絵本の翻訳、少女漫画の原作、売れないシンガーソングライター…。仕事も、音楽も、友人も、うつむきながら歩いていたら、向こうからやってきた。小さな出会いが大きな転機となることだってあるんだ。生きていく自信なんかなくても大丈夫!読めば肩の力が抜けるかもしれないLife is Goodなエッセイ集。
図書館に勤め始めてから4回目の春、児童担当として日々奮闘する犬上さんの目下の悩みは、年上の新人・高橋さんのこと。反抗的で、司書の仕事にも熱心じゃないみたい。さらに、とある事件以降、同僚・内海さんのことが気になってしかたなくてー
昭和52(1977)年、漫画家を目指していた若き日の“ぼく”こと深沢は、水木プロの住み込みアシスタントとして採用された。大の改築好きだったエピソードやつげ義春、赤瀬川原平、南伸坊など後の著名人との親交、怒涛のバリ・ヨーロッパ旅行、「鬼太郎」を始めとする妖怪ブーム到来秘話など、近くにいた“ぼく”に見せた水木サンのやさしさ、意外な一面とは?文庫版用に書き下ろし&書籍未収録原稿を収録。秘蔵エピソード満載!
過熱する中学受験の受験者(首都圏)が、2023年には5万2600人(私立+国立)に上った。少子高齢化が進む日本において、異常な盛り上がりを見せており、“受験沼”にハマる家庭が増えている。本書は、指導歴30年を数えるベテラン塾講師が、「最強」と「最凶」の中学受験のあり方を、塾・学校関係者の証言を交えて解説するもの。「なぜ今受験にハマる親が増えているのか?」「最凶となる塾選びとは」「第一志望に合格すれば成功なのか?」などー。コロナ禍を経て様変わりする中学受験の最前線を解説するとともに、初期段階から入試本番までを詳解することで、「理想の中学受験」の在り方を提唱する。
「ときめきのない道中なんです」その一言から始まった二人の物語は188日間つづいた…。みゆきやユーミン、明菜が街に流れていた80年代初頭。ぼくは医学部の4年生、彼女は1年目の研修医。現役の医師が匿名で描く、秘められた恋の顛末!!
どこのおうちにもこんな王さまがひとりいるんですって。わがままでくいしんぼう、あそぶのが大すきな王さまの話がいっぱい。ぼくは王さまコレクション。よんでもらうなら3〜4さいくらいから、じぶんでよむなら6〜7さいくらいから。
1969年名古屋大学医学部入学、学園紛争の嵐のなか、まぎれのない青春の時をぼくたちは過ごした。ふりかえれば、あやしげなこと、恥ずかしいこと、すべては若さとともにあった…。愛車“ダル馬”に乗って駆け抜けた疾風怒涛の青春記。
ぼくら4人は日本一暑い街、熊谷で育ち、高2になった。中1で出会ってから4年が経っていた。それぞれの焦燥を抱えながら、池井、高島、山吉、ぼくは未だにこの街にいる。だが、ただ続くだけだった生ぬるい日常は、ある人の死と暴力団の抗争をきっかけに大きく変わり始めた。(第64回群像新人文学賞受賞)
大地震のあった翌朝、友樹はじっと天井を見つめている。電気もガスも水道も使えない。食べ物もない。ぜんぶ夢だったらいいのに!-災害は、前ぶれもなくやってくる。この本が、誰かの力になりますように。
自分がそこにいて、時間を過ごし、そこでしか会えなかった人と出会った。その一つひとつの場所が、しっかりと私の記憶に焼き付いているー。人とのつながりが希薄になり、心の奥底の拠り所を見失いがちな今だからこそ読みたい、自伝エッセイ。