いつの世も「今どきの若者」はオトナにはよくわからないものだが、近年、そのギャップは広がるばかり。そのため職場では、若手社員にイライラ・モヤモヤ(イラモヤ)させられている人も多いはず。かといって、パワハラとなったら困るし、説教して古臭いオジサン(オバサン)と思われるのも…。そこで、若者の働き方研究家が、彼らの「脳内=ホンネ」を翻訳するとともに、職場で発生しがちなイラモヤ場面を具体的に取り上げ、その解消法を指南する。
時代を変えた男がいた!戦後の日本を「一商人」として生き抜いた男、藤田俊雄。商人でもあった母の教えを胸に、復員後、東京・北千住で義兄とともに洋品店を営むことに。儲けを最低限に抑え、客を第一に考えたその店は、食料品等も扱うなど業容を広げ、「スーパーマーケット」という新たな形態へと変貌を遂げていく。イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏をモデルに描いた傑作ビジネス小説。
二百六十五年の平和ーその体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった…。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。“神君”家康にとっての「誤算」を、近世から近代まで俯瞰して読み解くと共に、彼がこの国に与えた影響に迫る!
神仏と会話できる著者が、ブログや本で紹介した神社を再訪し、読者さんの応援参拝の凄い効果を発見しました。これは、その報告とお礼の書です。人や動物に優しく、神仏を応援し、誰かのために行動できる…人間の持つ尊い素質を磨く本。
太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、分野を超えて精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではない。指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たちー。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる名指揮官「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。
大好評『ジブリアニメで哲学する』に続く、シリーズ待望の第二弾!刀、鬼、呼吸、藤の花、カラス…。あの大ヒットコンテンツの主要なモチーフを哲学し、息苦しい時代を生き抜くヒントを探る!文庫書き下ろし。
教室で言ったら、大人気?明日からすぐに使える!
優しい隣人の正体は!?真面目ゆえ、頼まれた仕事をなんでも引き受けてしまう苦労性の女・蓬田藤子。その隣の部屋に引っ越してきた男・仁科蒼真はとんでもなくイケメンで、しかもエリート会社員。藤子は次第に、親切で紳士的な隣人との交流に癒やされていく。なぜこんなボロアパートに越してきたのか、なぜ藤子に親身にしてくれるのか。多くを語らない仁科は、どうやらワケありのようでー?文庫オリジナル。
命に終わりはない。魂は永遠に続くー。臨死、体外離脱、憑依、お迎え現象…。救命医師と葬儀のプロが、見えない存在のことから人を看取り葬ることの意味まで語り尽くす異色の対話集。文庫版だけの特別対談を収録!
もしもショートケーキにのってるいちごが全然ちがう「あかいもの」だったら…?子どもの想像力を育てる妄想絵本!?4〜5歳から。
痩せる、肉を控える、コレステロール値を下げる…。これらは、日本人の健康常識となってきた。だが、長年高齢者医療に携わってきた著者は、こうした従来の健康常識は間違いだらけだと指摘する。がんが死因トップの国にいる日本人には、小太り、肉は食べる、コレステロール値は高めにする…といったことが長生き健康法のコツだという。本書では、最新の医学の知見や統計データを踏まえ、「頭がいい人」と「悪い人」の健康法の違いを示し、ラクに愉快に長生きできる「頭がいい人」の健康法を提言する。医者頼みではなく、自分の健康は自分で守る時代の必読書!
昔好きだったミュージシャンの車が事故を起こし、妻を亡くした佳祐は、時間を遡ることができるという坂道を自転車で逆走するのだが…(「さかさまさか」)。名前をもらってくれませんかー台風の夜、妻の出産のために訪れた病院で話しかけてきたのは、幼い時に死別した父親だった(「バオバブの夜」)。“時間”をテーマに紡がれた、ちょっと不思議で、あたたかな気持ちになれる五つの物語。
目の老化を止める!(仮)
日本近代史の本質とは何か、「明治」という時代を読み直す。今の政治指導者たちと何が違うのか。