ジェンダー、セクシュアリティの現在を問う画期的アンソロジー!映画に描かれたレズビアン・ゲイ・クィア・イメージを読み解く。
本書は性的少数者の視点から試みられた新しい神学であり、伝統的な三位一体論の枠組みを大胆に読み替えて「クィア」なものとしての福音の本質を鮮明に打ち出している。現代人の信仰と神学への格好の入門書。
「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み。クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ創刊。
ジェンダーやセクシュアリティの規範性やカテゴリーの境界線を問い直す概念としての「クィア」は、LGBTブームのはるか以前から、映画文化を通じて日本に流入し、その地平を広げてきた。作品や表象のなかで、不可視化され、無視され、隠蔽されてきたものは何か。それらを「クィアなもの」としていかに再発見できるか。本書はクィアとシネマをめぐる思考と実践のアーカイヴである。
同性婚がゴールとされることで隠蔽されるものは何か。結婚制度の政治性をあぶりだし、異性愛主義的家族規範を問いなおす試み。クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ第2巻。
「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み。クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ第3巻。エイズ問題を発端として登場したクィア・スタディーズと障害学が出会い、新たにひらかれる議論とは?
「クィアの時代」に香港から届いたアジアンLGBTQ+作家による「クィア小説」17編を収録!
フィンランドの心を描くコスティアイネンのレクィエム
フィンランドのペッカ・コスティアイネンは、主に合唱音楽の作曲家として知られています。100曲を超す合唱作品は、児童合唱のための作品、宗教作品、フィンランド民族叙事詩集『カレヴァラ』にテーマを求めた作品と、大きく3つに分類され、『不滅の詩人』をはじめとする「Alba Records」の「コスティアイネン自作を指揮する」シリーズで紹介されてきました。
『レクィエム』は、ユヴァスキュラ教区とユヴァスキュラ・シンフォニア(シンフォニア・フィンランディア)の共同委嘱により作曲された作品です。「主よ、永遠の安息を彼らに与え」「あなたに賛歌が捧げられ」「キリエ」「涙の日」「主イエス・キリスト」「賛美の生贄と祈り」「聖なるかな」「慈悲深き主、イエスよ」「神の子羊」「永遠の光」「楽園へ」。「平安、慈悲、光、愛」を清冽、抒情、輝かしい音楽に表すため、「涙の日」をのぞき、「怒りの日」のように来世を暗く描いた章が省略されています。
ユヴァスキュラ・シンフォニアの首席指揮者ヴィッレ・マトヴェイェフ[1986-]は、チェロ協奏曲や『アド・アストラ』などの作曲家としても知られます。トゥルク音楽祭の芸術監督。2020年からサヴォンリンナ・オペラ・フェスティヴァルの芸術監督に就任する予定です。(輸入元情報)
【収録情報】
● コスティアイネン:レクィエム (2016)
スヴィ・ヴァユリネン(ソプラノ)
エナ・ポングラク(メゾ・ソプラノ)
シモ・マキネン(テノール)
タパニ・プラトハン(バス)
ムシカ合唱団
ユヴァスキュラ・シンフォニア
聖ミカエル弦楽オーケストラ
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
録音時期:2016年10月30日、11月1日
録音場所:フィンランド、ミッケリ、ミカエル・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND
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ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第134集!
ブーランジェ指揮、フォーレのレクィエムがメインプロ!
ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズの第134集は、名教師としてその名を馳せたナディア・ブーランジェがニューヨーク・フィルハーモニックを指揮した1962年録音の『レクィエム』をメイン・プログラムとするフォーレの作品集。ディアパゾン誌はこのナディア・ブーランジェが指揮した1962年の演奏を、数あるフォーレのレクィエムの録音の中でも最高峰と位置付けており、フォーレ作品集の発売に伴う選曲と録音選定へのこだわり窺えます。
また、器楽、室内楽の作曲家として有名なコンポーザー=ピアニスト、ダマーズが弾いた『夜想曲第6番』、グレットリ四重奏団の『弦楽四重奏曲』、そしてデュリュフレが参加している『ピエ・イエズ』を収録しており、カップリングの充実度もかなりの高さです。(輸入元情報)
【収録情報】
フォーレ:
● レクィエム
レリ・グリスト(ソプラノ)
ドナルド・グラム(バリトン)
ヴァーノン・デ・タール(オルガン)
コラール・アート・ソサエティ
ニューヨーク・フィルハーモニック
ナディア・ブーランジェ(指揮)
録音:1962年(ライヴ)
● 夜想曲 第6番変ニ長調 Op.63
ジャン=ミシェル・ダマーズ(ピアノ)
録音:1956年
● 弦楽四重奏曲ホ短調 Op.121
クレットリ四重奏団
録音:1928年
● ピエ・イエズ(ああ、イエスよ)
マルタ・アンジェリシ(ソプラノ)
モーリス・デュリュフレ(オルガン)
サン・トゥスタッシュ管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
録音:1951年
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フックス:皇帝レクィエム
オーストリア・バロックの知られざる名作!
ムジカ・フィアータ&ラ・カペラ・ドゥカーレ
ローランド・ウィルソン指揮
HMVではロング・セラーとなっていたフックスの名曲「皇帝レクィエム」に19年ぶりに新録音が登場します。今回はクレマンシック盤には収録されなかった演奏時間約24分という「ミゼレーレ」も演奏されているのがポイント。ミゼレーレ(憐れみたまえ)をテキストに用いた作品には旋律の美しいものも多いので、期待されるところです。
【フックス】
ウィーンの宮廷楽長に加え、同じくウィーンにあるシュテファン大聖堂の第1楽長も務めたオーストリア楽壇の実力者、ヨーハン・ヨーゼフ・フックス[1660-1741]は、パレストリーナを敬って自らもその道を志向した対位法の大家としても著名な存在。
その著書『古典対位法(グラドゥス・アド・パルナッスム)』は、バッハやベートーヴェンも所有していたほどで、18世紀にすでに4ヶ国語に翻訳されていたというのだから驚きます。ハプスブルクの勢力を示すものといえるかもしれません。
オーストリア・バロックの作曲家、ヨハン・ヨーゼフ・フックスは1660年に生まれています。ウィーンのショッテン教会でオルガニストを務めていた頃に、音楽にも造詣の深かった皇帝レオポルト1世の目にとまり、宮廷に招かれ、やがて宮廷音楽家となり、その後、シュテファン大聖堂の副楽長に任命、1715年には皇帝カール6世の命により宮廷楽長に就任、その4年後にはシュテファン大聖堂の楽長となっています。以後、亡くなる1741年まで四半世紀以上に渡って音楽家として最高の栄誉を得た時間を過ごすこととなり、『皇帝レクィエム』も『古典対位法』もこの時期に書かれています。
【皇帝たちのレクィエム】
シュテファン大聖堂の楽長就任から5年、大恩あるレオポルト1世の未亡人で、長年に渡って宮廷に暮らしたエレオノーレ・マグダレーネ皇太后[1655-1720]が亡くなった際、葬儀に際して書かれた作品で、よく知る未亡人のために書かれた作品ということもあってか、通常のバロック期のレクィエムのような儀式的で派手な部分が無く、故人の高貴さを偲ぶかのような合唱の美しさと、威厳ある金管からさえ深い悲しみのにじみ出るような音楽がきわめて印象的な作品となっています。
フックスにとってもよほどの自信作だったのか、この作品は、その後、ロレーヌ公[1679-1729]、オイゲン公[1663-1736]、皇帝カール6世[1685-1740]という要人たちの葬儀の際にも演奏されていました。
【演奏者】
指揮者のローランド・ウィルソンは、アメリカ出身で、ロンドンの王立音楽院で学び、ドイツを拠点に活躍中。ツィンクの名手としても有名で、またさまざまなピッチの楽器製作までおこなうほどのこだわりの人でもあります。
ウィルソンがドイツで1976年に設立した古楽器アンサンブル「ムジカ・フィアタ(フィアータ)」は、すでに設立36年という実績を持つ団体で、1992年には、声楽アンサンブル「ラ・カペラ・ドゥカーレ」を併設して拡張、現在に至っています。
ビーバーの聖母マリアの夕べの祈りや、シャイトの宗教的コンチェルト集、ローゼンミュラーのレクィエム、シュッツのシンフォニア・サクレ、ヴィヴァルディの聖母マリアの夕べの祈りのための作品集など、数々の優れた録音をおこなってきた彼らだけに、今回のフックスのレコーディングも期待されるところです。(HMV)
【収録情報】
フックス:
・死者のためのミサ曲〜皇帝レクィエム K.51-53
・4声のためのソナタ K.347
・3声のためのソナタ K.370
・モテット:リベラ・メ(我を解き放ちたまえ)K.54
・ミゼレーレ
ラ・カペラ・ドゥカーレ(声楽アンサンブル)
ムジカ・フィアタ(器楽アンサンブル)
ローランド・ウィルソン(指揮)
録音時期:2010年12月2-4日
録音場所:ケンペン、ペータース教会
録音方式:デジタル(セッション)
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料理の特徴と献立形式は、日本料理、西洋料理、中国料理、北海道の郷土料理の四編とし、特に郷土料理では、どのような歴史的背景をもって現在の北海道の郷土料理が生み出されたかを理解しやすく説明しました。調理実習の内容は主食、汁、スープ、主菜、副菜、デザート、正月料理とし、材料、分量、作り方を記述、必要に応じてmemoを加えました。本書の主なる目的は、食生活の歴史や食文化を見つめながら、現代の食のあり方を考え、実際の献立作成や調理をスムーズに行えるようにすることです。
クィアの視点から民俗学の新たな可能性を拓く。