エイズが猖厥をきわめている。その感染者は、世界で1200万人ともいわれ、日本でも1万人に迫る勢いで増えている。初の発病者発見が1979年-以来、たった十数年でこの現状なのだ。「朝に紅顔あって、夕に白骨」という命のはかなさを思い知らせてくれるエイズとは何なのか?最新のデータをもとにエイズウイルスの謎を解明し、ほかならぬ人間の生と死を問い直す。
この本は、ティーンの疑問、質問に答えながら、エイズとはどんな病気か、ウイルスに感染した人や発病した人の人権の問題、エイズ以外のSTD(性感染症)の知識も伝えます。
風邪やインフルエンザに似た発熱、強い疲労感や起き上がれないほどの倦怠(けんたい)感、筋肉痛が元気な人を突然襲う。慢性疲労症候群(CFS)とは何か。付録・日米診断基準。
新・恋愛作法BOOK。予防から対策まで、これだけあれば大丈夫。
人類を滅亡に導く恐怖の病原体エイズ。そのウイルスは米国防総省の実験室(フォート・デトリックの550番建物)で密かに製造されていた。
西欧の文化=権力が病い=病者におしつけてきた不健康な表象を批判し、自らの癌体験をもとに病いそのものを直視した本書は、卓抜な〈病いの記号論〉であると同時に、1980年代にひそかに進行していた一つの知的活動を代表する成果。
日本初公表、全米60名のエイズ患者の素顔と真実の言葉。ビリー・ハワード撮影による60余点の写真が、ここに一挙に掲載され、せまりくる死をみつめる人々の魂の圧倒的な力が、感動的なまでに描きだされました。本書は、現代を綴る、永遠に残る記録なのです。
エイズはもはや、個人レベルのみで語れる問題ではない。すでに企業や教育の場での取り組み方がクローズアップされている。本書は、エイズとはどういう病気なのか、研究はどこまで進んでいるのかを追跡しながら、社会が今後とるべき道を示す。
調査結果は驚くべきものだった。過去1年間に配偶者や特定の恋人をもつ人のうち、13%が平均2.4人の不特定パートナーとセックスをし(20代前半の女性が最も顕著)、しかもコンドーム常用率25%とかなり低いというのだ。日本での爆発をくいとめるために残された時間は決して多くはない。このままでは、日本でもエイズ感染が爆発する。