第二次大戦後、大国の政治的思惑に翻弄されるギリシア。そのギリシアの民衆の生活に深く踏みこみ、彼らの悲しみと怒り、喜びと希望を詩情溢れる筆致で描いた紀行文学の傑作。
有名進学高校をドロップアウトし、次に通った高校でも、学校での勉強に疑問を抱いて落第した著者。ふとしたことから「熱気球をつくって空を飛ぶ」という夢に向かって、仲間とともに奮闘し始めるー一九六九年、日本で初めて熱気球の有人飛行を成功させるまでの挑戦を綴った青春の記録。
ダイナミックなスケールで描く近未来SF小説2編。「蒼きイカロスの翼」-2015年。クローン技術の進歩により、拒絶反応のない臓器移植や再生医療の研究が進められていた。4年前、息子『翼』を4歳の誕生日に亡くしたクローン技術の第一人者、如月雄馬の研究室ではある秘密の研究が行われていた。翼は生きているのか?『フライトの日』とは?「トパーズは光速を超えて」-本来死ぬ運命にあった母親や妻がそれを免れていた。その「からくり」を知った光太郎は生後7ヶ月で失った娘、優香を救うため今、時を越えて旅立った。
記憶が置き去りにされた辺境の町で、つかのま出会い別れた懐かしい人たち。過酷な自然と時を超えてなお変らぬもの。芥川賞候補作。
民間飛行家たちの苛酷な挑戦。民間航空の黎明期、飛行機に魅せられ、大空を目ざした人たち。機体の製作、飛行学校の設立、飛行競技、郷土訪問飛行、そして異国の地への親善訪問飛行と、さまざまな挑戦の1つ1つが、民間航空を飛躍させる道となった。明治から昭和初期まで、民間航空界に身を投じた飛行家たちの生涯を膨大な資料と取材で描く。
人は鳥のように飛ぶことを夢見た。日本人も例外ではない。明治から大正にかけての日本航空界のあけぼの時代を飾った、第1号を冠された11人の「事実は小説よりも奇なり」の生涯を描く。
私は九期生から二十七期生まで十八年間も日大理工学部軽飛行機班の主任教官として勤めたことになる。その前のウィングス時代も含めると、軽く三十年を超す計算になる。私は飛行機で一円の金も儲けていない。しかし、大きな財産を残したと思っている。理工学部出身の諸君のことだ。この教え子たちは、いまでも「教官」と慕ってくれているし、私の取材には喜んで協力してくれる。地方の在住者は、上京すると暇を見つけて遊びに来てくれる。これが財産でなければ、何を指して財産というのであろう
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」をイラストでわかりやすく解説。
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最新情報で定評ある民間航空ファン向け雑誌特集:ITM大阪国際空港(=伊丹):乗り入れ機材から空域・役割・歴史など考察する/コロナで加速する退役。ボーイング777、767を今こそ乗る・撮る・知る
Nゲージファンのための鉄道模型専門誌観光列車の最高峰「クルーズトレイン」をNゲージで楽しもう。
静かに、ゆったりと空をゆく飛行船。空にあこがれ、空飛ぶ船を夢想した先人たち。飛行船をめぐる、さまざまなエピソードが語られ、いつしか心は大空へ!イラスト・写真も多数収録。