漫画家を目指すパダは、物流倉庫でのバイトで生計を立てている。それは、「地獄のバイト」として知られる「カデギ」だった。トラックで運ばれてくる積み荷をおろす単純作業にケミカルな甘さが特徴のミックスコーヒーは必須の霊薬。6年間の「底辺労働」から見えてきた社会を「壁にあたる」「壁をくずす」のふたつの章で描きだす。『大邱の夜、ソウルの夜』に続くKGBシリーズの第二冊!2019いまの私たちの漫画賞受賞。