中性脂肪&コレステロール
吉原の花魁は江戸の大スターで、流行の発信源でもあった!江戸人たちの憧れの的だった吉原は、独特の工夫に満ちた夢の世界。人々はいかに遊び、いかに働いていたのか。もちろん、遊女になるのは社会的には下層の人々が多かったが、そんな彼女たちがスターになれるのが、江戸の寛容性だった。しかも「浮気は厳禁」など粋で独特なしきたりが魅惑をさらにかきたてていた。遊び方から、歴史、時代ごとのスター名鑑までを生き生き解説。当時の浮世絵などもふんだんに盛り込み、艶やかな吉原をよみがえらせる。日本文化の魅力の源泉、ここにあり。
雷神と風神が結んだ数奇な縁とはー。織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節と出立した宗達。苦難の航海を経て、一行はついにヨーロッパの地を踏んだ。そこで彼らを待ち受けていたのは、絢爛華麗な絵画の数々と高貴な人々、ローマ教皇との謁見、そして一人の天才絵師との出会いだった。謎多き琳派の祖・俵屋宗達とバロックの巨匠・カラヴァッジョ。芸術を愛する者たちの、時空を超えた魂の邂逅の物語、ここに完結。
自らにかけられた呪いを解くため、京都で暮らす澪。蠱師の営む下宿屋「くれなゐ荘」に住み、高校に通う毎日だが、邪霊に襲われることも多かった。ある日澪は、京都で暮らすことになった兄・漣とともに出かけ、朽ちかけた橋の袂で女がすすり泣く声を聞く。そのとき、水に引き込まれそうになった澪を助けてくれたのは…。澪の淡い恋の行方も気になる、人気の呪術幻想譚シリーズ第二弾。文庫書き下ろし。
教科書で習った中国史は、現代中国に都合のいいように書き換えられたものだった!本書は気鋭の歴史学者が、アヘン戦争から中華人民共和国設立まで、日本人が知っておくべき中国史の真実に迫ったもの。日清・日露戦争の意義、満洲建国の実相、孫文や毛沢東の実像など“歴史の裏側”が明らかに。日本人の歴史観が、いかにゆがんだものかに気づかされる一冊。ロングセラー、待望の文庫化。
子どもをキズつける話し方、伸ばす話し方(仮題)
中国人と日本人の価値観は、なぜこんなに違うのか。縄文人も弥生人も大陸から渡った人々であり、民族形質的には近い。縄文時代に大陸では青銅器が造られていたほど、文明も発達していた。しかし古代日本人は、中国の文明化に恐怖を抱いていたようだ。実は、殷代には象もいた豊かな森が鉄器生産と農耕を推進した結果、秦代にはなくなり遊牧民が馬で侵入できる平原になった。これを見て日本は森を守り、強力な権力を持たない天皇を推戴した。現在、中国の覇権主義によって東アジアは緊張に覆われている。今こそ古代外交史からこの隣国との付き合い方を学ぶべき時だろう。
「コロナ太り」を解消する方法(仮)
衝撃の結末に心がざわつく。『あなたの不幸は蜜の味』に続く鳥肌必至のアンソロジー!
しんずしえきをしゅっぱつしたエアポートきゅうこうはけいきゅうほんせんにごうりゅうしよこはまえきけいきゅうかまたえきをへてはねだくうこうへ。へんかにとんだろせんのふうけいとでんしゃのうんこうがよくわかるよ。4〜5歳から。
なぜ私たちは悩みや不安からいつまでたっても解放されないのか。それは、「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という問いに答えられないために、一つひとつの悩みの根底にある「漠然とした不安」が解消されないからではないか。精神科医である著者が、この問いに初めて向き合ったのは10歳のとき。それから40年経った今、この問いに実践レベルで答えが出せるのは仏教しかないと著者は確信する。誰でも実践できる「行」や「方便」の習慣によって、曇りない心で真実をつかみ、毎日を明るく生きられるようになる。満を持して放つ「仏教心理学」のすすめ。
日本では18歳人口が減少し、「大学全入時代」といわれるなか、受験生の入試倍率は10倍、卒業生の就職率は100%-。秋田市内からクルマで30分、都会の華やかさとは無縁の緑に囲まれた大学に、なぜ全国各地から学生が集まってくるのか。その人気の秘密は、(1)すべての授業を英語で実施、(2)新入生は学生寮で留学生と共同生活、(3)在学中に1年間の海外留学を義務づけ…といった独自の教育システムにある。これらはすべて、世界で活躍するグローバル人材を育てるためのもの。国際教養大学トップが自ら明かす、「全人力」を身につけるための“世界標準の大学教育”論。
中国の皇帝たちが、不老不死を願って飲んでいた毒とは?美容外科で使われる「ボトックス」は世界最強の毒から開発された。一酸化炭素中毒はなぜ起こる。覚醒剤は生薬「麻黄」の研究過程から生まれた…化学と歴史のぞくぞく話。
「サステナビリティと成長を両立させないと企業は生き残れない」と説く柳井正氏、「いまの人びとは自らの感覚で情報を得ようとせず、与えられた情報の処理に偏重している」と洞察する養老孟司氏、「『夜の街』の人びとの『経済的自由』が蔑ろにされている」と鋭く批判する谷口功一氏…。パンデミック、大国間競争の本格化、地球環境問題の深刻化など、人類は大きな曲がり角、いわば「転形期」の只中にいる。単なる過渡期というだけにとどまらず、矛盾や対立も併存する緊張状態にあるといえよう。この局面を乗り越えるための視座とビジョンを、各界の識者が提示する。
100年前にアインシュタインによって予言された重力波が、2016年に直接観測された。天文学のめざましい進歩は、神秘のベールに包まれた宇宙の謎を次々と解きつつあるのだ!本書は、宇宙論の第一人者である佐藤先生が、太陽系や星のなりたちといった基本から、ビッグバン理論やインフレーション理論などの最新宇宙論までを図解付きでやさしく説明。宇宙研究の最前線を手軽に体感できる一冊。
四谷のしんみち通りにある「めぐみ食堂」は、元人気占い師の女将・恵が切り盛りするおでん居酒屋だ。初来店した大学生の鷲見毅は、めぐみ食堂が婚活のパワースポットだと知り、父親の敦を連れてくる。一方、近所にオープンした「占い居酒屋ゑんむすび」のタロット占い師は、恵の若い頃の知り合いで…。鯛のあら炊き、菜の花とハマグリのクリーム煮、塩レバーなど、新メニューも満載の人気シリーズ第8弾!文庫書き下ろし。
メディアアーティスト、筑波大学准教授、ベンチャー企業の代表など多彩に活躍する著者。時代の先端を行く著者の思考の源は、実は読書で培われたという。それは、読んだ内容を血肉にするための「忘れる読書」だ。デジタル時代に「持続可能な教養」を身につけるために必要なのは読書だと、著者は断言する。本書では、古典から哲学、経済書、理工書、文学に至るまで、著者の思考を形作った書籍を多数紹介し、その内容や読み解き方を詳説。著者独自の読書法はもちろん、本の読み解きを通して現代社会を生き抜く思考法までが学べる、知的興奮に溢れる一冊。
きょうのそらのくもは、どんなくもでしょう。そらをながめて、なんというくもかしらべてみましょう。
許嫁を拒絶して大奥に入ったお利久は、出世を志すが…「ひのえうまの女」(永井紗耶子)、店を継がせるために、幼い頃に養子に出された兄が呼び戻されるが、妹は彼を偽者だと言い出し…「鬼は外」(宮部みゆき)、摺師の安次郎が手掛けた錦絵が評判を呼ぶ中、絵の題材となった娘に会わせてほしいという武士が訪れてきて…「ぼかしずり」(梶よう子)など、江戸で働く人々の哀歓を描いた時代小説アンソロジー。