日本にワサビ、サンショウあればインドにカルダモンあり、フィリピンにショウガあればタイにはコブミカンあり。各国各民族それぞれに、食生活の重要な一角を担う植物がある。調理、染色、着香はもちろん、虫除け、入浴剤、装飾と用途はさらに広がる。ギリシア人の贅沢の再現から薬用資源としての可能性まで、植物成分の利用法を科学的に検証しつつ、生活に密着した香草薬草の世界を、熱帯アジアを中心に体験的につづる。
女性アナウンサーのしゃべり方にはどんなクセがあるか?若者はなぜ「それでーだからー」を多用するのか?アメリカで通じない日本人のカタカナ英語とは?国語辞書にはどんな欠陥があるか?…他。
弥生人が奏でた土笛の音色-古墳時代の女王に共通した早世理由-瓦の破片に残された職人家族の苦悩など-歴史の旅に出て、古代人と語らうひとときのロマン。
ミイラ-中国では儒教が拒否し、日本では薬効を受け入れる。それは女性のための血の道薬だった。江戸時代の医薬をストーリーでなく、ヒストリーで読むおもしろ文化史。
一般的な果実やその中の種子などを利用するフルーツやナッツ類を、次に嗜好料、香辛料・香料、油料、観賞用の順に解説したもの。各項目ごとに双子葉植物と単子葉植物とし、それぞれの科名に対する学名のアルファベット順に紹介。巻頭に用語解説、巻末に食品成分表がある。
10年前にアムステルダムで出会ったカフェの主人とかわした再会の約束。半信半疑で出かけた青山通りで見たものは…。夢とも現実ともつかない奇妙な体験を描いた表題作「コーヒー党奇談」ほか、作家生活25周年、短篇の名手が紡ぐ全12篇。
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