エイズ。これは新たな病なのか、それとも古くからの病なのか。どのようにして、現代のこのもっとも恐るべき世界的流行ははじまったのか。原因となるウイルスはどこからやって来て、そして、なぜ今日、このような疫病が問題になるのか。近代医学の成果はつねに望ましい結果をもたらしているのか。はじめて一冊の本がこれらの問いかけに答えウイルス学、感染学、免疫学の最新の発見を総括する。
同じ病気に二度と罹らなくする免疫システム。いまだに謎が残るエイズの感染から発症までの変化。ガンにおいて一番怖いといわれる転移。さまざまな種の形を生み出した生物の形態進化。これら直接観察することが不可能な現象や、とてつもなく長い年月のかかる生命現象を、パソコン画面に実際に映し出し、その本質を目で見て探っていこうというのが本書のねらいです。
突然変異を繰り返す新型ウイルスを駆逐せよ。コンピュータウイルスの最前線現場を日本唯一の専門組織(大学生中心)が臨場感いっぱいに徹底レポート。
最近急激に広まりつつある急進的な性教育や短絡的な「コンドーム教育」と、伝統的な純潔教育のはざまでとまどっている親や教師に、生命尊重の視点に基づく日本独自の第三の性教育を提唱する。
自分の生命と性、相手の生命と性、そして生まれてくる子どもの生命を大切にする新しい“生命と性を尊重する教育”を提案する。
世界の法廷・病院・企業・行政などで交わされてきた多様な議論を総点検。最新の資料をもとに、エイズの時代を生き抜く企業・社会のありかたを追求する。
六月吉日。東京ベイエリアのホテル結婚式場に乱入した暴漢が刺殺され、ナイフを手に立ちつくす花嫁姿の原田萌子が逮捕された。犯行は一目瞭然だったが、探偵雷門京一郎は花嫁の父信雄に向かって高らかに宣言した。「誰を真犯人にお望みなんです?」雷門こそは、巨額の報酬で依頼どおりの人物を犯人に仕立て上げる探偵だった。しかし、名指された犯人候補は殺され、事件は急転した…。逆転につぐ逆転の大ドンデン返しで、前代未聞の名探偵の活躍を描く、異色の本格推理誕生。
突如として出現し、燎原の火のように広がった病気-梅毒そしてエイズ。数多くの患者と深刻な被害を出しながら、“タブー”とされる性病。この病気は、売春と切り離して考えることはできない。日本近現代の売春と性病の歩んだ跡を時代を追いながら探究し、売春取締りと性病予防の歴史をたどることによって、新しい病気“エイズ”の時代を生きるわれわれの進むべき道を探る。
アメリカの同性愛者から当初、発見され、世界を震撼させた後、サブサハラや南東アジアや開発途上国の人々を襲ったエイズ禍。今日、科学による解明が進む一方、社会的な取り組みが問われている。戦乱や貧困、麻薬・売春などによって助長されるウイルス感染と、人類はどのように向き合い、克服していかなければならないのか。はからずも浮き彫りにされた「生と死」の問題を背負いながら、エイズ問題と対峙する現代社会の実相を最新データとともに映し出す。
輸入血液製剤でHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染、エイズを発症した石田吉明さん。彼のたたかいを中心に、エイズをめぐる日本の差別状況を問う注目の書。