『美女と野獣』に続く、ラヴ・ファンタジー・アニメが『アラジン』。日本語吹き替え版なので、ムードはチト落ちるが、台詞の一言一言まで理解できるのでやはり有り難い。ランプの精のとぼけたキャラクター、宝田明の悪役ジャーファーのはまり具合などおもしろい。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
“革命的”ともいえるマシュー・ボーンの「白鳥の湖」の音楽の種明かしである。大胆な曲順の変更や入れ替えがいたるところにあり、その“特異さ”にあらためて驚かされる。しかし演奏は意外に精確で流麗。独創的な振り付けを支える謎解きがここにある。
ウォルト・ディズニーの新作アニメ「美女と野獣」のサントラ。(15)以外は日本語((10)〜(14)インスト)なので子どもたちにも楽しめる。アラン・メンケンの音楽にはディズニー映画の良き伝統が息づいている。アカデミー最優秀オリジナル作曲賞、(15)は主題歌賞受賞。
グリーグ、ムソルグスキー、それにビゼーの「アルルの女」と、それぞれの代表作といえる組曲を中心としたCD。ムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」より「モスクワ川の夜明け」も。
ステレオ初期の黄金コンビ、ライナー&シカゴ響の名演が蘇る。ラヴェル編曲による「展覧会の絵」は、当時のシカゴ響の凄さを知るには最適の作品といえよう。
聴く人によってはディズニーの「ファンタジア」を連想しそうな、お伽噺の世界に入ってゆくかのようなジュリアン・ユーのアレンジ(味付けには中国テイストも)が何と言っても話題だろう。しかしそれを精緻に再現する演奏のクオリティが評価されるべきアルバム。
東京芸術大学助教授も務めるピアニストの青柳晋が「展覧会の絵」を録音した。ロシア的な泥臭さはあまり感じられず、ときおり聴かれる繊細なタッチが印象に残る。その意味で、後半のラヴェルの作品の方が彼に合っているといえるだろう。
最高の音で楽しむために!