ヘビがレストランをひらきました。ヘビにはてがないのに、どうやってりょうりをするのかというと…?うたって、おどって、わらってつくる、ふしぎなお店のおかしな料理。4〜5歳から。
やってできないことがあるものかー。松下幸之助も「お師匠さん」と敬意を表したクボタ創業者。その不撓不屈の精神と事業経営の軌跡。練達の経営史家が広範な歴史資料を基にして、叩き上げの企業家の実像を紐解く!
遊園地に残されたカメラ、撮影現場から失踪した斬られ役、喫茶コーナーで倒れた記憶喪失の男ーわずかな手がかりから人生の謎を解き明かし、ねじれた過去を修復するのが思い出探偵社の仕事。京都府警の刑事だった実相浩二郎、元看護師の一ノ瀬由美、かつて両親を惨殺され心に傷を抱える橘佳菜子に、新メンバーを加えた探偵社の面々が繰り広げるハートフル・ミステリ第二弾。
年を取ると、今まで当たり前のようにできたことも次第に難しくなるー。その“喪失感”を埋めるように、自分の身近なものに執着して捨てられない高齢者が増えています。本書は、本当に大切なことに老後のエネルギーを注ぐための「心・身・物」の整理術と、それを通じた“軽やかな”ライフスタイルを精神科医が提言します。
著者の古代史は、大胆な推理、緻密な分析、ユニークな視点が特徴で、多くのファンに親しまれている。本書は、古代史の入門者に向けて、著者独自の謎解きのノウハウを余すところなく解説した1冊。「『日本書紀』は何のために書かれたのか?」「表裏一体だった神と鬼」「謎がないと信じられている時代に謎がある」など、興味が尽きない話題を通覧する古代史エッセイ。
「ミスター・トイレ」と称される著者。シンガポールの社会起業家であり、WTOの創設者のミッションは、「トイレをステータスシンボルにすること」。トイレは最も安く効果的な予防薬と言われる一方、インドでは携帯電話の数がトイレよりも多く、トイレ不足が伝染病やレイプの原因になっている。著者は「笑い」でこうした世界を変えようと呼びかける。著者のユニークな社会変革を追い、世界各国の「ウンコ情勢」や国連での「世界トイレの日」制定までのドラマを紹介。
人間のからだは、病み、老い、やがては土に帰っていく「土の器」。しかしその器に健やかな心を盛ることができるなら、それは朽ちることのない「宝」となるー医師と患者が、共に人間としての誇りをもって心を通わせあう医療を提唱・実践してきた著者。長年にわたる患者との対話、人間の生と死をみつめてきた時間を通しての深い思索を、わかりやすい言葉でやさしく語りかけた珠玉の随想集。
キャリア豊富な国際派弁護士が、ものの見方、考え方を解説。現場感覚が培った貴重なノウハウをあますところなく開示する。きわめて少数の人だけで体得している、決定的な能力とは何か?メモのとり方、他者との接し方…実社会はマニュアルとは無縁である。経験に裏打ちされた思考だけが実生活の役に立つ。本書のスキルはあらゆるビジネスに通じる!
聖徳太子の隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争…。激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者が、日本文明とシナ文明の一五〇〇年にわたる歴史と交流を繙き、“両国のあるべき関係”を説く渾身の論考。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。
マーケティング発想へ切り替えることで「売らなくても儲かる」仕組みの作り方を詳説。ネスレ、マクドナルド、ジャパネットたかた…売らないことでV字回復を遂げた企業の意外な戦略とは?身近な具体例からゲーム理論、ブルーオーシャン戦略などの基本を学べる入門書。
アメリカSFホラー小説の巨匠、H.P.ラヴクラフト。彼の描いた小説世界は「コズミック・ホラー」とよばれ、彼の死後、友人たちによって体系化、発表される。これが「クトゥルフ神話」である。本書は、現在も多くの作家たちの手によって広がりを続ける「クトゥルフ神話」の世界を解説した入門書。宇宙からやってきた邪神たちがもたらす狂気と混沌の世界が存分に味わえる一冊。
古代から太陽と並んで身近な存在だった月。人類が初めて月に降り立ってからも約半世紀たった。しかし、最も近い天体にもかかわらず、未解明な部分も多く、月の内部の構造や地球との関係、誕生の秘密など、謎は尽きない。本書は、最新研究を紹介しつつ、こうした謎の解明に迫ろうというもの。現在、月への有人飛行も計画されており、今後ますます月から目が離せなくなるだろう。
文禄・慶長の役ー。日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人である金宦。日本軍が破竹の進撃を続ける中、他国を侵す戦いに疑問を抱き始めていた嘉兵衛と、都を落ちのびて咸鏡道にきていた王子を守る金宦があいまみえる。嘉兵衛と金宦、二人の人生が交錯する時、戦場に奇跡が…。日本と朝鮮、戦う男たちの間に何があったのか。著者渾身の戦国大河小説。
あなたの健康を支える究極の食べ物たち。身体へのメリットから世界の食文化、まだまだ秘められた可能性まで。4人の発酵の第一人者が、体へのメリットから世界の発酵文化までを存分に語る。
コロナショックにより、経済や国際関係、人々の価値観はどのように変質したのか。『シン・ニホン』などの著者である安宅和人氏は、これからのマクロなトレンドを示すキーワードとして「開疎化」を挙げ、解剖学者の養老孟司氏は「ウイルスの心配より、健康で長生きしてもやることがないことのほうが問題」と述べる。経済学者のダロン・アセモグル氏はアメリカで最大の被害が出たことから、かの国の歪みについて解説し、SF小説『三体』の著者である劉慈欣氏は中国人の国民感情を語る。各界の第一人者がウィズコロナの世界を読み解く、傑出した論考15編。
「何か質問は?」-教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街中に溢れる「アアしましょう、コウしてはいけません」という放送・看板etc.なぜ、この国の人々は、個人同士が正面から向き合う「対話」を避けるのか?そしてかくも無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?著者は、日本的思いやり・優しさこそが、「対話」を妨げていると指摘。誰からも言葉を奪うことのない、風通しよい社会の実現を願って、現代日本の精神風土の「根」に迫った一冊である。
「冒険は老年の特権」「一人の人間としてやるべきこと」「会った人間の数だけ賢くなる」「みごとな身辺整理」「魂は中年に成熟する」「不自由には按配を」「私の道楽」-。本書は、著者のエッセイ集の中から、50代以降の人生を豊かに自分らしく生きるヒントを集めた箴言集。“年を取るほどに人生をおもしろくする知恵”“晩年を美しく生きる知恵”“深く愛し愛される知恵”など、自信と希望が湧いてくる一冊!