イーライは生まれたばかりの子牛に“リトル・ジョー”と名づけた。イーライの夢は、リトル・ジョーを品評会に出して、一等賞のブルーリボンをとることだ。でも、品評会のあとには競りが待っている。肉牛のリトル・ジョーと別れなくてはならない…。
栄光と挫折の日々。不世出のマンガ家が遺した自伝&マンガ戦国史。
自殺をするのは、その人が弱い証拠ー。多くの人は、まるで他人ごとのようにそう語る。しかし、もし自殺者を弱者という言葉で切り捨ててしまうのであれば、なぜ私たちの国は、これほどまでに多くの弱者を生み出す社会をつくってしまったのだろう。本書の主人公は、中学二年生のときに父親を自殺で失った青年である。
ぼくのおばあちゃんはキックボクシングせかいおばあちゃんきゅうチャンピオン。トレーナーのおじいちゃんといっしょにまいにちまいにちれんしゅうです。でも、あるひおじいちゃんがびょうきになってしまって…。
「回想法」で記憶を元気に!心を豊かに!「そうそう、あったよねぇ」貧しかったけど何もかもが愛おしく、懐かしい!ちゃぶ台/御用聞き/足踏みミシン/街頭テレビ…あなたは、どんな想い出がありますか?
ある夜、夜空の星に願いをとなえたら、なんと流れ星がやってきた!?夢をかなえてくれるって、そんなこと本当に信じていいのかな…。第31回福島正実記念SF童話賞大賞作品。
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから?人生は四年ぶりに外へ!祖母のいる蓼科へ向かうと、予想を覆す状況が待っていたー。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
もしも、ぼくがサンタクロースと友達だったら、何をしよう?サンタクロースの家に行って、そりすべり大会をして…ぼくの想像はどんどんふくらみます。そして最後にぼくが考えたことは、大すきなサンタクロースを思いやること。相手の気持ちになって考えるという豊かな心をプレゼントするクリスマス絵本です。
小学生だけを襲う通り魔事件が起きた!バットでなぐられたり、ナイフで刺されたり、事件はエスカレート。犯人を捕まえるため、小学生は探偵団を結成した!そのころ、中学生の彼女の浮気調査の依頼を引きうけた貢は、思いがけないことから警察に捕まって…!?2A探偵局と、ぼくらの英治や安永も捜査に協力。犯人は意外な人物!?2A探偵局、第7弾!!小学上級から。
あの子はベッドに入ったけれど、「おやすみなさい」まで、まだまだ時間がかかります。2006年オーストラリア・ストーリータイムブック賞受賞。
ナポレオンじいちゃん、85歳(もうすぐ86歳)。前の仕事・プロボクサー、タクシー運転手。家族・最近、離婚したおばあちゃん、「ふぬけ野郎」のお父さん。特技・ボウリング、エスペラント語、腕相撲、ダンス。強くてかっこいい、大好きなぼくの「上官」。だけどこの頃ちょっと変なんだ…。スーパー祖父が10歳孫と大暴れ!?不器用すぎる家族の愛の物語。
男メンヘラ、果敢に生きる。恋に落ちるのは、いつも一瞬、そして全力ー。無気力系男子・岳文、ピュアで無謀な恋愛小説!
吉本隆明ー戦後思想史に屹立する彼の遺したことばと思想的営為は、ぼくたちになにを語りかけるのか。吉本を敬愛してやまないふたりが、自身の受けた深甚なる影響について率直に語りあう。その思想的核心に迫る対論から、自分に発して世界の問題を考える思想的態度、その原型としての吉本思想が未来にもつ。驚くべき射程の広がりが明らかになる。
「言葉って、すごいなあ」。本当に強い言葉は、人のいちばん奥底にまで届く。この本は、そんな心に響く言葉たちを、詩から、歌から、俳句から集め、言葉の味わい方・楽しみ方を指南します。詩が好きな人、詩をつくる人、詩を朗読する人はとくに必読!言葉の回路全開のねじめ先生が、パワフルに過激にスリリングに語ります。
約2,000年前の西暦79年、11歳のマーカスは、ポンペイの町にいた。少し前から、なんども町をおそう小さなゆれが気になっていたが、人々は「怪物のきげんが悪いだけ」と気にしていない。ところがある日、町のそばにそびえる、緑ゆたかなベスビオ山が、ふん火した!おそろしい状況から生還した少年の物語!
小説、紀行文、エッセイ、評伝、書評、詩、俳句。「新東京感傷散歩」でデビューして以来60年以上の文業において、作家は一途に「東京」を歩き、書いてきた。焼跡の鮮明な記憶、銀座に暮らした幼少期の思い出、佐多稲子や辻征夫の作品と人生、「千人斬」松の門三艸子…闊達なユーモアと確かな観察眼で、町とそこに生きる人々を描きだす。『東京骨灰紀行』著者の集大成。