ユダヤ人少年ガブリエルとアラブ人少年ハミッド。イスラエルにくらす子どもたちの友情物語。
著者は、新しい記録映画の撮影直前に脳梗塞で倒れた。もどかしい療養の日々に、半生の記憶を呼び起す。新潟の少年時代、足尾鉱毒事件と水俣病の出会い、写真と映画で記録したハンセン病元患者、ウガンダの少年、阿賀野川の老人…みんな困難と闘って元気に生きている。人びとに支えられて、『みんなの季節』は三年かけて完成した。
ぼくがほかの11歳の男子とちがうのは、走るのが速いってことはべつにして、両親に学習障害があるという点だ。でもそれはたいしたことじゃない。ほんとうに。べつにぼくが両親の面倒を見ているわけじゃない。たがいに助け合って暮らしているだけだから。おじいちゃんはやっぱりわが家の中心だったんだって、つくづく思う。それまでおじいちゃんが占めていた空間に大きな穴がぽっかりあいたようだった。それでぼくは決意した。その穴をぼくが埋めて、おじいちゃんのように、どんな問題が起きても自分で解決しようって。
ジョー・カジミール少年の夢は、天文学者になること。月を見るのが、なによりも好きなのです。でも、まだだれにも打ち明けたことはありません。そんなジョーが、とつぜん、億万長者のあとつぎになれといわれたら…?!
たんじょうびって、なんだかうれしい。なんでかな。たんじょうびって、ぼくがうまれたひでしょ。ぼくがあかちゃんだったなんてほんとかな。ねえ、おとうさん。
柴犬マルと一茶くん。はじめましての瞬間から、かけがえのない存在になるまでの日々を綴った、ほっこりフォトエッセイ。
戦後を代表する漫画家たちの共通点ーそれは中国からの“引揚げ”だった。敗戦を境に生活は激変。わが子を守ろうと必死の親たちに手を引かれ、彼らの引揚げが始まるー。
おひさまがにしのそらにしずんでもりのみんなのめがとろ〜ん。けれど、くまのこは、「ぼくはちっともねむくない」とでかけていきました。クリス・ホートンのしずかで、うつくしいおやすみなさいの絵本。
あるひ、かいとと、まりのためにじっちゃんがかんがえたのは海の漂着物なぞときゲーム!アサガオの花さきみだれよせてはかえすめんの玉…。どうやら、このあやしい文のなかに、いろんな漂着物の名まえが、かくれているらしい!?「ぼくたち、いそはまたんていだんだ!なぞをといて、じっちゃんのはなをあかすぞ。」海岸で漂着物をさがすことを、「ビーチコーミング」と、いうんだって。海水浴とちがって一年中たのしめるし、季節によって、さまざまな漂着物がひろえるよ。みんなも、この本をもってビーチコーミングに出かけよう!めずらしいものがひろえたら、こっそりおしえてね。小学校中学年から。
あのな今日、話したいことがあるんや。それってな、うれしい気分になるんやで。
一匹の子猫の事件が教えてくれた命の重さと大切さ。そこから歩きだした人たちがいた。全国に広がったこげんたちゃんの輪。知ることから始めませんか?「Dear、こげんた」その後の歩み。