元気に老後を過ごし、死ぬときは老衰に近い楽な死に方をするのが理想でしょう。そのためには若い時からの努力が必要です。ガン、心臓病、脳卒中、エイズ、糖尿病、肝炎…致命率の高い病気の本体に迫り、その予防を説く話題作。
エイズに関する優れた本が、数多く出回っているのに、何故、また新しくエイズの本かと疑問に思われるかもしれない。しかしこの本は、今までのとは全く違う、エイズの社会心理・文化的な面からの最初の本である。しかも、この方面の研究における方法論的な開拓をねらって、人類学、社会学、心理学、社会心理学、精神医学、社会福祉事業、公衆衛生、看護と多方面にわたるエイズ研究者たちによる15の未発表の原著論文を集めたものである。
ペストや天然痘など人類に黒い影を投げかけてきた、いわゆる古典的伝染病は、現代ではほぼ地上から駆逐された。しかし一方では、インフルエンザなどいまなお猛威をふるう感染症も多く、またエイズや在郷軍人病などの新しい感染症や、交通機関の発達、輸血や血液製剤、真空パックなどの文明の発達がもたらす感染症、菌の抗体などで姿を変えた感染症が人間をおびやかしている。本書は、古典的伝染病の現在から、「輸入感染症」や「日和見感染症」など、感染症の今日的問題を幅広い視点から紹介する。
第2次石油ショックの1978年(昭和53年)から、ニューリーダー時代、竹下内閣発足の1987年(昭和62年)までの「この10年間」の「世相語年鑑」を集約した。各年の本文は、原則として政治、国際、経済、科学技術、事件、風俗、若者、女性、サラリーマン、スポーツの10分類によって細説した。
本書は3つの社会問題を扱っている。エイズ、麻薬、そして、人工受精や安楽死などで話題となっている、生命操作の問題である。本書は、これらの主題を今日の社会問題としてとらえ、その諸相と意味するところを述べたものである。と同時に、それに関連する事実、事件、解説や論説を、質と内容の点で読むに値する英文から採り、その訳および語注を加えて紹介するものである。
ビタミンCは〈免疫増強〉〈抗ウイルス〉〈有害な活性酵素捕捉〉〈インターフェロン産生〉に強力な効果がある。ところが、ほとんどの動物は自分の体内でのビタミンCを合成できるのに、人間は進化の過程でこの機能を失ってしまった。〈不完全な生命体〉である人間、ここをエイズ、ガンが襲うのだ。ビタミンCの大量摂取は体内の〈自然癒力〉を強化し、難病を克服する革命的方法である。
〈死に至る病い〉に感染した、仏女性ジャーナリストの沈痛な叫び。世界14ヵ国で緊急出版。
エイズ対策のバイブルに続編。今世紀最大の危機感をもって最近2年間の新資料と研究を結集したエイズ新ガイドライン。
英国初の専任エイズ研究者ジョナサン博士がQ&A形式で中学生、高校生にもわかりやすく解説!
いわれなき輸血感染。-医師は宣告をどう受けとめたか、以後、彼の生き方はどう変わったのか-。凄絶な心理的葛藤を赤裸々につづった衝撃の書。スウェーデンで反響をよんだ問題作。
青少年をエイズ感染から守りエイズ教育のできる教師になるために。エイズ平易に、よりよく理解させるために、ここがポイント、ひきつけるコツなどを具体的に示した指導書。
「救急車を呼びたい。救急車を呼びたい!」。友代は心の中で叫んでいた。万一のときに困るから、とやってきたこの救急病院で、その万一が発生したというのに、医者がこない、医者がいないのだ。娘治美は、手足をググッとそり返らせると、そのまま動かなくなってしまった。-医の心を忘れた“怪物病院”に立ち向かう両親の慟哭を描いた「空白の時刻」。死を受け容れた者だけがみせる深い悲しみ。血友病エイズ患者の“明日のいのち”を想い、厚生行政に怒りを叩きつける「血友病エイズ裁判」ほか、事件でつづる患者と家族の人生模様。
tRNA、rRNA、mRNAか関与するタンパク質合成系の研究がRNA学の第一の隆盛期ならば、現在のスプライシング、自己スプライシング、リボヌクレアーゼP、ウイロイドやウイルソイドの自己切断するRNAの研究はRNA学の第二の隆盛期といえる。1989年10月、アメリカのコロラド大学のチェックとエール大学のアルトマンは、RNA触媒の発見の業績により1989年度ノーベル化学賞を受賞した。これを機会に、RNA学の新しい展開に一層のはずみがかかるものと思われる。