本書は、こどもたちと一緒に、読み、楽しみ、考えるためのものです。「そんなの、知らないもん」こどもたちは、よく、こんなふうに言ったりしますが、どんな時に、言うのでしょう。また、本気で言っているのでしょうか。尊敬や尊重の心について話し合い、相手への思いやりが、その中でどれだけ大きな部分をしめているか、考えてみましょう。また、おとなは、こどもたちへの思いやりを、どのように表せばいいのでしょう。そんなことを考えていきます。
1972年9月8日。札幌の同じ病院で生まれた「ぼく」蒲生栄人と「おれ」仁村拓郎。ふたりは毎日“スイッチ”を押し、ちいさな選択を繰り返して、進学、恋愛、就職、結婚と、人生の地図を描いてきたが…。40歳の男ふたりが辿った交わりそうで交わらない(!?)道筋を、昭和から平成へ移りゆく世相と絡め、巧みな筆致で紡ぎ出す。山本周五郎賞作家の珠玉作。
しっかり働ける大人になるために僕はもっと、自分のことを知らなくてはいけない。特別支援級に学ぶ8歳の男の子が本を書きました。
多くのぎせい者を出した2011年3月11日の東日本大震災。そんななかで、岩手県釜石市の小中学校の児童・生徒約3000人は、ほぼ無事でした。その背景には、群馬大学の片田敏孝教授のもと長年取り組んできた防災教育があります。「津波てんでんこ」とは、どんな教えなのでしょう。自分で自分の命を守るにはどうしたらいいのでしょう。大津波を生きぬいた釜石の子どもたちの“あきらめない心”を伝えるドキュメンタリー。
パンくんと宮沢さんは、とてもなかよし。チンパンジーと人間だけれど、心を通わすことのできる仲間です。パンくんと宮沢さんの毎日にはどんな秘密があるのでしょう?二人の毎日は楽しさ300パーセント。
あめあめ、ひまひま、ひまだからたいくつ…。だだっこライオンは、どろんこだいすき。ペラおばさんは、おおこまり。
赤塚不二夫の代表作であるギャグ漫画「天才バカボン」。没後10年にあたる2018年にTVアニメ化された「深夜!天才バカボン」をノベライズしました。「これでいいのだ」が口癖のパパや、やさしいお兄ちゃんのバカボン、目ン玉つながりのおまわりさん(!?)など、超絶個性的な人々が繰り広げるドタバタ劇を、バカボン一家の次男ハジメちゃん(1歳・天才)が読者のみなさんに愛を持ってお伝えいたします!!高学年から。
天文台の赤道儀室で「幽霊」を見たと言う早川美沙子と、ぼくら級友は夜の雑木林へ出かけた。だが「幽霊」は現れなかった。彼女は目立ちたがり屋の嘘つきだと言われ、学校で浮いてしまう。怯えながらぎこちなく微笑む彼女に、心の底から笑ってほしくてぼくはある嘘をついたー。(表題作)そっとあなたの居場所を照らしてくれる、輝く星のように優しい純愛小説集。
毎日新聞書体、新ゴ、小塚明朝、小塚ゴシックのタイプデザインディレクターが語る、文字づくりのすべて。
初期の“幸福な”作品群から『PINK』『リバーズ・エッジ』、そして「へルタースケルター」を経て、作家唯一の物語集とあの未完の作品へ。岡崎京子のすべてを大胆かつ繊細に描く伝説的名著。
ぼくらが楽しみにしていた体育祭を前に、「体育祭を中止しなければ、十人を殺す」と脅迫電話が!先生たちは、また、いたずらだと思い…。ぼくらと先生の仮装パーティーや、ひとみと英治のリレー、棒倒しの戦い。ところが、パン食い競走のパンに毒が入っている!?犯人はだれ?大爆笑&スリル満点の体育祭!つばさ文庫書きおろし、ぼくらシリーズ第14弾!!小学上級から。