夏川りみのアルバムは10組の極上のデュエット・コラボ。BEGINや古謝美佐子といった十八番のデュエットはもちろんのこと、今回の新発見はゴスペラーズの黒沢薫とのコラボ。R&Bテイストの夏川のヴォーカルは一聴の価値がある。Kiroroとは同窓会風で微笑ましい。★
ゲーム、TVアニメと人気のボーイズ・ラブ・ストーリーのWEBラジオ『好きしょ!ラジオ』がCD化。本編ドラマのダイジェストや、リスナーからのリクエスト「愛のささやき」などちょっと過激なトークが楽しめる。
現在の英国を代表するシンガー・ソングライター、デヴィッド・グレイの通算6枚目となるアルバム。よく練られたアレンジを施されたサウンドをバックに、美しいメロディの楽曲を微かに愁いを湛えた声で丹念に歌い、好感が持てる。長く付き合える一枚。
ボテボテしたドラムにのって「ディスコ・イン・ヒロミ!」なんつって、故糸居五郎のDJで始まる76年度作品。当時は画期的なアイデアだったのか? 当時のディスコ・ビートって(7)や(10)みたいなモノだったような気も。(10)は完成度の高いポップスだと思う。
2004年冬発売の恋愛アドベンチャー・ゲームのPS2版続編のサウンドトラック。ゲームのオープニング、エンディング・テーマに加え、BGMも完全収録。前作のファンはチェックだ。
《青春歌年鑑》シリーズの73年編。今ほど細分化されておらず、日本中でヒット曲を共有していた時代の名曲がレーベルの枠を超えて収録。この時代に青春を送った人には懐かしい楽曲がずらり。
プラハ出身のムラーツ、ズボリルとトリオを組み、当地のストリングス・カルテットとも呼応しあうような共演が実現した1年半ぶりの必聴作。大国の思惑に翻弄され、今なお複雑な紛争に囲まれる東欧の小国から発せられた、ピュアで力強く重く響くプレイは心にしみた。★
サウンドトラック、オープニング、エンディングの各楽曲に、『The Soultaker〜魂狩』のマスコット・キャラクター、小麦のトークを満載したファン感涙のオリジナル企画作品。
日本の伝統楽器“Koto”に着目したユニークなシンガー・ソングライターのデビュー・アルバム。Kotoによる弾き語りスタイルで、雅やかな音色とポップ感の融合が心地良いヒーリング・ミュージック的サウンドが楽しめる。
2年連続FUJI ROCK出演、待望のオリジナル・アルバム発売と、再びシーンのど真ん中に躍り出たソウル・フラワー・ユニオンのキューン時代後期のベスト盤。ライヴの重要曲満載の美味しい1枚。
「あこがれ/愛」の大ヒットから25年、ジョージ・ウィンストンの故郷であるモンタナをテーマに綴った、原点回帰的な内容による5年ぶりのアルバム。“モンタナ3部作”の完結編ともいえる記念碑的作品だ。
前作にも収録されていた弾き語りスタイルをメインにした本作は、増した静謐さが彼独特の詩世界へとより耳を向けさせる好作品。静謐とはいえ、そこは若きポップ魔術師である彼だけに、意識を広げればステキな音色が次々と耳に。“100%オレンジ”による装丁も◎。★