藩を救うために諸国を巡った若き日、妻・すがとの絆、会津藩公用方・秋月悌次郎や仙台藩隠密・細谷十太夫、そして武器商人エドワード・スネルとの親交を通して、動乱の時代を峻烈に生き抜いた人間・河井継之助の、真の姿に迫る感動の長編歴史小説。
わがまま、かんしゃく、言うことを聞かない…「甘え」をうまく受け止めれば、子どもは変わります。ママのためのほっとする時間のつくりかた。
ついに自分の思いを大に伝える決心をした、塔太郎。同じく大に想いを寄せる総代との「約束」にけじめをつけるため、塔太郎は彼を呼び出すが、大と総代は二人で東京に行く予定があるそうで…。一方、大には「喫茶ちとせ」の店長にならないかという話が持ち上がる。大は、その勉強のため「清水焼」の陶芸体験に行くがー。第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第八弾!文庫オリジナル。
高齢の女性と彼女の介護士を乗せたタクシー運転手の美都子は、その噛み合わない会話から、二人の真の関係に気づき…。亡き息子の復讐を誓う男の哀しき慟哭。料理の才能に恵まれた青年が陥った心の落とし穴。声を失い、筆談でお座敷を務める舞妓の勇気がもたらした奇跡ー。甘味処「もも吉庵」に集う人々の悲喜こもごもに、女将のもも吉が寄り添い、ぬくもりを与える京情緒溢れる連作短編集。
ネガティブな感情は、悪いものではなく、あなたの強みを引き出す大切な感情。だから、なくさなくていいのです!本書は、メンタルコーチとして活躍する著者が、怒り・嫌悪・妬み・苛立ちなど様々な「黒い感情」との向き合い方を紹介します。この1冊で、仕事、恋愛から人間関係、お金などあらゆる問題が、全部うまくいく!
庭師「室藤」は、薬種問屋から、暴風雨で荒れた庭普請の依頼を受ける。職人たちの世話をする、室藤の一人娘・お紗代はある日、垣根で隔てられた今は使っていない離れの庭から、子供の声がすることに気がつく。つられて足を運ぶと、そこには真っ赤な鶏頭の花が咲き乱れていた…。家族の確執から遺った念、紛れ込んだあやかしなど、庭に関わる不思議な事件を、お紗代が解決する感動の時代小説。文庫書き下ろし。
世界支配を目指した大国はいかに興り、滅びていったのか?
わるいことをしたらじごくにいくって、ほんとうかな?わるいことをするお子様に。じごくをみる絵本。